国会議員や秘書らに対する新型コロナウイルスワクチンの職場接種について、7月中を見込んでいた開始の見通しが立たなくなったことが分かった。政府が受け付けを一時停止する前に申請したものの、ワクチンの供給時期は「未定」と厚生労働省から連絡を受けたという。議員の特権行使との批判を懸念するあまり、出遅れた形だ。衆参両院の関係者が6月30日、明らかにした。 議員へのワクチン接種は5月に自民党が提起したが、国民より優先と受け取られれば理解が得られないとして、公明党や野党が慎重姿勢を示した。再調整し、衆参事務局職員らも対象とする職場接種の実施で合意した。
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平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
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職人の野村さん「地元材使い再利用が理想」 七尾市中島町外(そで)の市指定文化財「明治の館 室木家」で、約三十年ぶりに本格的な屋根の茅葺(かやふ)き替え作業が進められている。築百四十二年が経過し、当時の能登建築の粋が集約された旧家も雨漏りなどが起きるため部分的な修理は毎年のようにあるが、屋根の大部分を葺き替える大掛かりな作業は平成初期に行われて以来。地元の茅を使い、使い終わった古い茅も農業に再利用するなど、地域内で自然に優しい循環が続くことも願った作業となっている。 (室木泰彦) 市から委託を受け葺き替えを担当するのは、県内各地で茅葺き屋根の修復実績がある「かやぞう」の茅葺き職人、野村泰三さん(50)=金沢市別所町。二十年以上の経験があるといい、NPO法人石川県茅葺き文化研究会にも参加し、茅葺き文化の保護、普及にも取り組んでいる。 明治の館ではこれまで、能登半島地震など大地震、台風や豪雨など
学生向けシェアハウスも併設 店舗の移転のため今年2月から休業していた小松市龍助町の古本カフェ「こまつ町家文庫」が、隣町の八日市町の町家で再オープンした。歴史ある町家の雰囲気とともに、5000冊の古本や地元の食材を使ったメニューを楽しめるカフェで、観光客や地域住民に愛される店を目指す。中心市街地の魅力を知ってもらおうと、新たに学生向けシェアハウスを併設した。金田奈津代代表(45)は「人と人をつなぎ、心のふれあいができる場所にしたい」と話す。 (井上京佳) こまつ町家文庫は二〇一〇年、本をシェアして住民同士の交流を生み出そうと、金沢市のNPO法人により、リサイクル図書館としてJR小松駅に近い龍助町で期間限定で開店した。民間企業の経営を経て、一五年に当初からのスタッフだった金田さんらが定期営業のカフェとして運営を引き継いだ。県内外から人気の店で、周辺の商店と協力して販売イベントを開くなど、まちの
南北朝の動乱の時代を生きた武将・新田義貞の菩提(ぼだい)所である坂井市丸岡町長崎の称念寺で二十六日、義貞公六百八十四回忌法要が営まれた。奉賛会役員や地元住民ら五十人が参列し、悲運の武将に思いをはせた。 奉賛会の山田栄会長が「忠義の心が厚い義貞公をしのんでいただきたい」とあいさつ。隣接するまごころ認定こども園の五歳児たちが献灯、献花し、義貞の出身地群馬県の民踊「八木節」の踊りを披露した。
初めて五輪に出たのは、二〇一二年のロンドン大会。「そこで競技を辞めようとした」が、この夏、三度目となる五輪のピストに立つ。「まさか出られるなんて。夢にも思わなかった」。何度もあった競技人生の分岐点。そのたびに家族の言葉に奮起した。 一度目は、初戦で負けたロンドンのあと。「一度でいいから勝つところが見てみたい」と同じフェンシング選手だった夫に言われた。当時、出産して競技を続ける選手はほぼいない。引退も頭をよぎったが、練習拠点となるナショナルトレーニングセンターに託児所ができると知った。「それなら、まあやってみようか」。一六年のリオデジャネイロ大会代表の座をつかみ、8位入賞...
