J1リーグが7月4日に再開され、名古屋グランパスは清水戦(アイスタ)に臨む。グランパスは今季開幕節までアウェー16戦連続未勝利(ワースト3位タイ)と苦戦しており、攻略が鍵を握る。リーグ元年から今季開幕節までアウェーチームは勝利37%、引き分け17%、敗戦46%とやや不利な傾向だが、そもそもアウェーはなぜ戦いにくく、どう臨むべきなのか。グランパスOBで鹿島前監督の大岩剛さん(47)に聞いた。 独特な雰囲気、不慣れな芝生、ホームとは異なるピッチと観客席の距離感…。大岩さんはいずれもアウェーの厳しさと認める。一例としてグランパス時代に難所だったカシマスタジアムを挙げ、サポーターが生み出す雰囲気や戦績に言及した。 「戦績が悪かったし、サポーターがつくり出す雰囲気に嫌な印象を抱いていた。負けや大敗が積み重なると、嫌だなとなっていった。ブーイングはアウェーチームの攻撃時にやったり、レフェリーに対してや