愛知県新城市鳳来寺山自然科学博物館は9月1日から、市内で見られる動植物や菌類、岩石などを紹介したカードを、来館した子どもにプレゼントする。 市内の自然や博物館に興味を持ってもらおうと、同館が企画した。カードは25種類。珍しさによって「スーパーレア（コノハズクやモリアオガエルなど）」「レア（ヒメハルゼミなど）」「ノーマル（カワセミ、ムササビなど）」の三つのランクに分けた。 いずれも職員が手作りした。計380枚用意し、なくなり次第終了する。ランダムに配るため、種類は選べない。対象は中学生以下で、1日1人1枚限り。入館料は大人220円、小中学生100円。火曜日休館。暴風警報が発表された場合は、休館になる。（戸村登） ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下（中⑤企画）パーツ＝1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下（中⑥デジ編）パーツ＝8826 -

金刀比羅神社本殿の棟札（左）。表面（右）には剣宮本殿の棟札であることが記され、移築されたことが分かる＝七尾市国分町で（のと里山里海ミュージアム提供） 梅宮本殿 通説覆る　七尾市三島町の金刀比羅（ことひら）神社本殿が、明治時代に中能登町の国史跡、石動山の「剣宮（つるぎのみや）本殿」を移築した建物だったことが、専門家らの調査で明らかになった。およそ１００年にわたり語り継がれてきた「石動山の『梅宮（うめのみや）本殿』を移築した」という通説が、被災した文化財を救う文化庁の文化財レスキュー事業で発見された棟札の詳細な調査で覆った。（染谷明良）

輪島市出身の漫画家永井豪さんの「マジンガーＺ」と富山県氷見市出身の漫画家藤子不二雄さんの「忍者ハットリくん」が描かれたＴシャツが、輪島市河井町のわじま観光案内センターで販売されている。当初は氷見市や、東京にある石川、富山両県のアンテナショップなどにしか置いていなかったが、永井さんゆかりの輪島でも買えるようになった。　（上田千秋） Ｔシャツの販売は能登半島地震の被災地支援が目的。経費を除いた収益を日赤の災害義援金に寄付する。氷見市の喫茶店主が発案し、同市文化振興財団が永井さんと藤子さんの関係先にキャラクター使用の了承を得た。 Ｔシャツの前面に、マジンガーＺとハットリくんが能登の上空を飛んでいるイメージのイラストを配置。「ＩＮＴＯ　ＯＮＥ！」（一つになる）というメッセージを添えた。色は白と黒、サイズはＳ－ＸＬがあり、１枚４４００円。

リニア中央新幹線の静岡工区をめぐり、JR東海は29日、地域振興のため、静岡市葵区の県道南アルプス公園線に新設するトンネルの本体工事を9月に始めると発表した。 市によると、トンネルは三ツ峰（1350メートル）の直下を通り、井川地区と玉川地区を結ぶ約4・7キロ。9月12日に起工式を行い、2027年度末の完成を予定している。 カーブが連続して狭い区間が多い県道南アルプス公園線、県道三ツ峰落合線をショートカットするもので、市街地から井川地区までの所要時間が約20分短縮される。リニアの南アルプストンネルの工事車両もこのルートを通るという。 市とJR東海は18年6月に地域振興に関する基本合意書を締結。JR東海がトンネル新設を全額負担し、市はトンネル前後区間の道路を改良する。JR東海は22年2月から、仮設道路や工事ヤードの整備を進めていた。（斉藤智子） ","naka5":"<!-- BFF501 PC

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【愛知】名古屋市は29日、教育行政の課題を協議する「総合教育会議」を市役所で開いた。校長らの人事に絡み市教育委員会が金品などを受け取っていた問題の最終報告書が提出されたことを受けての開催で、教委の改革案などについて議論した。 会議には、河村たかし名古屋市長や教育委員全5人が出席。坪田知広教育長や第三者調査チームの寺脇研座長らも参加した。 教育委員からは「教委内には、公平性や透明性が欠如している」「金品の受け取りは明らかに不正で不適切」などの厳しい批判が出た。「市民感覚からの逸脱が生んだ問題だ」といった指摘も出た。 坪田教育長は「教委と教育委員の連携を強化し、調査チームの再発防止策を具体化していく」と述べた。 会議は、地方教育行政法により、首長と教育委員会が教育施策について話し合うもの。金品受け取り問題を受けて、2月にも開催された。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下（

