「全国書店新聞」6月1日号の「本屋のうちそと」欄では、「大手書店の大型出店攻勢は融資低金利時代の産物では」という趣旨の記事が掲載されています。 「300坪の店舗が年商1億円程では普通は経営が成り立つはずは無いと、知り合いの本屋は言う。(中略)採算分岐点が無いかのような大書店が、田舎でも成り立つのは消費者がずっと我慢している低金利のおかげだからである。日銀の福井総裁は「家計が受け取るはずだった金利収入はこの10年間の低金利下で154兆円減収した」と言った。そのお金は銀行を助け、国債を助け、大企業を助け、高額所得者を助け、税収を助け、そして低金利の融資として大型書店にその姿を変えた。」 「大型書店はこの国の消費者が本来自由に使えたかも知れないお金が、廻り廻ってその姿を変えただけだろう」。そう記者は結んでいます。文面から推察するに、書き手はおそらく小規模書店の店主さんといったところでしょうか。
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