れいわから届いた音響設備。蓮舫候補は良く通るスピーカーの音で得意の行革を語った。＝27日夕、石神井公園駅前　撮影：田中龍作＝ 蓮舫陣営の街宣は時々音が割れて聞き取りづらいことがあった。音質が悪いと政策が有権者に浸透しづらい。街宣車に備え付けのスピーカーが粗悪だったためだ。 れいわの街宣のように、音楽コンサートで使えるような優れ物のスピーカーがあったらいいのに、と思い続けてきた。 きょう27日、街宣会場の石神井公園駅前に行くと街宣車はなく、演台があって本格的なスピーカーが置かれていた。《どこかで見たことあるなあ》。既視感たっぷりの代物だった。 選挙情勢について蓮舫陣営関係者と話しているうち、その関係者は「あのスピーカー、れいわから届いたんだよ。もちろん太郎さんも承知しているよ」と明かしてくれた。 れいわの党員（※）たちがすでに事実上のスタッフとして蓮舫陣営に入ってチラシ配りなどに汗を流してい

小矢部市の企画展「源平盛衰の転換点　俱利伽羅峠の戦い」が、同市埴生の休憩施設「俱利伽羅源平の郷埴生口」の地域振興棟で開かれている。無料、９月１日まで。 平安時代の源平合戦で、源氏の木曽義仲が奇襲作戦「火牛の計」を用いて平維盛の大軍を打ち破った俱利伽羅峠の戦い（１１８３年）を源氏と平家の盛衰の転換点と位置付け、火牛の計が描かれた「源平盛衰記図會（ずえ）」や「義仲勲功図會」の古文書や写真パネルなど１５点を展示した。

修繕費募る「必ず復興、歴史絶やさぬ」　能登半島地震で本堂が倒壊した輪島市門前町の専徳寺で２７日、解体される前に代々受け継がれてきた本堂をしのぶ法要が営まれた。　（脇阪憲） 住職の吉岡聡さん（６１）が計画した。この日は吉岡さんのほか、親戚寺院の住職や門徒役員ら１４人が境内に集まって読経した後、倒壊した本堂の瓦を１人１枚ずつ下ろしていった。 吉岡さんは参列者に対し「こういうお務めをするとは夢にも思わなかった。また必ず復興し、歴史を絶やすことなく頑張っていく。皆さんも大変だと思うが、一緒に乗り越えていきましょう」と呼びかけた。吉岡さんによると、寺よりも一般の住宅の解体を優先してほしいと市に頼んでいるといい、解体時期は不明。

福井藩の政治顧問・横井小楠 幕末の思想家で福井藩の政治顧問を務めた熊本藩士・横井小楠（１８０９－６９年）が、越前府中（現越前市）の豪商・松井耕雪（１８１９－８５年）に書き与えた掛け軸を、小楠研究者の徳永洋さん（７３）＝熊本学園大学招聘（しょうへい）教授、熊本市＝が発見した。小楠が耕雪に与えた一点だけの直筆掛け軸で貴重な資料。徳永さんは「二人の親交が読み取れる内容で、小楠と福井の人々との絆の深さが改めてよく分かる」と話している。　（藤井雄次） 掛け軸は１８５９（安政６）年３月９日付で、熊本に帰省していた小楠を、長崎視察から熊本に立ち寄った耕雪が訪ね、懇談した際に贈られた送別の漢詩。掛け軸の裏面には耕雪の自筆で小楠から贈られた由来が書かれている。 耕雪は、越前打刃物の卸商を営む松井家９代目。幕末の越前府中には藩校がなく、他藩に遅れることを心配した耕雪は１８５６年、福井藩家老で越前府中を治めてい

小松市新町の絹織物業「小倉織物」は、新たなファッションアイテムとして、レンズの代わりに絹織物を張った、かけないサングラス「Ｋｉｎｕ－Ｇｌａｓｓ（キヌグラス）」を開発し、２６日、同社でお披露目した。　　（後藤仁） 同社は縦横の糸で繊細な模様を織り上げるシルクジャカード生地を生産する。今回は、サングラスのレンズ部分に同社で生産した織りの美しい絹の生地を張った新たなアイテムを提案。「若干お笑い風でもあるかな」とキヌグラスを試着した社長の小倉久英さん（６４）は会場の笑いを誘ったが、開発した背景には「絹織物をファッションの一部に取り入れてほしい」との願いがある。 同社は独自の技術を生かし、海外の高級ブランドを含むアパレルメーカーなどに絹織物を提供するが、国内で絹の需要は減少。「世にない新たなアイテムを繊維メーカー自らが提案しよう」と、質感や繊細な模様など絹が持つ魅力を伝えるため約１年かけて開発した。

