佐賀県武雄市が、来年4月から市立図書館の運営をレンタルソフト店「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC社)に委託する計画を進めている。樋渡啓祐武雄市長は、5月に新図書館構想を発表した際、「市民の生活をより豊かにする図書館を作り上げる」ため、「顧客価値を追求した(蔦屋書店の)ノウハウを注ぎ込んだ図書館という場を作り、市民価値を追求したい」と、構想の狙いを強調した。運営計画の詳細については、6月4日に開会した市議会でも議論されている。図書館の新たなロールモデルが実現するか、議論の行方が注目される。 樋渡市長が提起した「市民価値」とは、〔1〕20万冊の開架(雑誌、新刊本を含む)、〔2〕雑誌が買える図書館、〔3〕映画・音楽の充実(DVDとCDは有料貸し出しを含む)、〔4〕文具販売(プライベートブランド含む。市はスペースの賃借料を得る)、〔5〕検索・ITソリューシ
high190です。 日曜日に職場で開催された面白いワークショップに参加してきました。皆さんは「フューチャーセンター」というものをご存知でしょうか?フューチャーセンターとは、「対話を未来のイノベーションにつなげる仕組み」として北欧で生まれた手法で、企業、政府、自治体などの組織が中長期的な課題の解決を目指し、様々な関係者を幅広く集め、対話を通じて新たなアイデアや問題の解決手段を見つけ出す場を作ることを目的にしています。 そして、様々な方々と議論することをフューチャーセッションというようです。私が参加したワークショップは、特定の地域に関連する大学、行政、企業、NPO、居住者などが地域の未来について語るものでしたが、近年は大学においても地域協働が重要視されるようになっており、様々な課題を解決する可能性を秘めたものであるように感じました。5月26日から6月10日までの期間は「フューチャーセンター・
Guardian.co.ukに,「Open access to research is inevitable, says Nature editor-in-chief」が掲載されていました。 NPGのPhilip Campbell,PLoSのTheodora Bloom,エルゼビアのAlicia Wiseのコメントがあり,Philip Campbellは,学術論文へのオープンアクセスは,「長期的に見れば起こる」という見解で,CNSのような雑誌が著者負担型のOA(いわゆるゴールドOA)にするならば,その費用は1論文あたり1万ドル越えだろうと見ています(先日の社説と同じ立場)。 Alicia Wiseは,大学図書館には「買いたいもの」と「予算」との間にギャップがあるが,これは出版社の(高騰している)価格や利益が原因ではなく,図書館の予算と世界的な研究開発への投資との間のギャップが広がっているか
武雄市×CCCの図書館論争が面白い方向に伸展するかと期待したが先陣のひろみちゅ先生の件が世間的にあまり面白くない形で収束をしてしまったため、その他でも全国的な議論まで発展しなかった。そこで、どの図書館がどうとかいう個別事案は置いておいて、こんな図書館があれば面白いなという事だけをひたすら書いてみることにした。ぼくは実務家ではないのでタダの理想をいいっぱなすだけなのである。 5000人あたりに一館の図書館 無人による24時間開架 オンラインでの貸出と貸出物デリバリー その地域で見れるテレビやラジオをデジタルアーカイブ 一般の人が撮影した写真を集積アルバム化 パソコンやタブレット端末の貸出 貸出予約や延滞には別途利用金を設定する 漫画や電子書籍、人間も貸出す 書籍は古本からも調達し、図書館といえど著作権料を支払う 図書館を中心としたWAN(Wide Area Network)、キャッシュサーバ
静岡県立中央図書館(静岡市駿河区)で本の貸し出しにとどまらない様々なサービスが好評だ。若者だけではなく大人にも「活字離れ」が進んでいると言われる中、健康医療情報の提供やインターネットを活用した貴重な資料の閲覧などのアイデアで、2011年度の来館者に対する満足度調査では、87・9%(前年度比3ポイント増)が「満足」と回答した。人気の秘密を取材した。(古屋祐治) ニーズの開拓 館内に入るとまず、壁のほぼ一面に広がる大きな書棚と、新聞記事の切り抜きが貼られた掲示板が目に入った。書棚をのぞくと「がん」や「メタボリックシンドローム」の文字が並ぶ。 昨年7月に設けられた「健康医療情報コーナー」だ。病気や高齢化など、医療に対する情報を提供するために、昨年度、健康医療に関する書籍約1500冊を購入した。 家族や自分の健康を心配する県民は多いが、いきなり病院には行きづらい、という人も多い。同館企画振興課の森
