国会が衆院解散に浮き足立つ中、大阪府堺市では9月24日に投開票が行われる市長選が選挙戦終盤を迎えている。3期目を目指す現職の竹山修身候補(自民、民進など推薦)と、「大阪維新の会」公認の新人、永藤英機候補の一騎打ち。 マスコミ各社の中盤情勢世論調査では竹山候補がリードし、維新が得意技の激しい終盤の追い上げを展開中だ。「停滞か、成長か」を掲げる維新の永藤陣営は、堺市がいかに停滞しているか訴えるビラ配布や演説を行い、竹山陣営は「でたらめの批判ばかり」と怒り心頭で否定する選挙戦となっている。 4年前の堺市長選で維新は、看板政策の「大阪都構想」を掲げて戦い竹山市長に敗れた経験から、今回の永藤候補は公約で大阪都構想を封印。代わりに「停滞か、成長か」をキャッチフレーズに、徹底的に現市政を批判する。 永藤陣営の配布ビラには「増え続ける借金が市民を圧迫。現市長市政の5年で増えた借金約1000億円!」「水道料