M&Aで一挙にグローバル化。海外EBITDAが既に5割 大久保 御社は、実は大きな海外シェアを持っているグローバル企業です。その中長期戦略と人事課題はどのようなものがあるのでしょうか。 松本 弊社は食品事業や医薬事業も手がけていますが、売上げの9割、イービットディーエー(EBITDA) *はほぼ100%がたばこ事業です。EBITDAの半分をいまや、海外たばこが生み出しています。 大久保 日本専売公社から民営化した当時は、そのようなイメージはありませんでした。 松本 こうしたグローバル化が進んだのはこの10年のことです。1999年のアメリカRJRナビスコ社の海外たばこ事業取得、ならびに2007年のイギリスギャラハー社買収で「キャメル」「ウィンストン」「ベンソン&ヘッジス」といったビッグブランドを手に入れました。それまで7%程度だったたばこ事業の海外比率が一気に拡大し、今ではEBITDAの53
![Vol.21 松本 智氏 日本たばこ産業|2020の人事シナリオ|リクルートワークス研究所](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f04324097b61bf551b4c054b5049dd3e2c910179/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.works-i.com%2Fassets%2Fimages%2Fthumbnail_sns_discription.png)