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ブックマーク / gitanez.seesaa.net (12)

  • 頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもない:DESIGN IT! w/LOVE

    と言い切ってるところが痛快です。 殻に閉じこもって内側にイメージをずーっと溜めている、それが普通の人原さんがクロッキーの訓練をはじめたのは美大を卒業して会社に入って働き始めてから数年経った20代後半だったそうです。もちろん、美大でデッサンの訓練は積んでいて「フォルムを見る目の訓練」「ちゃんと精密にものを見て、再現する技術」はそこそこにあったと言っています。 それでも「それだけじゃアイディアをぱっと表出できない」と原さんは言います。 心の内と外側の世界は、案外簡単には行き来できないんです。殻に閉じこもって、自分の内側にイメージというものをずーっと溜めている、それが普通の人なんです。 対談者の阿部さんはこの話を聞いて「技術だけではなく、外に出せないと意味がないと」と応じていますが、まさに「外に出せないと意味がない」と思います。それもスピーディーに出せないといけない瞬間が仕事をしていればいくらで

  • 「物」ではなく「リアリティー」を、「形」ではなく「アフォーダンス」をデザインする: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 これを読んで、ドキッとしました。 ドナルド・ノーマン『誰のためのデザイン?』最近ずっとヒトとモノとのインタラクション・デザインについて考えてきたわけですけど、これほどしっくりくるデザイン観に出会ったのははじめてかも。 ドナルド・ノーマンは『誰のためのデザイン?』の中で、道具はそれを使ってどのような行為を行うことができるのかがわかるようにデザインしておくこと、コンピュータによるシステムの設計もそれが何をアフォーダンスしているのかが、よく「見えるように」しておくことを提案している。一言でいえば、「物」ではなく「リアリティー」を、「形」ではなく「アフォーダンス」をデザインすべきだということである。 「物」ではなく「リアリティー」を、「形」ではなく「アフォーダンス」を。 これは

    memecy
    memecy 2007/04/27
    「アフォーダンス 新しい認知の理論」と「誰のためのデザイン?」
  • 僕たち、普段、デザインしてないんじゃない?(デザイン・プロセスのデザイン2): DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 最近、IDEOのトム・ケリーの著書『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』、『イノベーションの達人-発想する会社をつくる10の人材』を紹介しました。 2冊のを読んでIDEOの創造の手法には憧れさえ感じましたが、やっぱりお兄ちゃん(デヴィッド・ケリー)、弟以上にすごいことをさらっと言い切ってくれます。 デザインのプロセスプロセスを学習すること、注意を払うことを止めるのは不可能です。企業は、いい結果を手にしたいのなら、デザインのプロセスを理解し、改良するために努力をし続けなければならないのです。 最近、デザインについてのをいろいろ読み進めながら、デザインって何だろう?って考えているのですが、考えれば考えるほど、「僕たち、普段、デ

    memecy
    memecy 2007/04/23
    後半の5つのステップは「学習」にも使えるのではないか、と思ったのでメモブクマ
  • イノベーションの達人―発想する会社をつくる10の人材:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 IDEOのイノベーションの技法を紹介した『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』の続編。今回はイノベーションを実現する方法を、人という側面から紹介してくれています。 これがまたおもしろく、とても参考になりました。 すでに「ブレインストーミングの7つの秘訣」「サッカーチームに学ぶ5つのチームワークの鍵」「未来を切り開くスキルとしての他家受粉」「組織の勝負は個の能力ではなくバトン・パスで決まる。」などのエントリーでところどころ紹介していますが、読了したので、あらためてご紹介。 イノベーションは究極のチーム・スポーツである。すべての役割に、それぞれの分野で最高の仕事をさせれば、イノベーションを推進する前向きの力が生まれる。 このには

  • 『自由は進化する』ダニエル・C・デネット: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ダニエル・C・デネットの『自由は進化する』をようやく読み終えた。 はじめは結構、難解なだなと感じていたが、読み進めていくうちにおもしろく読めるようになった。 山形浩生の訳も慣れてくると結構読みやすい(まぁ、これに関しては「好み」はあるだろうけど)。 とにかくおすすめのだ。 なぜ、おすすめかは長くなるが、下記を読んでいただきたい。 さて、このは、山形氏が訳者解説でも簡潔に示してくれているように「自由についてのだ」。とはいえ、自由というものは、普段、僕たちが思っているほど、単純なものではない。 デネット自身は次のような言葉で、書の狙いを定義している。 人間は責任を持つ存在で、自分の運命の主導者なのだけれど、それはわれわれの質が実は魂だからだ、という人気のある考え方が

  • デザイン・プロセスにおいて知らないことを発見することの重要性:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いま読んでいる『デザイン言語2.0 インタラクションの思考法』のなかで、グラフィックデザインなどをやられている原研哉さんが書かれた「HAPTIC」という文の中に「なるほど」と感じるところがありましたので、ご紹介。 足裏で感じる石畳の情報量原さんが仕事でバリ島に行ったときのことだそうです。 原さんはバリ島の古いホテルに滞在されたそうですが、そのホテルでは広い敷地にコテージが点在していて、そのあいだには古い石畳が敷き詰められていたそうです。客は裸足で石畳の上を歩くのだそうですが、それが非常に気持ちよかったと原さんは記しています。 何十年も人がその上を歩いた結果、石畳の表面が磨り減り、それが気持ちよかったのだそうです。原さんは人が歩いて磨り減った石畳を大変デリケートだと感じ、その

