恵庭図書館、指定管理へ 事業の充実に期待 恵庭市立図書館が4月1日、指定管理者(指定管)に移行する。図書館流通センター(本社東京、TRC)が指定管になり、同日から本館の開館時間を拡大。「読書のまちづ…
大学時代、同じ学部内に司書を目指す子は沢山いました。 まあそういう学部なので当たり前なのですが。 興味があって専攻したものの、茨の道であると分かりきっていたので、私は一般企業に就職しました。 どうしても司書になりたいという人は本当に多く、司書の募集があれば、高学歴の人々が大挙すると教授が言っていたのを覚えています。 高校時代に図書館見学で案内をしてくれた司書の方が、あと1年しか働けないと言っていたり、ゼミの卒業生が図書館のパートとして働いていると言っていたり。 司書の資格を取る人です。一般企業に就職すれば、それなりの給与をもらえる確率は高いでしょう。それでも、司書になりたい人は後を絶ちません。 司書がどのような仕事をしているのか、知っている人はどれくらいいるでしょうか。司書の必要性を感じる人は? 司書が窮状を訴えたところで、見向きもされません。ほとんどの人にとって、どうでもいいことなのです
2016年4月1日付けで準備室が情報・システム研究機構・データサイエンス共同利用基盤施設に開設されていた人文学オープンデータ共同利用センターについて、2017年4月1日より正式に発足しました。センター長は準備室長から引き続き北本朝展氏(国立情報学研究所)が務めるとのことです。 センターの概要(人文学オープンデータ共同利用センター) http://codh.rois.ac.jp/about/ 人文学オープンデータ共同利用センターが「正式に」誕生(笠間書院online、2017/4/2付け) http://kasamashoin.jp/2017/04/post_3915.html 参考: 情報・システム研究機構、人文学オープンデータ共同利用センター準備室を開設 Posted 2016年4月25日 http://current.ndl.go.jp/node/31435 【イベント】第1回CODH
2017年4月3日、大阪府立大学は2016年11月15日に「公立大学法人大阪府立大学オープンアクセス方針」を策定していたことを発表しました。 2017年4月1日以降に発表される、同大学教職員が公的研究資金(競争的研究資金、公募型研究資金に加え、運営費交付金等も含むとのこと)を用いて行った研究の成果が対象となります。オープンアクセス(OA)化の方法としては機関リポジトリでの公開のほか、APC(論文処理加工料)を伴うOA雑誌等による公開等も含むとのことです。 本法人のオープンアクセス方針を策定(大阪府立大学、2017/4/3付け) http://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20170403_3/ 公立大学法人大阪府立大学オープンアクセス方針 http://www.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/344/po
2017年3月31日付で、図書館サポートフォーラムが、ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰する「図書館サポートフォーラム賞」について第19回の結果を発表しました。 ・銀鱗文庫 ・公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター ・雪嶋宏一氏 (早稲田大学教育・総合科学学術院教授) ・渡辺美好氏 (元国士舘大学図書館職員・元同大学非常勤講師) が選ばれ、4月17日に東京都千代田区の喜山倶楽部で表彰式が開催されます。 ★第19回 図書館サポートフォーラム賞表彰決定(図書館サポートフォーラム) http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html 図書館サポートフォーラム LSF News Letter no.71(図書館サポートフォーラム) http://www.nichigai.co.jp/lib_support/pdf/n71.pdf 図
2017年3月28日、プレプリントサーバarXivは2018-2022年のビジネスプランを発表しました。新プランでは会費について、利用の多い機関を対象に値上げすることが発表されています。 arXivは利用の多い大学等の上位200機関を対象に、費用負担を求めるビジネスモデルを取っており、トップ50位の機関は年間3,000ドル、51-100位は2,500ドル、と利用の多寡に応じて負担額を変えています。この価格は2012年に設定されたものですが、その後の物価変動や、開発・運用コストの負担増に伴って、2018-2022年については会費の値上げを行うとのことです。 トップ25位は4,400ドル、26-50位は3,800ドル等と負担増を求める一方で、任意加入のarXivの利用状況が上位200位を下回る機関については、会費を1,500ドルから1,000ドルに下げることで、より多くの貢献を募るとされていま
