プロ野球・中日の岩瀬仁紀投手(43)が2日、ナゴヤドームで会見し、今季限りでの現役引退を正式に表明した。前人未到の1千試合登板を果たしたベテランは「1千試合は僕の中で通過点という思いがあったけれど、今年の成績が去年よりよくない。これ以上、迷惑をかけるわけにはいかないので引退しようと決意した」と語った。 愛知県出身で地元の西尾東高、愛知大、NTT東海を経てドラフト2位で中日入り。入団した1999年から15年連続で50試合以上に登板するなど救援陣の柱として活躍し、最優秀中継ぎ投手を3度、最多セーブを5度獲得した。 現役最年長ながら今季はここまで47試合に登板し、2勝3セーブ、防御率4・67。通算1001試合登板、407セーブは歴代最多。「調子が悪いときでも応援してくれたファンの皆さんに本当に感謝しています」と話した。 ◇ 「15年続けて50戦以上登板は誇り」 中日・岩瀬の引退会見の主な受け答え