東日本巨大地震や東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、東北や首都圏への修学旅行を予定していた西日本の学校が、行き先の変更や延期を余儀なくされている。 大手旅行会社によると、関西地方の中学校は4〜6月が修学旅行のピークで、半数程度は関東方面が占める。今年は定番の東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)や国会議事堂に加え、建設中の東京スカイツリー見学が人気を集めていた。 しかし、ディズニーリゾートは地震発生以来、休園。計画停電や余震への懸念も広がり、担当者は「関東方面を計画していた学校の8割から、旅行先を変えてほしいと連絡がある」と話す。 4月20日から2泊3日で、山梨、東京を訪ねる予定だった滋賀県米原市立河南中は、急きょ、行き先を長崎に変更、今月22日に保護者へ通知した。班別での都内見学が予定にあり、山本太一校長は「計画停電による交通マヒや放射能事故への不安の中、生徒だけで移動させるのは安