2017年3月31日、電子書籍取次を扱う株式会社メディアドゥは、同じく電子書籍の取次事業を行う株式会社出版デジタル機構について、株式の取得を完了し、子会社化したことを発表しました。 メディアドゥによる出版デジタル機構の子会社化については2017年2月28日に発表されていましたが、公正取引委員会による企業結合審査により、排除措置命令を受けた場合には実行されない、とされていました。メディアドゥによれば企業結合審査で排除措置命令を受けることなく審査が終了したため、出版デジタル機構の70.52%の株式取得手続きを完了し、子会社化に至ったとのことです。 株式会社出版デジタル機構の株式取得(子会社化)完了のお知らせ(メディアドゥ、2017/3/31付け) http://www.mediado.jp/corporate/1603/ メディアドゥ、電子書籍取次会社の出版デジタル機構を正式に子会社化(hon
2017年8月26日から27日にかけて、大阪府枚方市の関西医科大学で第34回医学情報サービス研究大会が開催されます。 2017年4月3日より企業参加の受け付けを開始しており、6月1日から一般参加者の受け付けも開始されます。また、4月3日から5月26日まで、研究発表・参加者企画の受け付けも行われています。 第34回医学情報サービス研究大会 http://mis.umin.jp/34/entry/ 参考: 【イベント】第33回医学情報サービス研究大会(7/2-3・長崎) Posted 2016年5月16日 http://current.ndl.go.jp/node/31595 【イベント】第32回医学情報サービス研究大会(7/18-19・札幌) Posted 2015年6月2日 http://current.ndl.go.jp/node/28590
出版史ではなく読書史である。冒頭,更級日記のあの有名な一節から始まる。 「はしるはしる,わづかに見つつ,心も得ず心もとなく思ふ源氏を,一の巻よりして,人も交じらず,几帳の内にうち伏して,引き出でつつ見る心地,后の位も何にかはせむ」 津野さん,実は現代語訳で書いてくれているが,あえて原文で紹介したのは,高校の古文の先生が,「この文学少女ぶりがいいよねえ。田舎の貴族の娘が,評判の源氏物語を読みたくて読みたくて,そしてやっと一の巻から読み始めたときの興奮と感動,もう目の前に伝わってくるよねえ」と言っていたことを思い出したからなのだ。このわくわく感。 日本人にとって読書は世界のどこよりも親しまれた娯楽だった。日本の識字率が西欧諸国と比較しても同等か高く,特に女性の識字率が高かったというのはよくいわれるところだけど,安土桃山時代に日本で活躍した宣教師ルイス・フロイスが日本の読書熱の高さに驚嘆した話と
日程 2016年11月30日(水) 場所 国立情報学研究所(NII) 19階会議室ほか(東京都千代田区) 主催 国立情報学研究所 協賛 情報処理学会,データベースシステム研究会,電子情報通信学会,食メディア研究会 協力 アカデミック・リソース・ガイド株式会社 情報学およびコンピューターサイエンスの分野では,ディープラーニングに代表される人工知能関連技術の研究が盛んになっているが,このような研究が成果を上げるためには,実社会で生成された大量のデータが欠かせない。WWW1)やWSDM2)などのトップレベル国際会議では,企業などが保有・整備する巨大なデータセットを利用した発表が大半を占める。しかし,ほとんどのデータセットは米国を中心に整備されており,日本の研究コミュニティーの存在感は大きくない。 データセットの研究資源としての共有には,いくつかの課題がある。大山氏ら3)は,(1)データ利用者とデ
国立国会図書館では,2016年3月に「第四期国立国会図書館科学技術情報整備基本計画」を策定したが,この計画には「研究データの共有・保存に対する啓発活動」としてオープンサイエンスへの取り組みが含まれている。オープンサイエンスは今や国際的に大きな潮流になっており,取り組むにあたって図書館がどのような役割を果たすべきかを考えるために,この国際シンポジウムを企画した。 まずオープンサイエンスに関する欧州委員会の政策の動向とヨーロッパの研究図書館の対応の現状について,欧州研究図書館協会(以下,LIBER)のクリスティーナ・ホルミア=ポウタネン会長の講演,続いて日本の状況について,村山泰啓氏(情報通信研究機構 統合ビッグデータ研究センター研究統括)が概観した。後半では,ホルミア=ポウタネン氏,村山氏に,喜連川優氏(情報・システム研究機構 国立情報学研究所長)が加わって,「オープンサイエンスの潮流と図書