(07/29)第11章第3節「国際文化会館」 (03/02)〈再録〉電子ブックトレンド講演会@徳島大学「『本棚の中のニッポン』:大学の研究・学習環境を”世界と日本”から考える」 (01/20)〈イベント情報〉 2013/1/28(月) 日本出版学会 関西部会「海外の日本研究とデジタル環境」 (11/05)〈feedback〉Q.日本のe-resourceで何が一番利用されているのか。それはなぜか。 (10/02)〈feedback〉大図研全国@京都「『本棚の中のニッポン』で伝えきれなかった・・・」でいただいた感想・コメント (09/29)〈再録〉大図研全国@京都「『本棚の中のニッポン』で伝えきれなかったいくつかのこと--日本資料と海外の大学・研究図書館--」 (09/25)〈再録〉日文研・木曜セミナー「図書館の"はたらき"は国を越えて届くか --『本棚の中のニッポン』から--」 (09/2
(07/29)第11章第3節「国際文化会館」 (03/02)〈再録〉電子ブックトレンド講演会@徳島大学「『本棚の中のニッポン』:大学の研究・学習環境を”世界と日本”から考える」 (01/20)〈イベント情報〉 2013/1/28(月) 日本出版学会 関西部会「海外の日本研究とデジタル環境」 (11/05)〈feedback〉Q.日本のe-resourceで何が一番利用されているのか。それはなぜか。 (10/02)〈feedback〉大図研全国@京都「『本棚の中のニッポン』で伝えきれなかった・・・」でいただいた感想・コメント (09/29)〈再録〉大図研全国@京都「『本棚の中のニッポン』で伝えきれなかったいくつかのこと--日本資料と海外の大学・研究図書館--」 (09/25)〈再録〉日文研・木曜セミナー「図書館の"はたらき"は国を越えて届くか --『本棚の中のニッポン』から--」 (09/2
東京都立川市が、2013年3月20日に、旧市庁舎2階の一部を用いて、約5万冊の漫画を所蔵する「まんがぱーく」を開設する予定です。旧市庁舎活用事業の一環で、指定管理者による運営が予定されています。毎日新聞の報道では、貸出は行わないことや、京都国際マンガミュージアムと業務提携して蔵書の交換などを行うことが紹介されています。 まんがぱーく:蔵書5万冊、立川市が来春開設 /東京(毎日jp 2012/6/8付け記事) http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120608ddlk13010343000c.html 旧庁舎施設等活用事業説明会を開催しました。(立川市 2012/5/31付け情報) http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=8805 参考: CA1637 – 日本にお
ひとに勧められて、読んでみた。 本棚の中のニッポン: 海外の日本図書館と日本研究 作者: 江上敏哲出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2012/05/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 183回この商品を含むブログを見る 既にオンラインで書評がいくつも出ている*1が、あえて読まずに感想を書いてみる。でもよその方が1024倍くらいためになると思うので、書評を読みたい方はそちらへ。 本書のテーマは、海外の日本研究図書館の現状や、取り組みの紹介など。著者は国際日本文化研究センターに勤務で、複数のブログをお持ちの方*2。ブログの軽妙な文体が以前から好きなのだが、本書は真面目な本だからかさすがに抑えめになっている。一方で図書館用語にはいちいちきちんと説明がつけてあり、図書館関係者以外の人に伝えようと努力されていることが感じられる。…と、ここまでが本の紹介。正確なところはご本人のブログの
2012年6月末をもってOCLCの会長兼CEO退任するジョーダン(Jay Jordan)氏の後任に、Alpha Bay社の創業者CEOのブラウント(Jack B. Blount)氏が指名されました。7月1日に第5代目の会長兼CEOに就任することになります。現在60歳のブラウント氏は、南メソジスト大学で数学を学んだ後、IBMに入社、その後は、Novell、Borland、JD EdwardsといったIT企業を経て、2002年からはDynixのCEOを務め、2005年にはAlpha Bayを創業したという経歴の持ち主です。なお、Novell時代には海外展開を行い、日本にも数年間滞在していたことがあるそうです。 Jack B. Blount named OCLC President and CEO(OCLC 2012/6/8付けプレスリリース) http://www.oclc.org/news/