  • 普段から効率よく答えを見つけられるようになる方法:DESIGN IT! w-LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いわゆる企画屋なんてことを仕事にしていると、十分な情報が得られない状態でも何かしらのプランを提示しなくてはいけないことがままあります。 普段から効率よく答えを見出せる準備をしておかないと、いざという時に最低限のアウトプットさえ出せません。 では、どうすれば、普段から可能な限り効率よく答えを見つけられるようになるか。 人それぞれ、独自のやり方があると思いますが、僕自身はそのための準備としてこんなことをしています。 1.普段から問題を設定し、構造化しておくいつどんな答えを求められるかわからない状況に対処できるようにするには、普段、なんでもないときにでも、自分でさまざまな問題設定をしておくことが大事だと思っています。 自分と付き合いがある人からどんな問題が出てきてもそれなりには対

    memecy
    memecy 2007/02/23
    対象を変えれば普段のコミュニケーションでも使えそうな手法
  • 進化しすぎた脳/池谷裕二: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 サブタイトルに「中高生と語る[大脳生理学]の最前線」とあるとおり、とても読みやすいでした(もちろん、「中高生と語る」ことが即ち「大人にもわかりやすい」という因果関係が成り立つかどうかは別として)。 書の構成高校生向けに行った実際の講義の模様を収録しているというスタイルをとっているため、文体そのものが口語的なところも読みやすさを感じる要因なんだと思います。 その意味で非常に感覚的に読めて、僕もあっという間に読み終えてしまいました。 目次としては、こんな感じ。 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない第2章 人間は脳の解釈から逃れられない第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない第4章 人間は進化のプロセスを進化させる第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか 第1章から第4章

  • 脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか/茂木健一郎: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 先日、「言葉の意味とは?:オルタナティブを考える力」というエントリーでもこの『脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか』というについては取り上げましたが、すべて読み終わりましたのであらためて書評を。 脳に対する物理学的アプローチまず、このを読んでの一番の感想は、茂木健一郎さんというのは物理学者なんだなという印象をもったことです。 もちろん、脳を対象に研究をされているので、多くの方が認識しているとおり、脳科学者という位置付けで間違いありません。ただ、その脳に対するアプローチの仕方はあきらかに物理学者の態度のように感じました。 脳に対するアプローチは、生物学的、生化学的な方面から行うのがより一般的なアプローチといえるのかもしれませんが、このに見られる茂木さんのアプローチはそ

  • 中央大学公開研究会「視知覚における一過性信号の役割」: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 一過性信号とは、高コントラストで突然発信される刺激性のある信号を指しています。小さな光の点滅だったり、音による刺激などがそれに相当します。 今日の講演では、一般に増幅効果と情報の重み付け効果があるとされる一過性信号が、アウェアネス(気づき)や事象知覚にどのような影響を与えるかについての研究結果が発表されていました。 Motion Induced Blindnessその中でMotion Induced Blindnessを扱ったものがありました。 人間の視野には実は重要な箇所に神経伝達域があって、死角があります(ちなみにイカの眼は人間とよく似ているものの、神経伝達域が眼球の外側にあるので死角がありません)。死角は普段は脳内で補完されているために気づきません。 このサイト(Mo

  • デ・マーケティング:商品を大事にするための戦略: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 一般的にマーケティングとは、需要を創造し、刺激し、喚起する活動として認識されていると思います。一方でその逆に、需要を抑制する活動としてのデ・マーケティングが必要な場合があることは案外知られていません。 デ・マーケティングとはコトラー(P.Kotler)とレビイ(S.T.Levy)が提唱した概念であるデ・マーケティングとは、ある特定階層の顧客需要を一時的ないし永続的に需要を減退させるマーケティングの一局面として定義されます。 この考え方の背景にあるのは、マーケティングは来、現在の企業の供給能力、価値提供能力とその中・長期的な目標に合うように需要を統制しなくてはならないという考え方です。 つまり、カンタンに言ってしまえば、企業が自分たちのいまの力を超えた販売を、短期的な数字に

    memecy
    memecy 2007/01/22
    「人工知能のレベル」と「ユーザインタフェースのグラフィック」の話を思い出した:グラフィックが良いほど人工知能のレベルの高さも期待されてしまう
  • 間違えを恐れるあまり思考のアウトプット速度を遅くしていませんか?:DESIGN IT! w-LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 普段、仕事をしていてもそうですし、SNSやブログに書かれた言葉をみていても感じることですが、世の中にはかなりの割合で、間違えることを恐れて、自分の意見や考えを口にすることをためらい、結果としてアウトプットが大幅に遅れたり、ひどい場合はアウトプット機会そのものを失っている人がいるのだなと思います。 間違えないことより、アウトプットを早めることそういう人に対して言いたいのは、なんで間違えることをそんなに気にするの? そもそも時間をかければ正解が出せる根拠があるの? ということです。 僕は、完璧さを求めるあまり間違いを過剰に恐れ、アウトプットが遅れてしまうくらいなら、多少、間違いがあるかもと思いつつもとにかくアウトプットを出し、その上で相手の反応を見ることのほうがよっぽど重要では

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