インターネットには,死者の記憶が残る。 昨年亡くなった知人のFacebookアカウントに対して,誰かが誕生日のお祝いを投稿しているのを見た。ソーシャルメディアのアカウントの所有者・利用者が亡くなっても,そのアカウントの「友達」のすべてが,亡くなった事実を知っているわけでもない。 亡くなったアカウントに,お祝いの言葉を贈っても,おそらく誰も答えることがないだろう。私のように,わざわざ亡くなった事実を伝えることをためらう人がほとんどだろうから。そして,ためらった人の多くは,そのお祝いの言葉を見て,アカウントの所有者・利用者が不在である事実を意識させられたことだろう。 2015年10月31日には,突然の死から7年間消去されないままだったあるタレントのブログが閉じられた注1)。亡くなった後も公開が続いたこのブログには,死後7万件以上のインターネットユーザーからのコメントが投稿されたとされる。この場
近年,大規模書誌情報データベースを対象とした科学計量学の研究が盛んに行われている。そのため,論文や特許,研究データの分類やクラスタリング,検索のため科学技術に関するシソーラスの重要性が増している。科学技術振興機構(JST)では,1975年からJST科学技術用語シソーラス,また2005年からは関連する大規模用語辞書の構築・改訂を進めてきたが,今回,合わせて約24.5万概念を含む両者を国際標準化団体W3Cが規定するResource Description Framework形式のLinked Dataに変換し,期間限定で公開した。本稿では,まずJSTシソーラスおよび大規模辞書の概要,およびLinked Data版の特徴や有用性について述べる。そして,さまざまなドメインオントロジーをつなぐハブとなるトップレベルオントロジーとしての位置付けについて考察し,オントロジー的観点から概念間の関係性の再整
民間のボランティアによって運営されているインターネット上のテキストアーカイブたる青空文庫注1)は,1997年7月7日の開設から早くも20年近くがたとうとしているが,今ではおよそ1万4,000点の電子テキストを収める国内有数のWebサイトにまで発展している(図1)。 本稿では,その青空文庫が取り扱っている電子テキストに焦点を当て,フォーマットやツールあるいはビューアーなどの実作業にまつわる点から,JIS漢字コードをめぐる諸問題やファイルの変換や活用に至るまでを,青空文庫に長く携わってきた立場から解説してみたい。 現在,青空文庫で作業する際のよりどころとしているのは,テキストファイル(拡張子.txt),いわゆるプレーンテキストである。どのボランティアもまずはこのファイル形式で書籍を電子化し,そのあとでXHTMLファイルを自動作成して,両ファイルを公開するという手順が踏まれ,Web上で簡易閲覧す
政府が行っている統計調査の結果は,Excel等のファイルを中心に政府統計の総合窓口(e-Stat)というWebサイトで一元的に提供されている。しかし,従来の報告書をベースにしたExcelファイルが多数あり,データの抽出などが困難な状況となっている。これを解消するためにデータベース化を進め,プログラムから直接データを取得できるAPI機能の提供も行ってきた。そして,統計データの利活用をさらに高度にすることを目的として,オープンデータでは最も優れているといわれるLinked Open Data(LOD)での提供を2016年から開始した。本稿では,政府統計のデータ提供の現状を説明するとともにLODによる統計データの提供について,その設計等の考え方,利用方法などを中心に説明する。 政府が実施する統計調査(政府統計)の結果は,原則自由に利用できるオープンデータとして政府統計の総合窓口(e-Stat)注
最速で最善の答えを導き出せると,統計学が今,注目を浴びている。しかしどのようなデータを,どう分析し,どう生かしていくか,明確にわかっている人は少ないのではないだろうか。そこでまず,偏りを避け客観的な結果を導くランダム化比較実験(ランダム化比較試験)や,日本の高品質生みの親・デミング博士のマネジメントの根幹となった統計学を紹介する。そして実践編として,リサーチデザインを駆使し,仕事に生かせるデータ分析の理想サイクルを作る方法を伝授する。 皆さん,こんにちは,西内です。今,経歴をご紹介いただきましたが,医学部を卒業した私がなぜビジネスの話をするのか,疑問に思われた方も多いのではないかと思います。医学部といってもお医者さんになるコースを卒業したわけではないのです。だからここで急に体調が悪くなる方がいらっしゃっても,残念ながら私は全く力にはなれません(笑)。 ではなぜ,医学部を目指したかというと,
