風力発電設備は、風によるエネルギーをプロペラに伝達し、回転させることにより起電力を生み出す発電方式である。風力を利用することで、化石燃料を使用することなく、また風力という無尽蔵なエネルギーの利用と言う点から、二酸化炭素発生量の削減が期待されている。 風は、太陽熱の温度差によって発生する現象であり、広義な意味合いとすれば、太陽熱利用エネルギーともいえる。従来から風を利用した設備は数多くあり、風を受けて進む帆船や、風で風車を回転させて製粉を行うなどで利用されてきた。 風力によるエネルギーは、太陽熱を得られる限り存在する、無尽蔵に発生する再生可能エネルギーであり、二酸化炭素や排気ガスが発生することなく、クリーンな発電設備として注目されている。風の運動エネルギーの40%程度を電気エネルギーに変換できる高効率なシステムが確立されており、安定した風を得られる環境であれば、発電設備として利用できる。 風