酒井若菜/こぼれる こんにちは、そらまめです。 先日、酒井若菜さんの『こぼれる』を読んだので感想を書きたいと思います。 以前から酒井若菜さんのブログ『ネオン堂』を読んでいて、酒井若菜さんの書く文章のファンでした。 作家さんとしても活躍されていて、エッセイ集は読んだことがあったのですが、今回初めて処女作である小説『こぼれる』を読みました。 女優さんとしても好きですが、作家さんとしても好きだなぁと改めて思いました。 酒井若菜/こぼれる 簡単なあらすじ よくある不倫の話ではなかった ルービックキューブ 簡単なあらすじ 本屋で働く雫は、昔の恋人が芸能界で活躍するようになり、自分も芸能界にデビューしたいと本屋の店主である芳江さんに話す。 その話をたまたま聞いていた客の大介が、オーディション用の写真を撮ってくれる。 そのことがきっかけで、雫は妻子ある大介に惹かれていき不倫関係になる。 雫は次第に不倫と