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17年2月の書籍雑誌の推定販売金額は1398億円で、前年比5.2%減。前年は閏年で1日多かったこともあり、0.1%減だった。 書籍は827億円で、同1.9%減、雑誌は570億円で、同9.6%減。 雑誌の内訳は月刊誌が471億円で、同7.3%減、週刊誌は286億円で、同19.9%減。 返品率は書籍が31.0%、雑誌が40.9%。 村上春樹の『騎士団長殺し』の2冊の130万部の搬入もあり、書籍マイナスは小幅なものになったが、これもその反動が起きなければいいが。『職業としての小説家』の場合、文庫よりも安い特価本が出回っている。 複数の書店からの証言によれば、『騎士団長殺し』はかつての売れ行きの半分ほどで、3日で止まってしまったという。確かに現在でも多くの書店で平積みされたままである。それはやはり本クロニクル103でもふれておいた、100万部を搬入した『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部第二部特別
AV MARC概論 (8) MARC MANIAX 典拠 (16) MARC MANIAX 分類/件名 (12) MARC MANIAX 目録2022 (12) MARCができるまで (39) MARCで探そうQ&A (27) MARC概論 (5) NDC10版変更点 (13) TOOLiで探そう (14) ぶー子、NDCに迫る! (10) データ部ログ ダイジェスト (70) 人名典拠 (11) 個人名典拠ファイル入門 (10) 図書館業務とTRCのサービスメニュー (7) 図書館蔵書MARCのヒント (7) 雑誌データ概論 (10) プロフィール (3) お知らせ (68) データ部紹介 (56) TRC MARC (275) タイトル・シリーズ (25) 著者 (103) 文字の話 (8) 読み方 (27) 図書記号 (10) 分類/件名 (177) 新設件名のお知らせ (132)
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は3月27日、定量的・定性的アプローチにより収集した「変化の兆し(大きなインパクトをもたらす可能性のある新たな動き)」の情報を提供するサイト「KIDSASHI(Knowledge Integration through Detecting Signals by Assessing/Scanning the Horizon for Innovation : きざし)」を本公開した。 KIDSASHIは、いち早い情報提供により、政策担当者や幅広いステイクホルダーによる将来社会に関する議論に資することを目的としている。 [ニュースソース] 「KIDSASHI(Knowledge Integration through Detecting Signals by Assessing/Scanning the Horizon for Innovation : き
# 節目のご挨拶。 3年間のレンタル移籍が終わり、今年度からそのまま籍を移すことになりました。 係は異動せずということで、いまの部署でまだまだやりたいことがたくさんある自分にとっていちばんありがたいかたちになりました(ご配慮・ご尽力いただいた方々、ありがとうございます)。この先いつまでここにい(られ)るのかは分かりませんが、今年末の図書館システムリプレイスを完遂できるってことが何より嬉しいわけです。2月には顔がひきつるような某社事案をミラクルなタイトロープで切り抜けるはめになりましたが、やっとここまでこれた……。 同時に昇任もしました。といっても昨年度は実質的に係長が「不在」だったので係長業務の大半は経験済みで、守備範囲は今年度もあまり変わりがないといえばない、です。意識や振る舞いの切り替えという意味でもこの一年かけてずっと付き合ってきたので、このタイミングでどうこうというのはないみたいで
水損資料を救うために 収集書誌部資料保存課:正保五月(しょうぼ さつき) はじめに 2015年9月、関東・東北豪雨により鬼怒川の堤防が決壊し、多くの家屋が浸水、流出の被害に遭ったことは記憶に新しい。近年、このような集中豪雨は増加傾向にある。日本全域で1時間降水量が50mmを超えるような短時間強雨の発生が増加しており、大雨の頻度は引き続き増加する可能性が高いと予測されている(1)。このような現況から、図書館や文書館のような大量の資料を抱える施設にとって、「水害」への備えは急務であると言える。そこで本稿では、近年図書館で発生した資料の水損事例や、水濡れ資料への応急処置及び防災対策について紹介することで、その参考に資したい。 1. 図書館における資料の水損 1.1. 近年発生した水損事例 図書館資料が水損被害に遭う原因は様々であり、集中豪雨や津波などの天災によるもののほか、それとは 無関係に被害
学校図書館をひらく―東京・学校図書館スタンプラリーの試み― 東京都立国分寺高等学校:杉山和芳(すぎやま かずよし) はじめに 2014年6月に学校図書館法が一部改正され「学校司書」の配置が努力義務とされた(1)。次期学習指導要領でも学校図書館が果たすべき役割は大きくなると予想されている(2)。また、文部科学省が「学校図書館ガイドライン」を作成するなど(3)、学校図書館の機能強化を目指す動きが現れている。このように学校図書館をめぐる状況は大きく変化しつつある。 このような流れの中で、東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会は、学校図書館を一般に公開して理解を深めてもらうことを目的としたイベントを行っている。今年度までに5回を数えた「東京・学校図書館スタンプラリー」(以下、スタンプラリーとする)について報告する。 1. スタンプラリーの目的 スタンプラリーは、学校の夏休み期間を利用し、中学・高
