![ProQuest、印刷版の図書と電子書籍が混在する中での蔵書管理の困難と新たな可能性に関するホワイトペーパーを公表](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
2017年3月13日、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターが、筑波大学東京キャンパスで、ワークショップ「認知症にやさしい図書館づくり」を開催します。 ●講演「超高齢社会における図書館」(筑波大学図書館情報メディア系/筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター教授 溝上智恵子氏) ●対談「行政 vs 図書館:Win-Winの関係を築くには」(話し手:川崎市地域包括ケア推進室 角野孝一氏、川崎市立宮前図書館 舟田明氏、聞き手:筑波大学図書館情報メディア系/筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター教授 呑海沙織氏) ●講演「認知症にやさしい図書館づくりに向けて」(呑海沙織氏) ●ワークショップ「認知症にやさしい図書館づくりガイドライン」 などのプログラムが予定されています。 筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター ワークショップ 「認知症にやさしい図書館づくり」(筑波大学知的コミュニティ基
奈良県葛城地域に実在する図書館を舞台とした映画『天使のいる図書館』が、2017年2月18日から全国公開されます。この映画は2016年4月に奈良県葛城地域の5市町(大和高田市、御所市、香芝市、葛城市、広陵町)で構成される葛城地域観光協議会総会で発足した「葛城地域観光振興シネマプロジェクト」が、製作を発表したもので、2017年2月11日には奈良県内で先行上映会も行われています。 東京の大学を出て地元の図書館に就職した主人公と、レファレンスサービスの仕事を通じて知り合った老婦人を中心とする物語のようです。 「天使のいる図書館」 公式ホームページ http://www.toshokan-movie.com/ 参考: 実在する図書館が舞台の映画『天使のいる図書館』(仮題)、製作へ:奈良県の5市町による「葛城地域観光振興シネマプロジェクト」 Posted 2016年7月1日 http://curren
米Library Journal誌オンライン版に米国図書館協会(ALA)の会長は図書館情報学修士号(MLIS)保有者でなくてはならない、とする論考”The Devalued MLIS: ALA’s Leader Must Be a Librarian”が掲載されています。著者はLibrary Journal誌のEditors-at-large、John N. Berry3世氏です。 この論考は2017年2月1日発行のLibrary Journal本誌に掲載されたものの再掲で、ALA冬季大会において、会長のMLIS保持規定に関する議論が行われるのに先立って執筆されたものです。ALAでは現在、会長はMLISを保持する図書館員から選出されることとなっていますが、2017年のALA冬季大会ではこの規定の見直しについて議論される予定でした。本論考はALA会長はMLISを持つ図書館員であるべき、という
2017年2月9日、岩手県の奥州市胆沢図書館が、「猫ノ図書館」のねこ館長に、奥州市江刺区在住のむぎ(1歳。ブリティッシュショートヘアー)を選んだと発表しています。 2月22日に同館で行われる「猫ノ図書館」グランドオープンイベントで、館長の辞令交付式が行われます。 猫本コーナー「猫ノ図書館」準備ニャース(NEWS)速報(奥州市,2017/2/9) http://www.city.oshu.iwate.jp/view.rbz?cd=7070 参考: 奥州市胆沢図書館(岩手県)、「猫ノ図書館」グランドオープンに伴い、ねこ館長を公募中 Posted 2017年1月10日 http://current.ndl.go.jp/node/33224
小牧市の新図書館のあり方を問う市立図書館建設審議会(内野安彦会長)は8日、「市直営の運営が望ましい」などとする答申を安藤和憲教育長に提出した。市は当初「ツタヤ方式」と呼ばれる民間委託の管理運営方式を導入する計画だったが、一昨年10月に行われた住民投票で“否決”された。審議会の答申が注目されたが、大筋で住民投票の結果を後押しする形になった。 答申では、管理運営方式について「継続的に専門的知識をもち、責任ある運営を行うには市が主体的に運営するのが望ましい」と明記した。建設場所については、利便性などから「(市の当初計画通りの)名鉄小牧駅前の市有地を推す意見が多かった」とする一方、入居店舗の撤退で空洞化が懸念される再開発ビル「ラピオ」の活用など、他の候補地を推す意見も併記された。
