グーグルは、インターネット広告の効果を「ブランド認知」「広告想起」「検索上昇率」といったブランドリフト指標で効果測定できるサービスを提供している。その名も「Google広告 ブランド効果測定」。 しかも、「さすがグーグル」という洗練された仕組みで実現されており、調査会社に依頼しなくても、しかも無料で、適切なターゲットを自動的に調査でき、しかも数日で結果がわかるサービスだ。 ネット広告の効果を、CTRやCPAなどの刈り取り指標“だけ”で測るのは、おかしい 広告を見てもらうことによるブランドリフト効果があるはずだ ブランドリフト効果を活用することで、ファネルの上部にいる潜在顧客への働きかけを強化できる ――そう信じている広告業界の人(筆者を含め)にとって、このサービスの洗練された仕組みは、僥倖のはずだ。 グーグルで「Google広告 ブランド効果測定サービス」を担当する中村全信氏とユリ・ウェン
よく使う見込顧客と潜在顧客こんにちは。あっという間に9月ですね。 前回は、リスティング広告のターゲットユーザーについてご説明しました。 そこで今回は、ターゲットユーザーをより細かく分けるために『見込顧客』と『潜在顧客』について考えてみたいと思います。 見込顧客と潜在顧客についてそれではまず、見込顧客と潜在顧客はどんなものなのかをご紹介します。これらの用語はWEBだけに限らず様々なマーケティングで使用される言葉なので(特にBtoB)、今回はあくまでリスティング広告について考える場合でお話します。 見込顧客とは見込顧客について調べてみると、 購買時期が近づいているユーザーある製品を買う可能性が高い人サービスに興味のあるユーザーなどと説明されていることが多いようです。まあそんな感じだろうなということは予想できますね。では、どうして「購買時期が近」かったり、「買う可能性が高」かったり、「サービスに
質問:アクセス解析レポートに「#アンカー名」がついたURLが表示されています。ということは、「#アンカー名」がついたURLをクリックして、同一ページ内で移動した場合も、アクセス解析ツールはページビュー(PV)としてカウントするのでしょうか? 答えアクセス解析のために設置されたJavaScriptタグは、同一ページ内の#での移動では起動しないので、ページ内リンクで(スクロール)移動しても、PVとしてはカウントされません。 解説 この問題は2つに分けて考えてみましょう。 アクセス解析ツールがそもそも「#」がついたページをどう認識するのかという問題同ページ内で「#」付きの場所に移動した場合の解析ツールの挙動の2つです。 ①アクセス解析ツールがそもそも#がついたページをどう認識するのかあるページA(http://www.example.co.jp/A.html)から、別のページB(http://w
本コンテンツ消費トレンドレポートは、コンテンツの戦略、制作にかかわる企業の担当者向けに、コンテンツ戦略を成功させるためのインサイトをデータから導くサポートのために作成されたものです。 コンテンツ制作者は、読者にとって興味深く、良質なストーリーを提供することが重要ですが、同時に、人々がどこで、どんなコンテンツをどのように消費しているのかを知ることも読者を知るうえでとても重要です。本レポートは、人々がどのようにオンライン上のコンテンツを読み、視聴しているかをグローバルの視点から分析しています。 調査結果のサマリー 世界的に、日中はPCからのコンテンツ消費が多く、夜間はモバイルプラットフォーム(スマートフォン、タブレット)からのコンテンツ消費が多い 日本では、PCからのコンテンツ消費は9時から17時の日中が多く、スマートフォンからのコンテンツ消費は、昼と20時から0時までの夜間が多い スマートフ
今日は、ちょっと技術的な話を。「meta referrer」という、リンクをクリックしてページ移動するときなどにリファラをどう送るかを、ページ側で指定できるタグの実装が進んでいるのです。 グーグルはHTTPSを推奨するけれども、リファラが……グーグルは、サイトがHTTPSかどうかを順位決定の要因とするなど、HTTPSを推奨しています。 でも、自分のサイトをHTTPSにすると、自分のサイトから非HTTPS(ふつうのHTTP)のサイトへのリンクをクリックしたときに、リファラが飛ばないんですよね。 これは、RFC 2616で、「セキュア接続のページから、非セキュア接続のページに移動するときは、リファラを送出するべきではない」と定められているからです(セクション15.1.3)。 とはいえ、Web担のようなメディアでは、「Web担のページから、うちのサイトにけっこう来る人いるんですよ」という反応も大