ウェブアーカイブの利活用に向けた動き―世界の潮流とWARPの取組― 関西館電子図書館課:前田直俊(まえだ なおとし) 1. はじめに 1990年代半ばにウェブアーカイブが行われ始めてから20年が経過し、その間、技術開発、法整備、運用構築、普及活動など様々な分野で取組が行われてきた。この数年はとりわけ利活用に向けた議論が活発になっている。本稿は、そうした動きと背景について概観するとともに、国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)における利活用の取組を紹介する。 2. ウェブアーカイブの動向 2.1. IIPCに見る動向変化 ウェブアーカイブの動向を語る上で欠かせないのは国際インターネット保存コンソーシアム(International Internet Preservation Consortium:IIPC)の存在である。IIPCはウェブアーカイブに関する世界最大の国際的な組
ドイツ国立図書館(DNB)におけるオンライン資料を対象にした自動分類 共立女子大学:鴇田拓哉(ときた たくや) はじめに ドイツ国立図書館(DNB)では、オンライン資料、具体的にはインターネット上で入手可能な電子書籍や学位論文などの刊行物を対象に、機械的な分類記号の付与(自動分類)が行われている(1)。 本稿で取り上げるDNBの自動分類に比較的近いと思われる、出版物を対象に自動分類を行う事例に、米国議会図書館(LC)で行われているAutoDeweyがあげられる(2)。AutoDeweyとは、小説・戯曲・物語を対象とした目録データ作成の過程でジャンル(小説・戯曲・物語)と時代(例えば1745-1799)を選択すると、既に付与されている「米国議会図書館分類表(LCC)」の分類記号を手がかりにして「デューイ十進分類法(DDC)」の分類記号が自動的に作成されるものである(3)。AutoDeweyの
CA1896 – 動向レビュー:共同運用による図書館システム導入の新たな可能性 / 上野友稔,香川朋子,片岡 真 デジタルレファレンスサービスの変化 利用者サービス部サービス企画課:渡辺由利子(わたなべ ゆりこ) 1. はじめに An Answer for Everything: 10 Years of “Ask a Librarian”(あらゆる質問への答え:Ask a Librarianの10年)。2012年6月28日、このようなタイトルのお知らせが、米国議会図書館(LC)のウェブサイトに掲載された。インターネット上でレファレンスを受付けるAsk a Librarianのサービスが始まって10年が経ち、この間に58万件近くの問い合わせに答えてきたという内容であった(1)。Ask a Librarian のサービスを早くも2002年に始めていたこと、また年間平均で6万件近くも処理していた
日本では、これまで大学図書館とNIIが連携して電子リソース基盤構築に努め(表参照)、NACSIS-CATを通じた一部電子ジャーナルのILLでの活用や、数機関でのERMS導入に繋がった。しかし、電子リソースの契約からライセンス管理、アクセス提供までの一連のワークフローを確立するまでには至らなかった。現在この活動は、「大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議」(12)を母体とする「これからの学術情報システム構築検討委員会」(13)の電子リソースデータ共有作業部会(以下、作業部会とする。)が引き継いでおり、筆者らも参加している(14)。作業部会では、日本で刊行された電子リソースのデータ共有サービス(Electronic Resources Database-JAPAN:ERDB-JP;E1678参照(15))の運用を行うほか、日本で契約される電子リソースデータの管理及び活用やデータ共有
2017年3月22日、神奈川県の川崎市が、「川崎市映像アーカイブ」を公開しました。 2024年の市制100周年に向けて取り組まれている事業で、1952年から2007年にかけて制作され、映画館などで上映されていた「川崎市政ニュース映画」約720本を公開するとともに、市内の様子を撮影した過去の映像の提供を呼びかけ、寄せられたフィルム・ビデオテープ(1980年代ごろまで)をデジタル化し、まちの記憶・市民共有の財産として公開・活用することを目的としています。 寄せられたフィルム等は、DVD等の希望するメディアに複製したものと併せて返却すると説明されています。 市制100周年に向けた「川崎市映像アーカイブ」事業 川崎の昔の映像を公開 & 募集します!(川崎市,2017/3/22) http://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000085711.html 昔の映像を募集
