南オセチアにロシア編入論 ウクライナ侵攻さなか―プーチン政権「戦果」模索 2022年04月02日07時13分 ロシアのプーチン大統領(右)と南オセチアのビビロフ「大統領」=2017年11月、モスクワ郊外(AFP時事) ウクライナで東部の親ロシア派「保護」を口実にしたロシアの侵攻が続く一方、ジョージア(グルジア)北部の親ロ派支配地域、南オセチアのロシア編入論が浮上している。南オセチアのビビロフ「大統領」は3月末、編入に向けた法的手続きに入る方針を表明。プーチン政権の意を受けた発言とみられ、ウクライナ東部の親ロ派が編入を検討している動きとも関連がありそうだ。 ウクライナ情勢 ◇ジョージアに共通点 「(ロシア南部)北オセチア共和国との統合が必要だ」。旧ソ連軍出身のビビロフ氏は31日、ロシア国営テレビにこう主張。プーチン政権が勢力圏を重視する中、編入に意欲を示した。 南オセチアは、ロシアが軍事介入