ディープラーニングとは、多層構造のニューラルネットワークを用いたAI(人工知能)の学習アルゴリズムだ。AIはデータの特徴をより深いレベルで学習し、人間に近い認識が可能になると言われている。上にある恐竜の絵は、このディープラーニングで絵画を学習したAIが生成したもの。よく見ると、恐竜の体は草花で出来ており、奇怪な幻想を見ているような気にさせられる。 研究者が提供する画像合成サイトでこの絵の制作者は、ITライターのChris Rokleyという人。制作者といっても、彼自身がAIの開発を手掛けたわけでなく、すでにある画像合成サイトを利用しただけだ。そのサイト「DEEPART.io」(英語)は、ドイツでディープラーニングを専門にする3人の大学研究者が提供している。合成してみたい画像をドラッグ&ドロップでアップロードするだけで、AIが自動的に合成画像を生成してくれる。自分が撮った写真と、ゴッホやピカ