2017年3月29日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館サーチと文化遺産オンライン、デジタルアーカイブシステムADEACとの連携を開始したことを発表しました。 文化遺産オンラインとの連携開始により文化財約3万2,000件が、またデジタルアーカイブシステムADEACとの連携開始により各地の図書館や博物館など約50機関で所蔵している古文書や地域史料等約6,000件が、検索できるようになります。 文化遺産オンラインとデジタルアーカイブシステムADEACから提供されたメタデータは、外部提供インタフェース(API)により、検索とハーベストが可能ですが、メタデータの定期的な更新は、2017年度下半期に開始する予定です。 文化遺産オンラインは、文化庁が運営する日本の文化遺産に関する情報のポータルサイトです。今回の文化遺産オンラインとの連携は、「知的財産推進計画2016」に掲げられた、連携強化に必
熊本県の菊陽町図書館が所蔵する少女雑誌資料のうち、著作権が消滅している一部の内容を公開するウェブサイト「菊陽町図書館少女雑誌コレクション」が試行的に公開されたようです。 利用できる雑誌の公開日は2017年3月28日付となっています。 平成27年度、平成28年度の文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業に基づき、著作権調査、デジタル化作業が行われ、NPO法人知的資源イニシアティブが提供するシステムを用いて公開したと説明されています。 菊陽町図書館 少女雑誌コレクション https://kikuyo.iri-project.org/ 熊本県菊陽町図書館の所蔵少女雑誌データの閲覧サイトが試行的に公開(kasamashoin online,2017/3/30) http://kasamashoin.jp/2017/03/post_3914.html 関連: 少女雑誌のご紹介(菊陽町図書館) https
2017年3月28日、徳島大学・鳴門教育大学・徳島県・徳島県教育委員会が、図書館活動に関する連携協力協定を締結したと発表しています。 徳島県における学術・文化の発展を図るため、徳島大学附属図書館、鳴門教育大学附属図書館、徳島県立図書館の交流を通じた人材の育成や収蔵資料の活用など、交流と連携協力を推進する包括的協定です。 連携協力の内容として以下の4点が掲げられています。 ・本県における学術、文化及び教育の振興に関する事項 ・本県における読書推進に関する事項 ・図書館活動を行う人材の育成、所蔵資料の融通に関する事項 ・その他、本協定の目的を達成するために必要と認める事項 徳島大学、鳴門教育大学、徳島県及び徳島県教育委員会による図書館活動の連携協力に関する協定を締結しました (徳島県立図書館,2017/3/28) http://www.library.tokushima-ec.ed.jp/ 図
電気通信大学附属図書館が、2017年4月4日に、“UEC Ambient Intelligence Agora”を開所すると発表しています。 改修工事を行なって、汎用AI研究の推進と、学生の主体的で能動的な学びを実現させるための極めて先進的な取り組みを行うためのアクティブラーニング環境を整備したものとのことです。 【4月4日開催】附属図書館「UEC Ambient Intelligence Agora」開所式について(電気通信大学附属図書館,2017/3/31) http://www.lib.uec.ac.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=347
2017年3月30日、OCLC Researchが、研究データ管理(RDM)の「現実」を調査する報告書シリーズ“The Realities of Research Data Management”の第1弾として“A Tour of the Research Data Management (RDM) Service Space”を公開しました。 RDMサービスに関して異なる選択をした世界の4つの研究大学(英・エジンバラ大学、米・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、豪・モナシュ大学、蘭・ヴァーヘニンゲン大学)の、計画時の意思決定、開発、導入に焦点をあてた調査で、これらの機関が如何にしてRDMに関する能力を獲得したかを検証しています。 第1弾の報告書では、4大学の事例に加え、北米・欧州・豪州の研究大学におけるRDMサービスを調査し、以下の3つをRDMサービスにおける主要な構成要素として指摘し