上田市東内の市公文書館は９月２２日まで、第１７回所蔵資料展を開いている。住民運動で実現した現しなの鉄道大屋駅の開業に関わる文書や、戦後の上田市教育委員会発足を伝える市広報など、時代の転換点を伝える９点を紹介する。 大屋駅は、地元や諏訪地域の養蚕業者が設置運動を起こし、１８９６（明治２９）年に大屋停車場として開業。資料展では、前年の９５年に県から地元の神川村（現上田市）に出された通達文を展示した。停車場を建設できるよう、線路周辺の土地の地目を変更した―との内容が筆で記されている。 １９５２（昭和２７）年の市広報は、戦後の教育改革の一環で市教委が発足したことを説明。当時は委員５人のうち４人を選挙で選ぶ制度だった。戦前以来の市町村の教育行政は「一切上から命令されておった」ものだったが、教育委員会制度の下で「教育の主体が上田市民の手にうつった」と記している。 同館の倉沢正幸専門事務員は「今では当た

名古屋市教委の金品授受問題に関する最終報告書について取材に応じる河村たかし市長＝名古屋市中区で2024年8月28日午後3時11分、真貝恒平撮影 名古屋市教育委員会が多数の教員団体から校長職などに推薦する教員名簿とともに金品を受け取っていた問題で、市の調査検証チームは28日、「名簿、金品の授受で人事が不当にゆがめられたことは確認できなかった」とする最終報告書をまとめた。報告書を受け取った河村たかし市長は報道陣に「（ヒアリングした関係者らが）しゃべらんかっただけ。何の影響もなかったなんて通るわけないがね」と憤った。 河村市長はまた、市教委側が教員OBらに人事異動案を事前に見せていたことを踏まえ、「金をもらいボスには事前に見せて人事をやっとった。市民の皆さんにどうやったら信頼回復できるのか。ものすごい重い十字架を背負わされた」と話した。【加藤沙波】

名古屋市教委の金品授受問題の調査検証チームがまとめた最終報告書を坪田知広教育長（左端）から受け取る河村たかし市長（中央）＝名古屋市中区で2024年8月28日午後2時39分、真貝恒平撮影 名古屋市教育委員会が多数の教員団体から校長職などに推薦する教員名簿とともに金品を受け取っていた問題で、市の調査検証チームは28日、最終報告書を河村たかし市長に提出した。「名簿、金品の授受で人事が不当にゆがめられたことは確認できなかった」とする一方、こうした慣習を「市民の疑惑や不信を招く不適切な行為」と批判。「人事行政の公正さに対する無神経さ、無責任さこそが事案の本質で、厳しく非難する」と総括した。 調査の過程では、市教委の教職員課長らが校長経験のある教員OBらに人事異動案を「内覧」と称して事前に見せていたことが発覚。報告書ではこの点について「教育委員会制度に対する冒とくで、地方公務員に課された守秘義務に反す

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ロボットコンテスト世界大会の連覇をめざしていた、国立大学法人豊橋技術科学大学（愛知県豊橋市）のロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」が3位だったと、同大が26日に発表した。 ロボコンズはベトナム・クアンニンで25日に開催された世界大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」に、優勝した昨年に続いて出場したが、今年は準決勝で敗れた。ロボットの技術力などが評価され、技術賞を受賞したという。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下（中⑤企画）パーツ＝1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下（中⑥デジ編）パーツ＝8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下（中⑥デジ編）パーツ＝8826 -->","adcreative72":"<

「祭り復活が復興につながる」　４００年以上の歴史を持つ老舗和太鼓店「浅野太鼓楽器店」（白山市福留町）が能登半島地震で破損した和太鼓の新調や修繕を無償でしている。能登の祭りに欠かせない「キリコ」（灯籠）に載せられた太鼓の修理も担う。被災地に再び和太鼓の音色が響き渡ることを信じて－。（安里秀太郎） 奥能登に拠点がある和太鼓演奏団体の多くは、保管場所の被災や津波により和太鼓が破損する被害を受けた。浅野太鼓の専務取締役である浅野正規（まさのり）さんらが１月下旬に被害の実態調査を開始。公益財団法人「日本太鼓財団」（東京）が協力した。 調査と並行し、浅野太鼓は被災地の和太鼓を無償で新調したり修繕したりする事業を開始。この事業も財団が支援をした。８月初旬までに、６団体から新調４件、修理１２件の依頼が寄せられた。担当者の浅野紘佳（ひろか）さんは「これから（依頼は）まだまだ増える」とみる。

人気ロックバンド「ＡＳＩＡＮ（アジアン）　ＫＵＮＧ－ＦＵ（カンフー）　ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮ（ジェネレーション）」のボーカル兼ギターで、島田市出身の後藤正文さんが、藤枝市の旧市街地を拠点にアーティストを支援するＮＰＯ法人を創立した。市内にある茶の倉庫を音楽スタジオに改装し、新人のミュージシャンを中心に支援するという。市役所で先月開いた会見で後藤さんは「地域の交流の場所にしたい」と意気込んだ。　（佐々木勇輝） ＮＰＯ法人は「アップルビネガー音楽支援機構」。明治時代に建てられた倉庫をスタジオに、隣接する母屋を宿泊施設に、それぞれ改修し、安価に活動に取り組める滞在型音楽制作スタジオ「Ｍｕｓｉｃ（ミュ...

