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豊田市小原地区などを舞台にしたアニメ「シキザクラ」が十月から中京テレビで放送されるのに合わせて、ヒロイン役の声優で「おばらシキザクラ観光大使」を務める茉白実歩(ましろみほ)さん(23)=豊田市出身=らが二日、県公館を訪れ、大村秀章知事にアニメや小原地区をPRした。
結成したのは今春入庁した経済振興課加茂愛海(まなみ)さん(23)、市民安全課縣(あがた)絵理さん(23)、介護・高齢福祉課中村真子さん(22)。今後、サボテン振興に向けた庁内プロジェクトの一躍を担い、サボテンの新たな魅力を発掘し、市のホームページなどで紹介していく。
県昆虫館、再開後展示 県のまん延防止等重点措置で休館している白山市八幡町の県ふれあい昆虫館は、再開に向けて準備を進めている。同館は環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種の水生昆虫「オキナワマツモムシ」の繁殖に国内で初めて成功。昆虫館生まれの三匹を展示し、再開後の目玉の一つにする。 オキナワマツモムシは南西諸島にすむカメムシの仲間で、体長は一四ミリほど。美しいオレンジ色の羽が特徴。水面付近を「逆さ泳ぎ」で脚をオールのように動かして移動し、獲物の虫に針状の口を突き立て、肉を溶かして吸う。国外では中国や南アジアに生息。 飼育を担当する渡部晃平学芸員(35)が試行錯誤し、オキナワマツモムシが産卵する水温を見つけ出した。成長に必要な期間が他の水生昆虫よりも長いため、幼虫の管理にも気を使い、今年五月に成虫に羽化した。
新型コロナウイルス感染者の早期発見に向け、県は月内に感染を簡易的に判定する抗原検査の簡易キットの無償配布を始める。PCR検査に比べて判定が早まるが、感染した場合も陰性と判定されるケースも生じている。専門家は「医療機関の受診を基本とし、簡易キットは補助的な使用を」と呼び掛けている。 県によると、簡易キットには鼻の奥の粘膜をぬぐい取る綿棒、ウイルスを検出する試薬などが含まれる。ワクチンを接種していない県民の一割程度が使用すると仮定し、計八万人分を確保。市町村を通して希望する住民一人につき二回分を無償配布する予定だ。配布の対象は発症から九日以内の人に限り、無症状の人は対象外とした。陽性と判明した人...
「浜松市の医療機関もいっぱい、いっぱい。何とか受け入れてくれませんか」。八月二十八日、感染者三人の受け入れを求める電話が立て続けに鳴った。中東遠総合医療センターから遠い湖西市の患者もいたが、コロナ患者に対応できる病床に空きはなかった。 緊急時に備えて待機する看護師を呼び出すことも頭をよぎったが、近くの別の病院で受け入れてもらうことができた。宮地院長は「他で受け入れられなかったら、自宅で酸素吸入するしかない。県内どこも受け入れ先を見つけるのが難しい状況」と逼迫 (ひっぱく)する現状を語る。 「これまでにない危ない状況」。入院要請に応じられなかった事態を重く見た宮地院長は九月一日、院内に独自の「緊急事態宣言」を発令。一般の病棟の病床を五百床から四百二十床にして二十五床のコロナ病床を確保していたが、一般病床をさらに百床減らしてコロナ病床を計四十五床に増やした。コロナ病床の五倍の一般病床を休止した
県内で二日、新たに二百四十八人の新型コロナウイルス感染が明らかになり、前週の同じ曜日から二百六十七人減った。一方、重症者向けの病床使用率は、前日から9・3ポイント増の51・9%に上昇。初めて50%を超え、国のモニタリング指標で最も深刻な「ステージ4」に達した。県の担当者は「大変厳しい状況が続いている」として、引き続き感染対策を求めている。 県内の六十代女性の死亡も発表され、新型コロナによる死者は計百三十四人になった。県によると、女性は感染した家族の濃厚接触者として、八月三十日に医療機関を受診し、翌三十一日に陽性が判明。九月一日に保健所が発生届を受けたが、女性と連絡を取る前に、自宅で待機してい...
自転車乗車中のヘルメット着用が10月1日に県の条例で努力義務化されるのを前に、名古屋・西署が高齢者にアンケートを実施したところ、75%がヘルメットを「かぶっていない」と回答したことが署の集計で分かった。着用しない理由は49%が「面倒だ」だった。悲惨な事故を防ぐため、県民の意識改革が求められている。 「身を守るために必要なのは理解しているが、つい面倒で」「個人の裁量に任すしかない」…。免許更新などで五〜七月に西署を訪れた七十歳以上の百十三人へのアンケート。ヘルメット着用について尋ねたところ、自由記述には後ろ向きな言葉が並んだ。
愛知、三重県の海で今夏(七月十六日〜八月三十一日)、サーフィン中にけがをする事故が前年同期より三件多い九件発生したことが第四管区海上保安本部のまとめで分かった。四管は東京五輪で注目されたことなどから、経験者も含めサーフィンをする人が増え、事故も増えていると分析。注意を呼び掛けている。
愛知県内で先月行われた夏の音楽フェスが、観客の密集など新型コロナ感染の対策をまるで取っていない状況だったと分かった。主催者に猛省を促し、再発の防止を音楽業界に求める一方、きちんと感染対策をした上で行われる他の音楽イベントにまで悪影響が及ぶことのないように注意したい。 八月二十九日に同県常滑市の県国際展示場で開かれた音楽イベント「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」では、県外からの観客を含む八千人以上が密集し、マスクなしで大きな歓声を上げる状況だった。場内では、酒類の販売も行われていた。 県と展示場の運営会社は、事前に主催者に▽ステージ前の密状態の回避▽大声での声援禁止▽酒類の提供の自粛−などを求めたが、守られなかったかたちだ。地元・常滑市の伊藤辰矢市長が「市民の努力を愚弄(ぐろう)する悪質なイベント」と言うのももっともだろう。 一九六九年八月、ベトナム戦争中の米国で反戦などを掲
自宅療養者の対応に追われる中保健センターの職員ら =1日夜、名古屋市中区で(小沢徹撮影、一部画像処理) 新型コロナウイルスの感染第五波で医療が逼迫(ひっぱく)し、自宅療養者が六千人を超えた名古屋市では、肺炎が悪化し、酸素吸入が必要となってもすぐに入院できない状況に陥っている。各区の保健センターが、自宅療養者に電話をして健康状態を確認するなどの業務にあたっているが、感染急拡大に伴い、多忙さを増している。最前線で感染者対応にあたる保健センターを取材した。 一日午後八時、同市中区の中保健センター。コロナ対応にあたる四階の保健予防課、保健管理課では職員の半数近い二十人以上が残っていた。二時間たった十時になって退庁を促す「蛍の光」が流れる中、職員五人が、患者の情報をまとめたファイルの確認作業を続けていた...
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