『文學界』3月号が届き、パラパラ読んでいたら笑ってしまい更新する気になったので更新してみることにした。笑ったのは、前日分のコメント欄で話題になったのでちょっと注意して読んだ田中和生の連載「文学まであと少し」第12回で見かけたとある記述である。時評(この連載は文芸時評なんですね)自体は案の定いつに違わず面白くなくて、いかにも文学的な表現は文学としていかがなものか、みたいな十年一日の話に終始していて「なんだかな〜」と思いつつ読み進んでいったのだけれど、そしたら唐突に、こんなフレーズが出てきたのだった(辻仁成をクサしている部分なんだがそれはまあどうでもいい。それ自体、文芸評論的クリシェだから)。音はロックで歌詞は演歌のB'zみたいな!B'zの歌詞が演歌って……。ちゃんと聴いたことあるか疑われますよ?B'zの歌詞ってものすごいヘンだよ、はっきりいって。「演歌」という言葉でなにか湿っぽいクリシェを指