今日は、SEOとアクセス解析とに関係するグーグルの動きについて解説します。なんと、アクセス解析でユーザーの検索キーワードを詳しく調べられなくなっていくかもしれないのです! 検索キーワード「(not provided)」グーグルは10月18日に、ウェブ検索のSSL(HTTPS)化を進めることを発表しました。具体的には、グーグルアカウントでログインしているユーザーが、グーグルのウェブ検索を行う場合、これまでのhttp(通常のページ)ではなく、SSLで通信が暗号化されるhttpsになるように、今後数週間にわたって変えていくとのことです。 これはグーグル全体のSSL化推進の動きの一部であり、暗号化されること自体は良いことなのですが、Web担当者にとってはちょっとした問題になる可能性があります。 というのも、グーグルの検索結果ページがSSL化されると、ユーザーがどんな検索キーワードで検索してサイトに
トイレの個室の数は、社員の数に対してどう決まっているのか、法律を調べてみました。今日は、ちょっとWebのネタから離れて、オフィス環境の話ですが、たまにはいいですよね。 御社のオフィスでは、社員何人に1つぐらい、トイレの個室がありますか? いつも人が入っていて困ったりしませんか? インプレスが市ヶ谷から神保町に移ったのが2014年11月、その後1月にグループ会社の山と渓谷社やリットーミュージックの人も神保町に移って来て、みんなが同じフロアになりました。 で、困ったことが。トイレの個室がいつも空いていないのです。特に昼食後は、それが顕著に。 どうにも困るので、「トイレの個室の数と社員の数の関係」に関する法律(というか決まり)がないか、調べてみました。すると、あったんですよ。 事務所衛生基準規則労働安全衛生法に基づく省令ですね。 これは、事務所(建築物またはその一部で、事務作業に従事する労働者が
カスタマージャーニーマップを使う3つのメリット顧客体験の分析にカスタマージャーニーマップを使うメリットとして、次の3つが挙げられます。 視野が広がるWeb担当者が考える施策は、PCやモバイルなどの媒体に視線が向きがちです。しかし、顧客の行動文脈から施策を考えるようにすると、もっと広い視野で施策を検討できるようになります。PCやモバイルだけにとどまらないリアルとの連携や、普段はあまり思いつかないような施策の立案が可能になります。 複雑なデータが直感的に把握できる顧客の体験は、「目的」「行動」「タッチポイント」「思考・感情」など、さまざまな要素の集合として構成されています。これらのすべてを把握することは非常に困難ですが、カスタマージャーニーマップを活用することで全体を見渡せるシンプルな形に整理できます。 施策立案が考えやすくなるカスタマージャーニーマップは、顧客の体験の中でも特に「行動と媒体」
LINEについて四家氏は、石原氏の「連絡のための必須手段」というキーワードを紹介する。「LINEの基本機能であるメッセージと電話を使いこなしているという印象。学校の連絡網としても使われており、LINEをやっていないことで自分だけ連絡もれするもあったというお母さんもいた」と石原氏は話す。 辰巳氏は「きめ細かいグルーピング」というキーワードを示し、「シニア女性が、娘と自分のグループ、娘の友人も含めたグループ、息子と嫁を含めたグループなどを使い分け、日常の生活のなかで駆使してきめ細かなグルーピングを使いこなしている」と説明する。 一方で、平田氏は「怖い」というキーワードを示す。 LINEの便利さやすばらしさも語られたが、一方でLINEに対する違和感が若年層とシニア層の両方から出てきている。子供にはスマートフォンを買い与えたくはないのに、部活動の連絡網のためにLINEに入るように同調圧力をかけられ
