私は農家の長男に生まれ、農業とは無縁のIT業界に就職しました。IT業界ではプログラム、システムエンジニア、ソリューション営業、マネージメントなど開発の現場から営業・管理の現場まで一通り経験し、主に組立加工業向けの生産管理、販売管理、購買管理を中心とした業務に従事しました。 ある時期を境に実家の農業の売上が下がりだし、原因を追究する中で農業業界そのものの仕組みのありかたに疑問を感じるとともに、製造業で培ったITの技術が役に立つのではと感じました。 農業は高齢化に伴う離農、担い手不足、耕作放棄地の増加、異常気象と課題が山積みです。まさしく大変な時期に差しかかっています。しかし、大変な時こそ大きく変わる時であり、産業として成長する時期だと考えております。 農業も今後はグローバル化をめざし、食糧不足、地球環境の保全など大きな視野で産業を盛り立てていくべきだと考えます。まさしくスマート農業が叫ばれて