胆沢 22日、グランドオープン 【奥州】22日の「猫の日」にグランドオープンする奥州市胆沢区南都田の胆沢図書館の常設コーナー「猫ノ図書館」。全国的な猫ブームにあやかり、図書館利用率アップを狙った常設展で、職員による“開館”に向けた準備が進む。構想から2年、猫をテーマにした独自性あふれる新たな図書館の形を提案していく。 胆沢図書館では近年の猫人気を追い風に、利用者減少に歯止めをかけようと猫専門コーナーを企画。これまでにアピール展示やプレ企画の開催、コーナーをPRする「ねこ館長」の公募など創設に向けた取り組みを進めてきた。 準備は、東京都千代田区の猫本専門店「神保町にゃんこ堂」をスペシャルアドバイザーに、本の収集や展示に関する助言を受けながら進行中。コーナーには絵本や小説、写真集など猫が登場する関連本約600冊が集められる予定だ。 市民が飼い主の猫を対象に募集したねこ館長は、来館者らの投票
国際オープンアクセスリポジトリ連合(Confederation of Open Access Repositories、COAR)は2月7日、次世代リポジトリプロジェクトの初期結果を公開し、意見を求めている。 COARは2016年4月、リポジトリの新たな機能と技術を見いだし、それらの技術を採用するためのロードマップを作成する作業部会を立ち上げた。本案では、リポジトリの優先すべき機能について、ユーザーとしての12の意見が示されている。 意見募集期限は3月3日。 [ニュースソース] Next generation repositories – now open for public comments! - COAR 2017/2/7 [小欄関連記事] 2016年05月24日 COAR、次世代リポジトリプロジェクトを立ち上げ
Times Higher Education2月6日付け記事"Pressure to publish in India drives junk journal boom"(試訳:インド:論文執筆の圧力により二流ジャーナルがブーム)を紹介する。 本記事は、Current Science 誌で発表された、調査報告書"India's scientific publication in predatory journals: need for regulating quality of Indian science and education"(試訳:「ハゲタカ」ジャーナルで出版されたインドの科学論文:インドの科学・教育の質を規制する必要性)(PDF:6ページ)に関するもの。 「ハゲタカ(金儲け)」ジャーナルで公開された論文の35%はインドから来ていると推測される。この数字は全世界の全学術論文に対
2017年2月7日、米・メトロポリタン美術館が、同館のコレクションの画像37万5,000点を、クリエイティブ・コモンズのCC0ライセンスで公開したと発表しています。 同ライセンスで公開されている画像には、CC0のアイコンが表示されています。 Making The Met’s Collection More Accessible (メトロポリタン美術館,2017/2/7) http://www.metmuseum.org/blogs/now-at-the-met/2017/open-access Introducing Open Access at The Met(メトロポリタン美術館,2017/2/7) http://www.metmuseum.org/blogs/digital-underground/2017/open-access-at-the-met Image and Data
2017年2月7日、クリエイティブ・コモンズが、様々なリポジトリでクリエイティブ・コモンズのライセンスで公開されているコンテンツを一括して検索できる“CC Search”の最新版(Beta)を公開し、意見を募集しています。 Beta版では、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)、Flickr、500px、ニューヨーク公共図書館(NYPL)で公開しているデータが検索対象となっており、ライセンスの種類、タイトル、タグなどから検索することができます。 その他、ソーシャル機能があり、リストの作成と共有、タグ付け、お気に入りへの追加ができるほか、容易に帰属表示をすることを可能とするための帰属表示のコピー機能もあります。 Announcing the new CC Search, now in Beta(Creative Commons,2017/2/7) https://creative