米国のメアリー・アン・リーバート(Mary Ann Liebert)社から、2012年秋に“Big Data”という査読付き学術雑誌が創刊されるそうです。プリント版とオンライン版の両方が提供されるとのことです。 New Peer-Reviewed Journal on Big Data Launching in Fall 2012(メアリー・アン・リーバート社 2012/6/8付けプレスリリース) http://www.liebertpub.com/global/pressrelease/new-peer-reviewed-journal-on-big-data-launching-in-fall-2012/1055/ 参考: 米国政府が2億ドル以上を投じるビッグデータ研究開発イニシアティブを発表、LC・NLM・NARA関連のプログラムも http://current.ndl.go.jp/
OCLCの総合目録WorldCatに、英文の難易度やリーディング能力を表すレクサイル指数(Lexile Measure)を書誌詳細画面に表示する機能が追加されました。12.5万点の資料が表示対象となっています。レクサイル指数は、米国のMetaMetrics社が開発したもので、200Lから1700Lまでの数字(末尾に“L”がつく)で表されます。自分のリーディング能力のスコアから-100L~+50Lの範囲内にある英文を読むことが能力向上に効果的とされているようです。 OCLC Partners with MetaMetrics to provide Lexile Measures for WorldCat(MetaMetrics 2012/6/5付けニュース) http://www.metametricsinc.com/news/oclc-partners-metametrics-provid
活字好きの若者による、活字好きの若者のための年に一度の本のお祭りが「大学読書人大賞」です。 4月の公開討論会で『ハーモニー』が大賞に決定し、6月7日の贈賞式では著者の故・伊藤計劃さんのご両親に大賞が贈られました。 ⇒ その他の候補作をカーリルで検索。 会場の入り口には大賞候補作が並び、参加者を迎えます。 贈賞式では、大賞作品を推薦した中央大学の佐貫さんにも表彰状が渡されました。 もっと伊藤さんの作品を読みたかった。伊藤さんが伝えたかったものを自分たちが受け継いで形にしていきたい、とコメントを述べました。 因みに、賞状の文面には今回のエントリー作品すべてのタイトルが盛り込まれています。 「あなたは図書をめぐるビブリア戦争を勝ち抜き青年のための最優秀読書人賞に輝きました。その愛ははしたなき扱いを受けるかもしれませんが それでも無垢に作品とのハーモニーを奏で続けて下さい」 読み上げられると、会場
東京も、本日、梅雨入りしました。 公園のアジサイは、少しずつ色鮮やかになってきています。 - 毎月の恒例(?)となった、レファ協(レファレンス協同データベース事業)のキャラクター「れはっち」の月替わりブックカバー。6月のテーマは「雨あがり」。梅雨の曇り空を吹き飛ばすような鮮やかな色の虹が、とても印象的なブックカバーです。 ある雨の日、れはっちは、お散歩に出かけたようです。お気に入りの傘を持ち、レインコートを着て、足元はレインブーツという、しっかりとした装備で、雨対策も万全?? しばらくすると雨が上がり、空は鮮やかな虹が出現し、れはっちが「感動した!」と喜んでいる。 …というようなストーリーを、勝手に考えてみました。(あってますか?) ■ 月替わりブックカバー「雨上がり」(PDF) http://crd.ndl.go.jp/jp/library/documents/bookjacket_am
昨日、「横浜の学校図書館を考えるつどい・南部集会」(http://gtk-yokohama.seesaa.net/article/271253584.html)というイベントに行ってきました。 自分の中で、「横浜を知る」「学校図書館を知る」という2つの課題を一挙に解決(とまでは行かないか)できる、一粒で2度おいしいイベント。おかげさまで、2次会まで居座らせてもらって、かなり良い時間を過ごさせてもらいました。 横浜の小中学校(市立の高校もか)の学校図書館というのは、こんな本(横浜市教育委員会『学校図書館教育指導計画 作成の手引―子どもたちの学びを豊かにする学校図書館』 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4788711788?ie=UTF8&tag=tosyokanheiko-22&linkCode=shr&camp=1207&creative=8411&c
johokanri.jp 2019 Copyright. All Rights Reserved. The Sponsored Listings displayed above are served automatically by a third party. Neither the service provider nor the domain owner maintain any relationship with the advertisers. In case of trademark issues please contact the domain owner directly (contact information can be found in whois). Privacy Policy
