この連載は書籍『まな板の上の鯉、正論を吐く』から抜粋、再編集したものです。最高裁の判決を待つ身ながらも活発に発言を続ける彼の頭の中に去来する思い。「クビにしないように採るのも企業の責任」「僕の経験上、返済できる金利の上限は5%」「今の日本は国家が借金したお金でGDPを支えている」「核武装して周囲に摩擦を生むくらいなら今のままで十分」――。その一部をご紹介します。堀江流思考のストレッチをお楽しみください。 まず“商売選び”ができていないんだと思います。「少ない資本で立ち上げられて、利益率の高い商売をやりなさい」というのが僕の提言なのですが、そこができていないことが多い。そして、できればマーケットが今後大きく拡がっていく商売をやった方がいいと言うこともあります。 この基本を押さえていればまず問題はないはずです。しかし、ベンチャー企業を立ち上げる人の多くは「このベンチャー企業そのものを成功させた