2017年2月8日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、連邦政府各部門が実施した調査・研究のデータセットを公開するポータルサイト“Open Data Portal”に、価格および所得委員会(Prices and Incomes Commission)のデータ(労働力、失業率、空室率、価格、所得、飛行機の発着回数、製造業関連統計など)を追加したと発表しています。 New releases to the Open Data Portal(LAC,2017/2/8) https://thediscoverblog.com/2017/02/08/new-releases-to-the-open-data-portal/ 参考: カナダ国立図書館・文書館、“Open Data Portal”に新規データを追加へ Posted 2016年10月21日 http://current.ndl.go.jp
米国の公共図書館協会(PLA)が、2017年1月21日に開催された理事会で、公平・多様・包摂(equity, diversity and inclusion)に関するタスクフォースの立ち上げが承認されたと発表しています。 同タスクフォースは、公平・多様・包摂に関するPLAの戦略的で多面的なアプローチやリソースを開発することを目的としており、包摂に関するコンテンツをPLAのプログラムに組み込む方法の勧告、優良事例の評価と共有、公共図書館への平等・包摂の啓発、図書館員による多様なコミュニティや職員へのサービスの支援などが計画されています。 PLA forms new task force on equity, diversity and inclusion(ALA,2017/2/8) http://www.ala.org/news/press-releases/2017/02/pla-form
2017年3月5日、OpenGLAM JAPAN主催の「ウィキペディアタウンサミット 2017 京都」が、京都府立図書館を会場に行われます。 日本国内におけるウィキペディアタウンの取り組みに関して実践・共有するとともに今後の活性化を目的に開催されるものです。 ウィキペディアタウンの概要を説明するオープニングプログラムの後、イベント主催者や講師経験者などによるシンポジウム「ウィキペディアタウンサミット」と、ウィキペディアの編集体験を通じ、ウィキペディアタウンが持つ意義や特色を考える「ウィキペディアタウン ファシリテーター養成講座」が行われ、最後にクロージングプログラムが実施されます。 参加費は無料ですが、定員は50名程度で、事前の申し込みが必要です。 「ウィキペディアタウンサミット 2017 京都」が京都府立図書館で開催されます!(京都府立図書館) http://www.library.pr
2017年3月11日、梅田スクエアビル(大阪市)において、地域資料研究会主催の「大阪の地域資料の保存と活用を考えるつどい」が行われます。 「市民が地域資料を使う」「市民が地域資料とかかわる」ために、これから大阪でできることを考えるもので、以下の内容で行われます。 第1部 「地域の資料情報を大学・博物館とともに 保存活用する ―総合資料学の試み―」 講師:後藤真氏(国立歴史民俗博物館) 第2部 ワークショップ「地域資料の収集・保存・ 活用のために私たちができること」 話題提供:地域資料研究会/ファシリテーター:林美帆氏(あおぞら財団) 参加費は無料で申し込みも不要です。 Facebook(大阪の地域資料の保存と活用を考えるつどい) https://www.facebook.com/events/1297500876969631/ 大阪の地域資料の保存と活用を考えるつどい(エル・ライブラリー
2017年3月6日、日本図書館協会(JLA)で、セミナー「電子図書館サービスの いまとこれから」が開催されます。 公共図書館・学校図書館での電子書籍貸出サービスの取り組みや、提供されているコンテンツとその利用などについてのセミナーとシンポジウムが行なわれます。また、2016年11月、電子出版制作・流通協議会(電流協)は、JLAの協力を得て実施したアンケートの結果をまとめた報告書『電子図書館・電子書籍貸出サービス調査報告2016』を刊行しましたが、その内容も報告されます。 参加費は、JLA会員と電流協の会員社の社員は無料ですが、それ以外は有料です。また、定員は100名で、事前申し込みが必要です。 日時:2017年3月6日 13時~17時 場所:公益社団法人日本図書館協会2階会議室 (1)13:05~13:20 「公共図書館の電子図書館・電子書籍貸出サービス」調査の結果について 講師 電子出版
