家賃補助を受けるには厳しい条件や抽選などをクリアする必要がある。その分、長期間にわたって助成を受けられるので、転居を考えている人は念頭に置いておいて損はないはずだ 写真提供:at/PIXTA 生活費の中でも大きなウェイトを占める家賃。住まいにかけるお金が今より1万円でも2万円でも安ければもう少しゆとりのある暮らしができるのに、と思っている人も少なくないだろう。特に結婚や子育てを想像すればなおさらだ。そんなときに利用したいのが家賃補助。一定の基準をクリアすることで、国や都道府県、地方自治体が家賃の一部を補助してくれる。 たとえば「特定優良賃貸住宅制度」はそのひとつ。毎年行われる収入調査で一定の基準を満たしていることや、親族と同居中など、各都道府県によって異なる条件をクリアし、さらに抽選に選ばれることで、指定の賃貸住宅に最長20年の家賃補助付きで居住できる。気になる補助額は、世帯の前年度の年