5月15日に厚生労働省と文部科学省の共同による『平成23年度「大学等卒業者の就職状況調査」』が発表された(参考)。それによれば、今年4月1日時点での四年制大学の就職率は93.6%、短大の就職率は89.5%となっている。 就職の失敗を理由にした学生の自殺が増えているという報道1)があるのに、ずいぶん数値が高いという印象がある。数値が高くなる理由は二つ考えられる。第一に、サンプル調査なので、サンプルが相対的に就職率の高い学校に偏っている可能性がある。調査対象が“国立大学21 校、公立大学3校、私立大学38 校、短期大学20校、高等専門学校10 校、専修学校20 校”であること以外、校名などは公表されていない。第二に、分母に就職希望者数を用いていることである。除かれた非希望者には、就職したいと漠然と思っていても、そのハードさに耐えられずに就職活動をしなかった学生たちも含まれる。進学することもその
(続き) ■高大接続を見通したアカデミック・ライティングの授業構想(島根大学・田中) ○「アカデミック・ライティング」受講学生の意識 ◆ ・漢字には強いが、慣用表現や読解表現に弱さを感じる。 ・情報整理はできるが、考えを具体化し説明することは7割できない。 ・構想はできるが、組み立てができない ○「書き手を育てる」◆ 1)論理的に考える。思考方法。 2)適切に表現する。表現方法。 3)問題をとらえる。 調べれば分かることは課題ではない。研究に値する課題。 4)表現主体をどのように育成するか。(書くという責任。表現したことを振り返る) ○授業運営の考え方◆ ・結論を与えない ・材料を与える ・過程や方法を共有化する。 ・言語と文章を指導する ・活動させる。 ■アカデミック・ライティングをどう組織化するか:「名古屋大学学生論文コンテスト」の事例を中心に(名古屋大・近田) ○問題意識 ・学士過程
北海道大学にて (要約) ・学習支援とかやってる図書館スタッフは、図書館系の集まりより、大学教育系の集まりに行く方に数倍意味がある。僕は不勉強なので、1-2年で消化・実践できないくらいのヒントをもらえました。環境の変化に関係なく自店の味を守り続けるのはあれだ。 ・教育実践の方法や、人に何かを教える時のヒント、ライティング指導の実践、図書館での学生スタッフの活用方法など、示唆に富みました。 ・進行はスムーズ。僕がたまに出る図書館系の集まりより、質疑も数倍活発。 ・北大中央図書館の見学の時間も取れた。家具の大きさや色、その他の什器など、非常に参考になりました。 以下、例によって、自分なりの理解と、自分なりのメモです。 ■大学生の学習へのアプローチと授業・学習経験の認識との関係(斎藤・京大教育学研究科) ○学生の学習姿勢が能動的だとしても、認知面ではそうではない可能性。 ○京都と大阪の大学で調査
参加させていただいたので記録。その3。最後です。 配布資料なしだったので、自分のとったメモのみで作成です。ご了承ください。 2012年6月8日(金) 国立情報学研究所オープンハウス2012 http://www.nii.ac.jp/event/openhouse/ 電子ブック 学術電子教科書・教材の新しい流通 はじめに / 山地一禎先生(NII) JISC 2007-2010のプロジェクト 図書館からの要請で電子教科書づくりに取り組む 出版社側は微妙な反応? まずは調査をした、報告書がまとまるはず 千葉大学アカデミックリンクセンターの活動 / 竹内比呂也先生(千葉大学) 考える学生の育成 空間・人的サポート・コンテンツ活用の3つを有機的連結 見る・見られることによる学習意欲の喚起 オープンスペースでプレゼンテーション プレゼンしているスクリーンの横にブックトラックを置いて関連の本を並べる
6月11日は学校図書館の日。これは1997年6月11日、学校図書館法の改正により、12以上のクラスがある学校に司書教諭の配置が義務化されたことによる。司書教諭とは、学校図書館のための教員。本の貸出しや管理だけでなく、生徒への読書指導なども担当する。 そんな司書教諭の配置の義務化により、子どもたちの読書スタイルに変化はあったのだろうか? Wikipediaの「活字離れ」の項目によると、法律改正後から数値的な変化は見られるよう。 「『5月中に読んだ本の冊数』という調査を行っている。高校生の調査結果を見ると、1970年代の平均4.5冊から1980年代に上昇し、平均7.4冊(1984年と1988年)まで達した。1990年代には低下傾向となったが、2000年代に入って急上昇し、波はあるものの2003年には平均8冊、2004年にも7.7冊という高水準を記録した。小学校・中学校の児童・生徒の調査結果は長
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く