今日は、Twitterが本格的に展開を進めている「Twitter Cards(ツイッターカード)」を表示するための、サイトの変更方法を解説します。Facebookでシェアされたときの表示を指定する「OGP」を設定しているサイトなら、10分で完了するような内容です。 2012-09-06: 申請後しばらくしたら、自分のアカウントでカードが表示されるようになり、Web担のサイトのURLでカードが表示されるようになりました。 Twitter Cards(カード)とは?Twitter Cardとは、Twitterが進めているツイート表示のリッチ化の仕組みのこと。ツイート内にURLが含まれている場合に、ツイートの詳細表示でそのページのタイトルや概要、アイコン写真などを表示するものです。 このカード表示は6月にスタートしたのですが、まだすべてのTwitterアカウントで有効になっているわけではなく、カ
サイトに訪問した「見込み顧客」に再訪問を促すあなたの担当する自社サイトのコンバージョン率(CVR)はどのくらいだろうか? これはアクセス解析ツールで確認が可能だ。もちろん、どんな目標を設定にしているかによってその割合は異なるだろうが、多くの場合は数%程度だと考えられる。つまり、サイトに訪問した90%以上のユーザーは、コンバージョンとなる行動を起こさずに、サイトから離脱している。全く関心がなければ、ユーザーはわざわざサイトに訪れたりしない。よほど強引に集客したというのでもない限り、自らサイトに訪れた時点で、そのユーザーは有力な見込み顧客であると見なせるだろう。 また、自社サイトを訪問するユーザーは、コンバージョンするまでに何回訪問しているだろうか? こちらもアクセス解析ツールで把握できるが、すべてのユーザーが1回でコンバージョンしているわけではないはずだ。ユーザーがほかの製品やサービスとの比
UXという言葉自体は、認知科学者のドン・ノーマンがユーザーエクスペリエンスデザインラボを設立したことから広まりました。当時アップルに在籍していたドン・ノーマンは、問題に対して個別の部門で取り組んでも解決できないと考えたんですね。 たとえば、ユーザーがプロダクトの使い方を間違えた場合、それがプロダクトデザイナーの責任なのか、ソフトウェアデザイナーの責任なのか、マニュアルを作る人の問題なのか、マーケティングの人の課題なのか、セールスの人の課題なのか、たらいまわしになりがちです。そこでドン・ノーマンは、各部門のヘッドを集めた横断組織として、ユーザーエクスペリエンスラボという、ユーザー体験についての問題を解決するためのタスクフォースを立ち上げました。 こうした話から、確かにユーザー体験は個別の部門ではなく、横断的に取り組まなければいけないという認識を持ちました。それが1998年ぐらいだったと思いま
今日は、サイトにツイート一覧を貼り付けている人向けのお知らせです。というのも、Twitterが提供しているツイート一覧をサイトに掲載する仕組みが3月には使えなくなってしまうのです。 Twitterは、標準のサイト貼り付け用ツイート一覧ボックス(「Join the conversation」と表示されるやつ、ウィジェット)の提供を近いうちに終了することを発表しました(代替手段については後述)。 「 "Join the conversation” ウィジェット」提供終了のお知らせ(Twitterブログ) Twitterの新しいAPI(プログラムによるツイートデータ取得の仕組み)への移行によるものです。この「Join the conversation」ウィジェットは古いAPIを使っているため、新APIへの切り替えにともなって使えなくなるのです。 正式な提供終了時期は確定していませんが、完全に終了
Web・モバイルインテグレーション事業のIMJは、スマートフォンメーカー(6社)、パソコンメーカー(6社)、白モノ家電メーカー(5社)、家電量販店(8社)の4業界の利用者に行った、「第1回 NPS業界ベンチマーク調査」の結果を1月16日に発表した。調査期間は2012年9月24日~9月26日、全国の20~59歳男女を対象にインターネット調査を行い、有効回答数は5,290名。 同調査で用いられているNPS(Net Promoter Score)は、ロイヤルティマーケティングの権威であるフレッド・ライクヘルド氏が提唱している、顧客との関係性を測る指標。NPSは売上や成長率との高い相関性が示されており、米国企業などを中心にKPIの1つとして導入が進んでいる。 NPSの値は、「あなたが×××(企業やブランド名)を友人や同僚にすすめる可能性はどのくらいありますか?」という“究極の質問”に対する0~10
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く