本節では、Javaヒープのチューニング方法および、チューニングによる影響範囲を説明します。 ■チューニング方法 Javaヒープの各領域のサイズは、表1に示すオプションをJava起動時に指定することで設定ができます。 なお、メモリ割り当てプールのデフォルトの初期値および最大値を、表2に示します。 また、Permanent世代領域のデフォルトの初期値および最大値を、表3に示します。 表1 Javaヒープに関するオプション オプション オプションの機能
Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド ここでは、Javaヒープとガーベジコレクション(GC)を説明します。 Javaヒープは、Javaプロセス内に存在するJavaオブジェクトを格納するための領域です。 Javaヒープは、New世代領域、Old世代領域およびPermanent世代領域に大別され、Java VMが管理・制御します。なお、New世代領域とOld世代領域は、メモリ割り当てプールという形で各領域を合わせて一括的に管理・制御します。 Java VMは、Javaアプリケーションの実行時に、JavaオブジェクトをJavaヒープの各領域に格納します。Javaヒープの空き容量がなくなった場合は、java.lang.OutOfMemoryErrorがスローされます。 また、不要となったJavaオブジェクトはGC
今回も前回の記事につづき、Java8による変更点で未だあまり紹介されていないポイントを記事にしようと思う。 今回はJava8のHotSpotVMの話。Java8ではJEP122が取り込まれ、VMのメモリモデルが変更された。JEP122のタイトル「Remove the Permanent Generation」から想像できるとおり、Java8のHotSpotVMからは従来のPermanent領域が無くなった。 なぜ、こういった変更が行われたのだろうか?また、元々Permanent領域に格納されていた情報は何処にいってしまったのか?JVM付属のツールにどういった影響があるのか? 今回の記事ではこの点をまとめていこうと思う。 なお、HotSpotVMのメモリモデルについて詳しくない方は、先にこちらの項番(「補足 – HotSpotVMのメモリ構造概説)を読んでいただくとスムーズに読み進められるだ
Java 8 で、 Oracle の JVM を前提とした話です。 Java のメモリ管理 これを知っておかないと、 OOME が起こっても、メモリ内で何が起こっていて、どこを調査すべきで、どのように対処したらいいのかが判断できない。 なので、まずは、そもそも Java がどうやってメモリを管理しているのかを知る。 しかし、実際調べてみたら予想通りというかなんというか、量が多くなってしまった。 なので、個々の用語の説明は末尾の 用語集 に押し込めたので、ここではざっくりとした概要だけ記載する。 メモリの構造 超ざっくりとした、メモリ構造を表した図。 おおきく、ヒープ(Heap)領域とネイティブ(Native)領域の2つの領域がある。 ヒープは Java プログラムが使う領域で、プログラム上で生成したオブジェクトは、このヒープ領域に配置される。 一方、ネイティブ領域は JVM が動くのに必要
JavaのWeb開発の開発後期になると性能試験や負荷試験を実施することになると思いますが、 そのフェーズになると色々な問題が起こることが多い。 今まで起きた問題と調査・解決方法をいくつかの回に分けて紹介しようと思います。 まずはメモリリーク。 長時間サーバを起動して運用していたり、負荷試験を実施するとメモリリークを起こすことがある。 ガベージコレクションのおさらい Javaのヒープは大きくnew領域(young領域)とold領域に分かれます。 new領域には生成されてすぐのオブジェクトが格納されてマイナーGCにて未使用になった際に開放されます。 マイナーGCを何度も繰り返されても開放されない(長く参照されている)オブジェクトは old領域へと移動され、こちらはメジャーGC(フルGC)で開放されます。(メジャーGCはnewとperm領域も開放。) もう少し細かく説明すると・・・ new領域は
azu/text-map-kuromoji: テキストを形態素解析した結果とテキストの関係をビジュアライズするエディタというツールを作った話。 くだけた表現を高精度に解析するための正規化ルール自動生成手法という論文誌では、「ヵゎぃぃ」,「ゎた Uゎ」みたいな普通の形態素解析では未知語として検出されるものをどうやって正規化していくかという話が書かれていました。 これを読んでいて面白かったのは形態素解析をした結果の未知語となった部分と穴埋め的にパターンを作って、そのパターンにマッチする同じようなテキストを探すというアプローチでした。 プログラミング言語と違って、大抵の自然言語パーサはパース失敗ではなく、単なる未知な言葉として検出されます。 また、その未知な言葉は常に増えていて、さきほどのくだけた表現を高精度に解析するための正規化ルール自動生成手法によると手動では登録できない増加量らしいです。
こんにちは,Ryobot です. 本稿では ParlAI の基本的な使用法やユーザーが独自に定義できるエージェントの実装方法を解説しました. 以下,PyTorch, Chainer, TensorFlow によるエージェントの実装例を GitHub にて公開したので適宜ご覧ください. ParlAI Agent examples with PyTorch, Chainer and TensorFlow 目次 ParlAI とは? インストールから example 実行まで ParlAI Agent の実装方法 1. 実装の流れ 2. PyTorch で RNNAgent を実装する 3. Chainer で RNNAgent を実装する 4. TensorFlow で RNNAgent を実装する 5. PyTorch で AttentionAgent (seq2seq with Atten
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