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全国的に知られる民踊「木曽踊り」と民謡「木曽節」。木曽谷の夏の風物詩となっている盆踊りは、多くの観光客にも親しまれてきた。なぜ、この地域で生まれ、受け継がれてきたのか。本紙県版キャラクターの「おしえてほっしー」が「おやっきー博士」に聞きました。 (生田貴士) A ほっしーは地域の伝統芸能にも興味があるんだね。木曽踊りの由来は諸説あるが、平安時代の武将木曽義仲を追悼して踊られた武者踊りが源流ともいわれているんだよ。室町時代の文献には木曽踊りの記述がみられるんだ。一九七四(昭和四十九)年には、木曽踊保存会によって「木曽踊発祥之地」の碑が義仲の墓のある木曽町...
ゴリラ社会を四十年以上研究して思うのは、人間社会が「ボス化」しているということです。ボスとリーダーは混同されますが、違うんです。いい例がニホンザルとゴリラ。ニホンザルはボス社会で、単純に力が強い雄がトップに立つパワーシステム。一方、ゴリラはみんなに支えられてリーダーになるんです。 ニホンザルは母系社会なので雌は一生その群れで暮らします。そこに入れ代わり立ち代わりボスが来て偉そうにする。ゴリラの場合、雌はリーダーの雄が嫌なら群れから出て行きます。自分のパートナーや信頼する雄を自分で選べるのがゴリラ社会。だから雄は群れ全体からの信頼と期待を一身に背負い、リーダーとして振る舞うんです。 ゴリラのリーダーに求められるものの一つは調整能力。群れの信頼を背負うリーダーは、群れの中でトラブルがあると一生懸命それを調整しようとする。マジョリティー(多数派)の意見だけではなく、力が弱く体格も小さい子どもなど
江戸時代の浜松藩における屈指の名家・高林家を取り上げた企画展「独礼(どくれい)庄屋 高林家」が二十二日、浜松市中区の市博物館で始まった。十七〜十九世紀に活躍した同家の歴史や活動を示す古文書など、約五十点が展示されている。七月十一日まで。 高林家は今川義元や徳川家康に仕えた名門で、有玉下村(現在の同市東区有玉南町)の庄屋を務めた。年貢の取りまとめなどを担い、浜松藩主に単独で目通りできる「独礼」という格式を古くから持ち合わせた。 十九世紀前半の八代目当主方朗(みちあきら)は、縣居(あがたい)神社(同市中区)の建立にも携わった。国学に通じ、浜松藩主を務めた水野忠邦と深い交流を持つなど、文化的な側面も。担当する同館の橋本充悠(みちはる)さんは「一つの家の姿を通して、江戸時代の人々の生活や暮らしに思いをはせるきっかけになれば」と話す。
天皇杯全日本サッカー選手権大会が二十二日開幕、一回戦が行われた。県代表のホンダFC=日本フットボールリーグ(JFL)=は、岐阜市の長良川球技メドウで、岐阜県代表のFC岐阜=J3=を2−0で破り、白星発進した。ホンダの二回戦は六月九日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で、J1の横浜F・マリノスと対戦する。 (川住貴) 昨季まで、二大会連続でベスト8入りを果たしたホンダが格上のJ3のクラブを倒した。0−0で迎えた後半21分、クロスボールをDF八戸雄太選手(26)が頭で合わせて先制。これで勢いに乗ったホンダは後半ロスタイム、FW児玉怜音(れおん)選手(26)が左脚で決めて、ダメを押した。 ホンダ監督の安部裕之さん(41)が、FC岐阜監督の安間(あんま)貴義さん(52)=浜松市出身=との「師弟対決」を制した。安部さんは二〇〇二年春、国士舘大から、ホンダFCの前身の本田技研工業サッカー部に入部した。当時
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