2017年2月10日、文部科学省は、 教科用図書検定調査審議会総括部会による「教科書の改善について(論点整理)」(2017年1月23日付け)を公表しました。 2016年12月に公表された、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の最終まとめを受けて、デジタル教科書の導入と教科書検定制度の関係、URL・QRコード等の取扱いなど、教科用図書検定基準等の改善についても論点が整理されています。 新着情報(文部科学省) http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html ※「平成29年02月10日」に「教科書の改善について(論点整理)」とあります。 教科書の改善について(論点整理)(PDF: 413KB) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/tosho/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/
2017年2月8日、米国のIthaka S+Rは、宗教学研究者の研究活動を支援するためのレポート“Supporting the Changing Research Practices of Religious Studies Scholars”を公開しました。 このレポートは、米国神学図書館協会(ATLA)、米国宗教学会(American Academy of Religion:AAR)、聖書文学学会(Society of Biblical Literature:SBL)の援助を受け、Ithaka S+Rが18の研究図書館と協力して、宗教学における研究実践について調査したものです。調査チームが協力機関の宗教学の研究者にインタビューする質的調査を行なったほか、ATLAがイスラム研究の研究者などにもインタビューをしています。情報の発見とアクセス、情報管理、研究成果の公開方法、の3つの領域に焦点
OpenAIREのブログで、クロアチアの国レベルのリポジトリ“DABAR”が紹介されています。 オープンアクセス(OA)ジャーナル415誌を収録するリポジトリHRČAKと、3万以上のフルテキストの文献が収録されているCroatian Scientific Bibliography(CROSBI)を除いて、クロアチアには2015年まで機関リポジトリが7しかなかったこと、クロアチアの学術コミュニティ全体のためのリポジトリを開設するイニシアチブが2014年3月に立ち上がったこと、そのリポジトリとしてDABAR(Digital Academic Archives and Repositories)が2015年8月に開設されたこと、などが紹介されています。 Croatian national repository system DABAR & OpenAIRE(OpenAIRE Blog, 2017
今回で2回目となる“Love Your Data Week”(LYDW)が、2月13日から17日まで開催されます。 このキャンペーンは、研究図書館やデータアーカイブで働く研究データの専門家によって企画されたソーシャルメディアイベントです。研究データの管理、共有、保存、利活用、図書館ベースの研究データサービスに関連するトピックに関する意識を高め、コミュニティを構築することを目的としています。 2017年のテーマは“emphasizing data quality for researchers at any stage in their career”(研究者のキャリア段階に関わりなくデータ品質を重視する)で、期間中は日替わりでテーマに関する話題提供と情報共有がなされます。Twitter(#LYD17、#loveyourdata)やInstagram、Facebook(#LYD17、#lov
高知県が、「「高知県公文書館(仮称)」整備基本計画(案)」への意見を、2017年2月8日から3月2日まで募集しています。 同県では、高知県立図書館が新図書館等複合施設「オーテピア」に移転した後の施設を活用して「公文書館」を整備することとしており、公文書館の整備に関する基本事項を「「高知県公文書館(仮称)」整備基本計画(案)」として取りまとめ、県民から意見を募集するものです。 「高知県公文書館(仮称)」整備基本計画(案)について(意見公募期間:平成29年2月8日から平成29年3月2日まで)(高知県,2017/2/8) http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/112701/koubunsyokan-keikaku.html 参考: 高知県、「オーテピア高知図書館サービス計画」を策定し公開 Posted 2017年2月7日 http://current.ndl.g
