名古屋地方気象台(名古屋市千種区)は25日、今後1週間は猛暑日が減る一方で、週末に台風12号が東海地方に接近する恐れがあると発表し、警戒を呼びかけた。 気象台によると、台風12号が東海地方に接近するのは28日午前とみられ、同日を中心に台風の影響が強まる恐れがある。 一方、26日から8月1日までの1週間は最高気温35度以上の猛暑日が減り、湿度が高くなる見込み。26日は雷雨になる地域があり、名古屋の最高気温は35度と予想した。担当者は「湿度が上がり、蒸し暑い状態が続く。熱中症には引き続き注意が必要」と話している。 東海地方の11日から20日までの7月中旬の平均気温は平年より3・6度高く、観測データのある1961年以降で最高となった。南西の海上から張り出した「太平洋高気圧」と大陸側から張り出した「チベット高気圧」が日本列島を覆ったことから、記録的な暑さになったという。 (中日新聞)