どうしても若く未熟なうちは、自分ができていないことに目を向けてしまいがちです。 できない自分を責めて、もっと頑張ってみても、まだ足りていないと感じてしまう。そして、いつか心が折れてしまうことも起きてしまうかもしれません。それは誰にとっても避けたい事態です。 本稿では、そうした状況から脱却するために、私の考えるアジャイル思考のマインドセットを個人の熟達に応用してみたいと思います。熟達に取り組む人にとって参考になれば幸いです。 足りないものを埋めるウォーターフォール思考 「まだまだ実力が足りていないので頑張ります」 仕事だけでなく様々なことで、自分はまだまだだと感じることがあると思います。正しく自己認識し、より向上していこうと考えるのは素晴らしいことですが、ずっと足りないものを埋めていく発想でいると苦しくなってしまう人もいるでしょう。 近くに同じ職種や似た境遇なのに自分よりも圧倒的にできる人た