2017年2月8日、米・マサチューセッツ大学アマースト校図書館は、同館の学術コミュニケーションオフィスによるオープンな教科書に関するイニシアチブ(OEI)が学部学生を対象に行った調査の結果を発表しています。 同館が、イニシアチブに参加するクラスの教員に対して資金を提供し、値段の高い教科書の代わりに、教員がオープンな教育リソース(OER)を用いて教材を作成するもので、それら教材等についての意見を、450人の学生(哲学、運動学、天文学、フランス語、ドイツ語、人間発達学)から聴取したものです。 調査結果として以下のことが指摘されています。 ・88%の学生が、他のコースの教科書と比べて、その内容が同等かそれ以上であると回答 ・半数を超える学生が、それら教材を用いることで、クラスへの参加・関与・達成の度合が増したと回答 ・78%の学生が低価格、無料の教材を用いた他のコースにも登録すると回答 ・59%
2017年2月1日、米国国立医学図書館(NLM)が、臨床試験の登録サイトClinicalTrials.govの新版(beta)を公開し、1か月間、利用者からのコメントを募集しています。 新版では、臨床研究の検索支援のための機能として、検索結果を絞り込むフィルタリング機能、検索結果表示の列の表示/非表示のカスタマイズ機能、関心のある特定分野の研究記録を保存し読みだす“Saved Studies”機能が設けられています。 beta版は、現在運用中のものと同一データに対して検索が行えるようになっており、新旧の検索機能の比較ができるようになっています。 Beta Version of ClinicalTrials.gov Available for Testing(NLM TECHNICAL BULLETIN,2017/2/1) https://www.nlm.nih.gov/pubs/techb
第27回保存フォーラム「デジタル時代の資料保存」<報告> 2016年12月7日,国立国会図書館(NDL)は,東京本館において第27回保存フォーラム「デジタル時代の資料保存」を開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である(E1642,E1761参照)。 近年急速に進んでいる図書館資料のデジタル化は,資料の持つ情報へのアクセス拡大だけではなく,デジタル化した画像を原資料の代替として提供することによって原資料を保護するという点で資料保存のための施策としても重要である。しかし,資料の構造や扱い方に注意しなければ,撮影の際に資料を傷めてしまう可能性もある。今回のフォーラムは,どのように資料保存とデジタル化のバランスをとり,両立させていくかを探るべく,英国のコンサバター(保存修復家)による講演と国内機関の事例報告とで構成し,資料保存とデジタル化について考える機
第6回日中韓電子図書館イニシアチブ(CJKDLI)会議<報告> 2016年12月1日と2日,第6回日中韓電子図書館イニシアチブ(China-Japan-Korea Digital Library Initiative:CJKDLI)会議が韓国国立中央図書館(NLK)で開催された。国立国会図書館(NDL)と中国国家図書館(NLC)からは各4名,開催国であるNLKからは9名が出席した。なお,この会議は,2010年に締結した協定に基づいて,毎年度,日本,中国,韓国の国立図書館が持ち回りで開催しているものである(E1526,E1647,E1762参照)。 初日は,第5回会議(E1762参照)後1年間における,各館の電子図書館事業に関する取組について報告を行った。NLKからは,2016年2月に韓国の図書館法が改正され,同年8月にISBNまたはISSNが付与されたオンライン資料が納本対象に追加されたこ
「強い議会」を支える「使える」議会図書室をつくる 2016年10月5日,広島県呉市議会がかねてから取り組んできた議会図書室改革が評価され,第11回マニフェスト大賞優秀成果賞を受賞した。マニフェスト大賞とは,地方行政や地方議会の優れた取り組みを表彰するもので,本議会については,特に議会図書室における常駐の司書の配置,議員への積極的な情報提供,公立及び大学図書館との連携の取り組みが評価された。 〇経緯 本議会図書室については,呉市議会基本条例において「適正に管理し,運営するとともに,その機能の強化に努める」こととしているものの,以前は「物置」状態だった。そこで,議会事務局においては,市役所新庁舎建設を契機に,議会図書室の充実を図るために2014年度にプロジェクトチームを設置し,先進的な取り組みを行なっている鳥取県議会図書室,鳥取県庁内図書室,鳥羽市議会図書室(三重県)などを視察した。 一方