高浜市観光協会は地域の魅力発信を目指し、オリジナルの短編アニメやボイスドラマ（音声ドラマ）を制作する「推し活！TAKAHAMA（通称・推しタカ）」を展開している。ボイスドラマは既にインターネット上で公開を開始。アニメも11月の公開に向け、制作費などの資金を募るクラウドファンディング（CF）を準備している。（西山和宏） 推しタカは、若い世代への発信を目的に昨秋から構想を練り、4月に取り組みを始めた。ボイスドラマは、アニメに出演予定の声優、桑木栄美里さんが一人芝居で取り組み、これまでに3本を制作。それぞれ高浜の伝統工芸「吉浜細工人形」やソウルフード「とりめし」などをテーマとした10分程度の音声で、推しタカの公式ホームページで公開している。...

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耐震性の問題などを理由に2018年5月から閉館している名古屋城の天守閣について、名古屋市は26日、木造天守復元事業の進展に合わせ、一部を公開する計画があることを明らかにした。 市議会6月定例会の本会議で、横井利明議員（自民）が城の活用策を質問。市側は現天守閣の外部エレベーター棟で天守1階の高さまで上り、渡り廊下からの眺望を体験してもらったり、木造復元に向けた映像やパネルを展示するスペースを設けたりする案を示した。渡り廊下から本丸御殿の全景を見ることもできる。

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岐阜県山県市の「美山観光やな」が7月6日、今季の営業を始める。昨年で営業を終える予定だったが、閉店を控える岐阜高島屋（岐阜市）でラーメン店を運営してきた会社が店の存続を模索するなかで、やなを経営してきた元代表の思いに共鳴。やなの運営を継ぐことになった。 武儀川にある「美山観光やな」は、アユ料理やつかみ取りなどが楽しめる場所として、地元の有志が出資し、25年ほど前に開業した。ただ、過疎化や従業員の高齢化が進むなど経営が苦しく、後継者問題も重なり昨年で営業を終える予定だった。 やなの経営を継ぐのは、岐阜高島屋の開業当初から11階でラーメン店「岐阜あかさたな」を運営してきた「岐阜味の企画」。同社取締役の小林宏規さんが、ラーメン店の移転先を探るなかで、「美山観光やな」の元代表に出会い、長年愛されてきたやなへの思いを聞いたのが、やなを継ぐきっかけに。ラーメン店で働く従業員の雇用維持にもつながると考え

高岡市古城の市立博物館は、同市太田の臨済宗国泰寺を開山した慈雲妙意（じうんみょうい）の生誕７５０年を記念して７月２７日から開く特別展の事前企画として、常設展のお宝コーナーに国泰寺関連の所蔵品１２点を展示している。観覧無料、８月１２日まで。 国泰寺は１２９９年に慈雲妙意が二上山中に開いた寺を起源とする古刹（こさつ）。明治期に荒廃し、再建には旧幕臣の山岡鉄舟（１８３６～８８年）が尽力した。展示した山岡の書簡（手紙）は、寺に多大な寄付をした伏木の実業家にさらなる協力を依頼する内容で初公開。佐竹龍水・５７代管長（１８５７～１９３４年）の漢詩書や、稲葉心田（しんでん）・６２代管長（１９０６～８６年）が書と絵付けをした市民憲章の染付皿も展示した。

木越光徳寺跡で見つかった「点定札」。上部に「點定」の字がうっすらと見える＝金沢市埋蔵文化財センター提供 金沢で縄文－江戸期の企画展 金沢市の縄文－江戸時代の遺跡の多彩な出土品を紹介する企画展「遺跡はタイムカプセル！！２」が、市埋蔵文化財センター（上安原南）内の金沢縄文ワールドで開かれている。全国に前例がなく、初の一般公開となった鎌倉時代の木簡「点定札（てんじょうふだ）」をはじめ、１３９点が並ぶ。

全国地蜂連合会（事務局・恵那市串原）は7月、恵那市と中津川市で、クロスズメバチのハチ追い体験会を開く。クロスズメバチの幼虫はヘボの愛称で親しまれ、甘露煮など山のタンパク源となる昆虫食で知られる。