2017年3月31日、総務省は「平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」を公表しました。 この調査は2012年度から全国の高等学校1年生相当を対象に、青少年のインターネットリテラシーを可視化するものとして、実施されてきたもので、2016年度は、対象校・人数を大幅に増やすなどして実施されたものです。 調査結果のポイントとして以下の点が指摘されています。 ・本年度の全問正答率は67.2%。前年度と同一の問題・参加校で比較すると、本年度正答率は68.9%と昨年度正答率(71.0%)をやや下回った。 ・スマートフォンの1日の平均利用時間は、平日・休日とも2~3時間が最も多い。また平日は68.4%、休日は85.2%の青少年が1日に2時間以上利用する等、他の通信機器と比べて利用時間が長い。 ・約半数の青少年は一度も会ったことのないSNS上だけの友人がおり、11人以上いると答えた青少年は
2017年3月31日、総務省が、「多文化共生事例集」を公表しています。 「地域における多文化共生推進プラン」の策定・通知から10年を迎えることから、地域における多文化共生施策の更なる推進に資するために2016年2月より開催してきた「多文化共生事例集作成ワーキンググループ」において、全国から多文化共生に資する取組を幅広く募集し、優良なものをまとめたものです。 コミュニケーション支援の「多言語・「やさしい日本語」による情報提供」の6事例の1つとして、大阪市立中央図書館による多文化サービス(外国語資料の提供・外国語に関する情報の提供)が取り上げられています。 多文化共生事例集の公表(総務省,2017/3/31) http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei05_02000078.html 多文化共生事例集作成ワーキンググループ(総務省) htt
東京大学附属図書館が、2017年4月1日から、障害のある利用者(大学構成員)に対して、資料電子化サービスの本運用を開始すると発表しています。 障害のある利用者(本学構成員)への資料電子化サービス 本運用開始のお知らせ(東京大学附属図書館,2017/3/31) http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_17_03_31.html 参考: 東京大学附属図書館、障害のある利用者(大学構成員)への資料電子化サービスを試行 Posted 2016年4月28日 http://current.ndl.go.jp/node/31479 北海道大学附属図書館、北海道大学の学部学生、院生等向けの「プリント・ディスアビリティのある利用者のための資料電子化サービス」を本格実施開始 Posted 2016年5月31日 http://current.nd
京都大学図書館機構が、学術情報リポジトリ「KURENAI」において、平成28年度図書系職員海外調査研修報告書「英国大学図書館における教職員へのガイダンス・トレーニング及び広報の実態調査」を公開しています。 英国6大学の、授業に必要な参考資料をオンラインで管理し学生に公開するオンラインリーディングリストシステムによる教育支援と、研究データの管理による研究支援について、調査が行われています。 京都大学若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラム(職員派遣) 平成28年度図書系職員海外研修報告書(KURENAI) http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/218706 http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/218706/1/201610john.m
2017年3月31日をもって活動終了となるデジタルリポジトリ連合(DRF)が、月刊DRF特別号(通号87号)を発行しています。 24ページで、DRFとOA関連年表、歴代運営委員・WGメンバー・アドバイザ等名簿、委員等からのメッセージが掲載されています。 月刊DRF = Digital Repository Federation Monthly. No.87.(DRF、2017/3/31) http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?plugin=attach&refer=%E6%9C%88%E5%88%8ADRF&openfile=DRFmonthly_87.pdf http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?%E6%9C%88%E5%88%8ADRF 関連: 沿革のページを公開しました!(DRF、2017
