「SharePoint Server 2007」の特徴の1つは,「ブログ」や「Wiki」,「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」,「RSS」といった,インターネットで流行のテクノロジを取り入れたことである。これによって,日本語変換ソフト「MS-IME」ですら,「みんなで編集した辞書をみんなで共有する」という「WikiIME」に進化する可能性が出てきた。 前回の連載「『打倒ファイル・サーバー』にマイクロソフトが費やした10年」で振り返ったように,SharePoint Serverは基本的に,社内でOfficeファイルを共有する「Office専用Webサイト構築ソフト」である。しかし,それだけではなかなか売れなかったのも事実。そこで,流行の目新しい機能を盛り込んだ--。SharePoint Server 2007のことを,そう冷めた目で見ることも可能である。しかし,それでは事の本質を
![(第4回)「Wikipedia」ならぬ「WikiIME」がやってくる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)