伊勢市の水族館「伊勢シーパラダイス」が、ペンギンとの触れ合いを通じて生態も学べる催し「シーペンゼミ」を開いている。目玉はペンギンに足の上に乗ってもらい、重さを体感できる「踏んづけられ体験」で、7月15日までの土、日曜と祝日限定で開く。 水族館では、フンボルトペンギンとケープペンギン計45羽を飼育している。これまで、ペンギンに触ったり、一緒に写真を撮ったりできる催しは企画していたが、「踏んづけられる」のは初めて。

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【愛知】名古屋港水族館（名古屋市）で、かまぼこの原料として知られるスケトウダラの展示が始まった。全国でも珍しい展示で、普段食材として食卓を支える魚が元気に泳ぐ姿を見ることができる。 同館では、北海道大学から譲渡された体長約20センチのスケトウダラ10匹を展示している。 スケトウダラは水温の低い海域に分布し、国内では主に北海道などで水揚げされる。鮮度の低下が早いため食用には向かないとされていたが、1960年ごろに冷凍すり身に加工する技術が開発され、現在ではかまぼこやちくわ、めんたいこなどの主な原料となっている。 今月20日には多くの来館者が水槽の前で足を止め、校外学習の小学生らが「これ食べられるんだよ」「めんたいこになるんだ」などと感想を口にした。名古屋市の60代の女性は「食べ物として知っている魚が泳ぐ姿を見ることができ面白い」と話した。 飼育員の岡本仁さんは「加工品でしか知らない方も『もと

米国の世界的なギターメーカー「フェンダー」は、木曽漆器産地の塩尻市木曽平沢にある漆器工房「未空うるし工芸」とコラボレーションし、木曽漆器の伝統技法「木曽堆朱（ついしゅ）塗り」の中の「堆黒（ついこく）」という技法を施した漆塗りのギターを制作した。フェンダーが東京・原宿に昨年オープンさせた世界初の旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO（フェンダー　フラッグシップ　トウキョウ）」の1周年を記念した特別モデル。25日まで予約を受け付け、抽選で数量限定販売する。 両社のコラボは、2020年に限定販売した漆塗りギターに続き2回目。前回は黒漆を塗り、金継ぎをイメージした金線を施して制作した。今回のモデルは、濃さが異なる黒い漆を塗り重ねて研ぎ出す堆黒の技法を駆使し、ギターのボディーを美しく仕上げた。...

原村の久保地尾根遺跡で長さが３０センチ近い平安時代後期の棒状の鉄製品が出土し、文化財調査関係者の間で注目を集めている。さびに覆われており、肉眼で用途は判別できないものの、祭器や武器の可能性がある。この遺跡で鉄製品の発掘されるのは初めてで、村教育委員会は今後、用途の特定を進め、県内でも希少な出土例か…

◇県内の日本酒ラベル ◇南樺太・大泊－金沢の乗車券　県内在住の収集家が寄贈した古銭や切手などが並ぶ企画展「ぼくのわたしのコレクション」が、金沢市飛梅町の金沢くらしの博物館で開かれている。今の時代ではまず見ることができないものもあり、当時の世相を感じることができる。（郷司駿成） 収集家２５人から寄せられた約８００点を展示。江戸時代の古銭から平成時代の人形まで多岐にわたる。貴重なものの一つとしては、１９３５（昭和１０）年の当時、日本領だった南樺太（現サハリン）の大泊（現ロシア・コルサコフ）から金沢までの乗車券。よく見ると料金が書いてあり、当時の物価をうかがい知ることができる。

「恐竜王国福井」の発信を強化しようと、県は県内に事業所をもつ事業者や県民が、無料で使用できる恐竜デザインを公開した。デザインの一覧を掲載したハンドブックを１９日に発行し、利用届け出書の提出を受け付けている。　（金崎千花） 福井駅近くに設置したティラノサウルスの恐竜ロボットなど「恐竜エリア拡大プロジェクト」の一環で、これまでに県の事業で使用してきた恐竜デザインを、無料で使用できるようにした。 公開されているデザインは約４０種類。フクイラプトルやティラノサウルスの２Ｄデザインのほか、カラーバリエーション豊かな恐竜のシルエット素材、グラフィック素材などがある。商品のパッケージや包装紙に利用したり、デザインを用いた付箋や手ぬぐい、菓子類など新商品の販売にも活用できる。