デジタル・ライブラリという定義の行方:ICADL2016<報告> 2016年12月7日から9日にかけて,第18回アジア・太平洋電子図書館国際会議(18th International Conference on Asia-Pacific Digital Libraries:ICADL2016)が筑波大学を会場として開かれた。18の国・地域から140人の参加があった。 「情報アクセスデザインとユーザ体験」「オープンアクセスとデータ」といったテーマ毎に分けられた10のセッションで,合計42本の論文が発表された。アジア・太平洋地域情報学大学院フォーラム(Asia-Pacific Forum of Information Schools:APIS)と合同で開催されたこともあってか,情報検索や情報抽出,モバイルアプリケーションの開発事例等,情報技術に関する発表が多い印象であった。 3本の基調講演も同
JALプロジェクトから得た3度の「提言」を考える 「JALプロジェクト」(E1643参照)は,2014年度当初の3年計画のとおり,2015年度および2016年度も継続し,3度の公開ワークショップ(以下,WS)を開催して,実質的な幕を下ろした。JALとはJapanese-Art Librarianの略称であり,正式の事業名は「海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業」である。公開WSは,「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言」と銘打って,回を重ねた。初年度の2014年度は,英米仏の5都市から日本人のJALが7名参加,2015年度は7か国8都市から9名,2016年度は7か国9都市から9名を招へいした(2015年度および2016年度の招へいの日本人は各1名)。いずれの年もおよそ10日間の日本滞在期間中に東京・京都・奈良および福岡県(2015年度のみ)に所在する日本美術
日 時:2017年3月11日(土)14:00-16:00 場 所:日仏会館501号室 講 師:原正人氏(バンド・デシネ翻訳家)、笠間直穂子氏(国学院大学準教授)、須永和之氏(国学院大学教授) 内 容:3人の専門家による、フランスと日本のコミック文化と交流、図書館での受容をテーマとするトークセッション。 フランスの図書館でバンド・デシネが利用される理由、バンド・デシネと漫画を通しての日仏文化交流の可能性等 を語っていただく。 (参加自由・無料・要申込) 申込先:日仏図書館情報学会事務局(sfjbibdoc@yahoo.co.jp) 詳細ホームページ:http://sfjbd.sakura.ne.jp/
気になったキーワードを調べる短記事シリーズ。 CRIS (Current Research Information System)について、なんとなく「研究者情報データベースでかつ、色々とできるもの」というぼんやりとした理解しかしていなかったので、あらためて文献を読み直してみた。 英語版のWikipediaによると A current research information system (CRIS) is a database or other information system to store and manage data about research conducted at an institution Current research information system - Wikipedia 現役の各研究者の業績、その他の情報を収集・管理するためツール、と定義してある
アレックス・ラインハート『ダメな統計学:悲惨なほど完全なる手引書』西原史暁訳, 勁草書房, 2017. 統計学。「べからず集」であるので、読むには初歩的な統計学の知識が要求される。入門段階から一歩踏み出して実際に使ってみようという人から、すでに統計を使ってビジネスや研究に勤しんでいる人が、おそらく読者となるだろう。そういう人たちにとって本書は繰り返し読む価値がある。しかし、統計学への入門は別途必要である。 有意性の解釈やデータの使いまわしなど、分析者が陥りやすい罠について説明し、罠回避のために有意性よりも信頼区間を重視することなどをアドバイスしている。楽しんで読む内容ではないが、それでも読みやすくなるように配慮がなされている。とりわけ説明に用いる事例の選択がなかなか興味深い。「美しい両親は娘を持ちやすい」(サトシ・カナザワ‼)「兄のいる男性はそうでない男性よりゲイとなる確率が高い」など、「
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