『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』初期脚本、サノスが主人公の大長編だった ─ いかにして物語は変更されたか © Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ 映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)は、ジョシュ・ブローリン演じるサノスが主人公であるといっていい作品だ。アイアンマンやソー、キャプテン・アメリカ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーといった大勢のヒーローが続々と登場するが、彼らをつなぐのはサノスとインフィニティ・ストーンなのである。 しかし製作の初期段階においては、文字通りサノスを主人公とする脚本が執筆されていたという。完成版のように一大群像劇の登場人物としてサノスが登場するのではなく、物語の語り手がサノスだったというのだ。米Collider主催の上映イベントにて、ジョー・ルッソ監督が脚本の変遷について語っ