自民党の裏金事件に、新総裁はどう向き合うべきか――。「政治とカネ」の問題にメスを入れるよう期待する国民と、大幅な制度変更に後ろ向きな所属議員の間で、候補者たちがどこまで抜本改革に踏み込むか、「本気度」が問われている。 26日に立候補表明した河野太郎デジタル相（61）=麻生派=は、裏金事件について「（政治資金収支報告書への）不記載金額の返還で、けじめとして前へ進みたい」と語った。方法や手続きには触れなかったが、裏金問題の政治的責任を追及する姿勢を示した形だ。 この発言に対し、裏金づくりに関わった派閥を中心に、反発や疑問の声が広がる。 1070万円の不記載があった…

演劇堂で来月７、８日 滝腰さんら地元出身の俳優共演　日本大芸術学部演劇学科の学生が七尾市中島町に滞在して舞台作品を創り上げる「ノトゲキ」の実行委員会が９月７、８日、同市中島町中島の能登演劇堂前で「銀河鉄道の夜」（宮沢賢治原作）を上演する。２０１９年夏に始まったプロジェクトだが、今夏は地震の影響で学生の合宿は見合わせる。それでも被災者を励まそうと、プロの俳優らを交えて演劇を届ける。　（大野沙羅） ノトゲキは、同市中島町笠師保出身の俳優滝腰教寛さん（３９）＝東京都＝が発案し、住民の協力を得て実現した。合宿は１９年夏に初めて開き、翌２年間はコロナ禍でオンライン交流にとどまったが、２２年に再開。学生は２～３週間、空き家で共同生活を送り、祭りに参加したり、アルバイトをしたりと地元住民と関わりながら、舞台作品の制作や稽古にいそしむ。昨年は、のと鉄道（穴水町）の車両内で「銀河鉄道の夜」の上演に初挑戦した

丸い形状、摩耗遅く、自分で交換　視覚障害者が歩く時、段差など道の状況を把握するのに欠かせない白杖（はくじょう）。金沢大の主任研究員吉岡学さん（５６）＝リハビリテーション学＝は、白杖の先っぽにある小さな部品「石突（いしづき）」に注目し、より安全で便利な新型を開発した。１０月に発売予定で「社会に踏みだす一歩として、安全に好きな場所へ行くのに使って」と呼びかける。　（高橋雪花） 視覚障害者は、白杖で路面を軽くたたいたり擦ったりして、行く先の状況を確認しながら歩く。吉岡さんによると、従来の石突は一般的な円筒状のタイプで直径１・５センチと細く、側溝のふたの穴などにひっかかりやすかった。１カ月程度で摩耗し、業者などに交換を頼む必要があり、部品代込みで３千円程度かかることもあるという。 開発した新型は、円筒状の部品の先を、さらに高さ３センチの丸みを帯びたパーツが覆う。最も太い部分で直径３・５センチあり、

プロバスケットボールBリーグ1部（B1）の「シーホース三河」（刈谷市）は26日、JR三河安城駅近くのアイシン安城工場跡地に建設する新アリーナについて、2026年10月ごろとしていた完成時期が28年3月ごろにずれ込むとの見通しを明らかにした。

伊勢市の伊勢神宮内宮周辺の市営駐車場の混雑解消に向け、市が近くに800台程度を収容可能な立体駐車場の設置を計画していることが分かった。観光客が増える2033年の式年遷宮を前に、29年度の完成を目指す。交通対策費の増大に対応するため、駐車料金の値上げを検討する。 市が26日の市議会産業建設委員協議会で、駐車場再編事業として説明した。立体駐車場の整備は、同市宇治館町の三重交通Gスポーツの杜（もり）伊勢周辺の公有地で予定している。

風土、食文化をＰＲ ＪＲ西日本は２５日、小浜線でラッピング列車「サバ号」の運行を開始した。外装は嶺南の伝統的な食文化を育んできたサバをモチーフにし、沿線の特産品や郷土料理を紹介する中づりポスターを設置し、嶺南地域の風土、食文化をＰＲしている。 この日は小浜駅で出発式と運行記念イベントが開催され、沿線市町の首長ら関係者が運行を祝った。ＪＲ西日本金沢支社の川村聡副支社長は「多くの人が駅に集まった。サバ号には集客力、発信力があり、沿線の魅力を沿線の外にも伝えたい」とあいさつ。杉本和範小浜市長は「これを契機に小浜線のさらなる利便性向上と嶺南地域の発展、観光振興に一層の努力をする」と述べた。 杉本市長らがテープカットし、おばませんサポーターズクラブの４０人がサバ号に乗り込んだ。中村利紀雄駅長（６４）といずれも高浜町の青木満寛（まひろ）さん（７）と武田佳之（よしの）さん（６）が「出発進行」と合図した後