ゴジラシリーズを支えた海老名ゆかりの特撮映画美術監督、故・井上泰幸氏の功績と人となりを紹介する企画展「井上泰幸展」が、3月25日(土)から海老名市民ギャラリーで開催される。主催は地元の有志で構成される特撮美術監督井上泰幸事業実行委員会(高木明法実行委員長)で、特撮の魅力を発信し海老名の文化発展につなげたいとの思いから実施に至った。 井上泰幸氏(1922―2012年)=写真右下=は、映画『ゴジラ』(1954年)以来美術担当として円谷英二監督らの特撮作品に携わり、怪獣などのデザインや絵コンテを手掛けるなど、東宝特撮映画の黄金期を支えた人物。東宝退職後は市内上今泉にアトリエ「アルファ企画」を構え、『日本沈没』など日本の特撮映画を代表する作品のセットを制作してきた。 井上氏やアルファ企画の功績を海老名市民らに広めようと、地元の有志11人が昨年5月に実行委員会を立ち上げ、海老名で初となる企画展を考案