少年ジャンプで約4年間にわたって連載されてきた『魔人探偵脳噛ネウロ』、いよいよ最終回が近づいております。最後は3年後にスキップし、19歳に成長した弥子ちゃんが見られるもよう。 この歳月の流れ、単行本だったら今回のラストから次回のアタマへ1ページめくるだけだけど、雑誌だと読者の方も実際に発売日から発売日まで、あるていど長い時間を挟むからそのぶん妄想がいろいろ熟成されてしまいますね(笑) 3年の間にどんなことがあるのか、どんな気持ちで過ごしているのか。来週のジャンプが出るまで、それはまだスキップされていない、現在進行形の時間の積み上げであり、気持ちの積み上げです。 物語というのは基本的に時間と時間のつながり、空間と空間のつながりの何を省略して何を抽出するかで成り立つ芸術はあるけれど、連続シリーズ物においては、媒体の都合(刊行ペースとか放映ペースとか)によっては、作品のなかでスキップされた時間が