今、話題のベストセラー書『ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)』。シリコンバレーで大きな影響力を持つ起業家であり投資家、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で話した講義録をまとめた書籍だ。 詳細は後述するが、この『ZERO to ONE』の著者であるブレイク・マスターズ氏に、自分のアイデアをツイッターで直接送り、公式に採用したいと言わしめた人物が日本にいる。 石山洸氏、32歳がその人。この若さで石山氏はリクルートのIT専門の執行役員「IT-EXE」、MTL(メディアテクノロジーラボ)の所長を務める。リクルートの新規事業を担う人材が石山氏だ。 石山氏率いるMTLは、新規事業、破壊的イノベーションをリクルート自身で生み出すための研究機関。2014 年4月、峰岸真澄社長は、社長直轄で「RIT(Recruit Institute of Technology)」という約60人の組織を新