個人のプライバシーを侵害するビデオを配信したとして、Googleのエグゼクティブの刑事責任を問う裁判がイタリアのミラノで現地時間の3日に始まった。有罪となった場合、最長36カ月の懲役の可能性がある。 問題のビデオはトリノにある学校の教室で撮影されたもので、ダウン症を持つ17歳を複数の高校生がからかい、ティッシュの箱で叩くシーンなどが映っていた。2006年9月8日に、高校生グループの1人がイタリアのGoogle Videoに同ビデオをアップロードし、公開状態になっていた。 Googleは2006年11月6日から7日にかけて2件の同ビデオの削除要請を受けた。1件はユーザーから、もう1件はイタリアでインターネット関連の犯罪捜査を担う内務省からで、Googleは最初の通報から24時間以内に問題のビデオを削除した。 米国と同様、イタリアでもインターネットサービスプロバイダはアップロードされるサードパ