長久手市のトヨタ博物館(布垣直昭館長)が、常設展のリニューアルを行っている。これまで外国車ばかりが並んでいた本館2階の展示場に国産車も並べ、時代の流れをより分かりやすくする。1989年4月の開館以来、初めての大幅な模様替えで、来年1月5日に披露される。 本館2階の常設展は、1890年前後の「自動車黎明(れいめい)期」から、第2次世界大戦後の1950年代まで8ゾーンに分類。各時代を代表する日米欧の名車やレプリカ計72台と、5分の1スケールの模型7台が並ぶ。 「黎明期」のゾーン1には、明治時代後期に国内で製作された人力車の近くに、「ランチェスター」(1904年、英)などを展示。国産車の量産が始まった30年代を紹介するゾーン6には、「トヨダAA型乗用車」(36年)や「ダットサン11型」(32年)などの国産車とともに、「プジョー402」(38年、仏)など流線的なデザインが特徴の名車が並ぶ。 これま
日産自動車は座間市の座間事業所で、「日産ヘリテージコレクション」を無料で公開している。かつての工場内に、技術革新をもたらしたり、モータースポーツで活躍したりした往年の名車約350台がずらり。5月下旬、車が好きな記者2人が連れ立って訪れた。 受付の後ろに、1973(昭和48)年にわずか197台しか生産されなかった「ケンとメリー(ケンメリ)のスカイラインGT-R」。「幻の名車」をいきなり目の当たりにし、気分が高まった。 会場に入ってまず目につくのは、今から80年前、横浜市の新工場で最初に生産されたダットサン14型ロードスター。ボンネットの先端に、「ダットサン」のシンボルである「脱兎(だっと)」をイメージしたマスコットが付いている。ダットサンは今も新興国では使われているブランドだ。 フェアレディZ、スカイラインなどの人気車は、歴代のモデルを展示。66年の日本グランプリで優勝したプリンスR380な
鈴鹿市の鈴鹿サーキットで二十三、二十四日に開かれるイベント「サウンドオブエンジン」を前に、参加する往年のF1マシンなどが国内外からサーキットへ運び込まれ、準備が進んでいる。 サウンドオブエンジンは、歴史的な名車のエンジン音をファンに楽しんでもらおうと初めて開くイベント。故アイルトン・セナ選手がデビューした一九八四年に乗った「トールマンTG184」などF1マシン六台をはじめ、二輪、四輪計六十八台が国内外から集まり、国際レーシングコースを実走する。 海外から招くマシンは、空輸されて二十日からサーキット入りをし始めた。このうち、ネルソン・ピケ選手が一九九〇年のF1日本グランプリで優勝した「ベネトンB190」は二十一日に荷解きされ、所有者が調整を進めていた。イベントの入場料は、前売りが大人二千円、当日券は大人二千五百円。(問)鈴鹿サーキット=059(378)1111 (鈴木智重)
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