ヤマハ発動機は2010年7月14日、“スマート・ミニマム コミューター”をコンセプトとする電動バイク「EC-03(イーシー・ゼロ・スリー)」を発表した。車両本体価格は25万2000円で、9月1日から首都圏で、10月1日から全国で発売。発売に先立ち、7月15日から首都圏、9月15日から全国の「EC-03」取扱店で予約の受付を開始する。 ヤマハは02年11月に、同社初の市販電動スクーター「パッソル」を発売。その後も05年に「EC-02」「パッソル-L」を発売し、国内の電動スクーター市場をリードしてきた。だが、バッテリーの不良によるリコールやコスト増加などの理由で、07年9月に販売を中止していた。 EC-03は、約3年ぶりの再参入になる。ヤマハの柳 弘之社長は、「先代モデルは市場で高い注目を集められず、事業として採算が立たなかったため販売を中止した。現在はCO2削減問題などの要因で、機が熟してき