磐田市竜洋昆虫自然観察公園の柳沢静磨さん(26)や鹿児島大、法政大の研究チームは29日、宮古島(沖縄県)で新種のゴキブリを見つけ「ベニエリルリゴキブリ」と名付けたと発表した。絶滅の危機にひんしている可能性があるとして、国内のゴキブリでは初めて種の保存法の緊急指定種に指定された。捕獲、殺傷、販売が3年間禁止される。 日本動物分類学会の雑誌に論文を発表した。見つけたのは2019年11月。体長はオスが12.5〜13ミリで、メスは13〜13.7ミリ。生態や生息地はよく分かっていない。羽の根元にオレンジ色の軟毛があることから「ベニエリルリゴキブリ」と名付けた。羽の中央部付近に明るいオレンジ色の帯もあるのも特徴の一つだ。
伊賀鉄道(伊賀市)は七月一日、車両など三デザインの特製マスク「IGA RAILWAY MASK」を発売する。新型コロナウイルス禍が長期化する中、利用者らに身に着けてもらい、感染対策と鉄道のPRにつなげていく。 (河野晴気) 繰り返し洗える布製の二重構造。裏面には通気性の良いメッシュを採用し、夏でも快適な着け心地を目指した。サイズは大人用の「レギュラー」(縦十四センチ)と子ども用の「ジュニア」(同一一・五センチ)、「キッズ」(同十一センチ)。いずれも耳ひもの長さを自由に調節できる。
「清流の国ぎふ」マスコットキャラクターのミナモをイメージした兜(かぶと)を、郡上八幡城武将隊を務める山田良幸さん(64)=郡上市大和町=らが手作りした。ミナモの特徴の青と黄色で塗装し、兜の前方はアユの食品サンプルを飾った。郡上八幡城内に展示中で、要望があれば岐阜のPRのために県内各地へ貸し出す。
国は今月、PFI(民間資金活用による社会資本整備)のさらなる積極的な導入を自治体に促す方針を決めた。しかし、かつて、その先駆例として脚光を浴びた愛知県西尾市では、PFIを巡る混迷が五年も続いている。 PFIは英国発祥で、公共施設の整備や運営に民間の資金、ノウハウを活用する行財政改革の一手法。内閣府によると一九九九年のPFI法成立後、空港や道路、庁舎整備などに八百件強が実施された。国は新型コロナの影響でさらなる財政悪化を見込み、小規模な自治体にもPFIの導入を促すなど、支援も強化する考えだ。 西尾市は二〇一六年六月、地元五社でつくる特定目的会社(SPC)と契約。二百近い公共施設の解体や新設、運営などを十五〜三十年、総額百九十八億円で一括して任せた。市に所有権は残したまま、SPCが金融機関の融資を受け、設計から維持管理に至るまで「民間の創意工夫」を活用することで、市が直接、事業をするより十八億
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る大量署名偽造事件で、活動団体事務局長の田中孝博容疑者ら3人が地方自治法違反(署名偽造)の罪で名古屋地検に起訴された。昨年夏の署名集めの開始以来、アルバイトによる組織的な大量署名偽造がなぜ実施され、逮捕、起訴へと至ったのか。関係者の証言や取材を元に民意が歪(ゆが)められた300日間を振り返る。 (文中敬称略)
在宅のまま起訴された広告関連会社元社長の山口彬被告(38)は29日、本紙の取材に応じ、「偽造に関与したのは事実」と自らの不正を認めた。起訴される事態となったことには「このようなことになってしまって、愛知県の人、佐賀の人、会社の人らに謝罪したい。反省している」と語った。 山口被告によると、昨年10月8日にリコール活動団体事務局長の田中孝博被告から、署名の書き写しを頼まれた。「おかしいと思ったが、困っていると言われたので助けた」と話した。一方、活動に関わることで、次期衆院選への出馬を予定していた田中被告や活動...
県選管から署名集めに必要な請求代表者証明書を受け取るリコール活動団体会長の高須克弥氏(左)=2020年8月、愛知県選管で 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件は、リコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者(60)ら三人が二十九日に地方自治法違反(署名偽造)の罪で起訴され、刑事裁判という新たな局面に入る。田中被告とともに運動を率いた活動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長については、不正に関与した事実は確認されておらず、刑事責任は問われない見込みだ。ただ、運動トップとしての道義的責任を問う声は根強い。
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