長門型戦艦は、戦艦八隻、巡洋戦艦八隻を揃えるといういわゆる八八艦隊計画により 建造された戦艦である。この八八艦隊計画は当時の日本の国力の範疇を大きく超える ものだったため戦艦として完成したのは長門型戦艦のみだったが、 その長門型戦艦は当時最大の41cm(16.14インチ)砲と、 列強戦艦よりも速い速度を兼ね備えた世界最大の戦艦として竣工した。 ネーバルホリデイ期間には、16インチ砲を装備した戦艦が長門の他に 姉妹艦の陸奥、アメリカのコロラド級戦艦3隻、イギリスの ネルソン級戦艦2隻の計7隻しか存在しなかったため、それらの戦艦らと共に 「ビッグ・セブン」とも呼称された。 戦艦長門は太平洋戦争開戦時に連合艦隊旗艦を務め、真珠湾攻撃を指示する暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」 を打電したことで知られている。 旗艦を戦艦大和に譲った後もミッドウェー海戦、マリアナ沖海戦、レイテ海戦 などに参加し