成熟した消費社会の生活者 現代の消費者は、これまでのように、一筋縄ではいきません。 商品はもう飽和状態。 消費者は満腹状態。 いま、消費者が欲しいと思っているものは、一通りいきわたっています。 古き良き時代のように、新製品が出たら、新店舗ができたら、注意を向けてくれる。 そんなのんびりとした時代ではないのです。 情報が膨大で、それを追うだけで精一杯なんですから、ただ情報を発信しても、気づいてもらえません。 だいたい今日本で売っている商品は、みんな質の高い、素晴らしい商品ばかりです。 粗悪品なんて、ほとんど出会わない。 コンビニで売っているチョコレートだって、家電量販店で売っているドライヤーだって、みんな素晴らしい商品です。 ただ問題は、みんなクオリティの高い、素晴らしい商品だってことです。 その差がよくわかならない。 どこにだって、似たような商品だということです。 個性のない商品で溢れかえ