2017年4月1日、阪急文化財団が、「阪急文化アーカイブズ」を公開したと発表しています。 阪急文化財団池田文庫が所蔵する「阪急・宝塚ポスター」「浮世絵・番付」「民俗芸能資料」に関する情報を検索できるデータベースで、この3つのカテゴリを横断的にも個別的にも検索可能で、一部を除き画像も閲覧できます。 「阪急・宝塚ポスター」の検索画面には「路線図から検索」の機能もあります。 また、「特集」ページでは、同財団逸翁美術館が所蔵する美術品など、上記3つのカテゴリに含まれない資料の情報や画像が閲覧できます。 阪急文化アーカイブズ http://www.hankyu-bunka.or.jp/archive/ 阪急文化アーカイブズ公開(阪急文化アーカイブズ,2017/4/1) http://www.hankyu-bunka.or.jp/archive/?app=pub_updinfo&mode=list 阪
鳥取県が、2017年4月3日から、県庁内図書室と県議会図書室を併置し、リニューアルオープンすると発表しています。 「県庁内図書室」と「県議会図書室」を一つの部屋に併置し、県職員と県議会議員にレファレンス等の業務を行うものです。 県庁内図書室と県議会図書室の併置・リニューアルオープンについて(鳥取県,2017/3/29) http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf//webview/0CBDFDB9F06F20EC492580F20000EAAC 参考: CA1794 – 地方議会図書室に明日はあるか―都道府県議会図書室を例に― / 塚田洋 カレントアウェアネス No.316 2013年6月20日 http://current.ndl.go.jp/ca1794 E1802 – 新たな地域社会貢献:龍谷大学図書館と大津市議会との連携 カレントアウェアネ
2017年4月1日、山口県立山口図書館及び山口県文書館が、「WEB版 明治維新資料室」を公開したと発表しています。 明治150年に向け、両館が所蔵する明治維新関係資料を、ウェブ上にデジタルアーカイブとして公開し、利活用を図ることを目的としており、大村益次郎が翻訳した兵術書など69点を含む「明治維新関係版本」、幕末期の木版摺瓦版など4点を含む「幕末の瓦版」、嘉永3年(1850年)8月の諸国遊歴から安政6年(1859年)10月の処刑に至るまでの資料377点を含む「吉田松陰関係資料(吉田家伝来)」、幕末山口市街図(1868年頃)など4点を含む「明治維新関係絵地図」が公開されています。 WEB版 明治維新資料室 https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/3500115100 「WEB版 明治維新資料室」を公開しました。(山口県立山口図書館,2017/4/
2017年3月31日、東京海洋大学附属図書館が、「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開したと発表しています。 2017年2月8日から3月10日にかけて開催された、第13回企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」(第二期)「幻の魚類画家 伊藤熊太郎」で展示された、スケッチ・原画の一部をデジタル化し公開したものです。 第13回企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」(第一期)開催中の2016年8月に、荒俣宏氏によって発見された魚類博物画家・伊藤熊太郎が描いたスケッチ帖6冊、原画1,261枚の中から作品を公開するもので、今後も内容を充実させていくとのことです。 [品川]「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開しました(東京海洋大学附属図書館,2017/3/31) http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/jojmf0lhi-2031/#_2031 伊藤熊太郎アーカイブズ(東京海洋大学附属図書館) http:
神奈川県の川崎市市民ミュージアムが所蔵する6万点に及ぶ漫画に関連の収蔵品のうち、著作権が消滅している一部の内容を公開するウェブサイト「川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション」が試行的に公開されたようです。 利用できる資料の公開日は2017年3月29日付となっています。 漫画資料のデジタル化については、平成28年度の文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業によって実施され、NPO法人知的資源イニシアティブが提供するシステムを用いて公開したと説明されています。 川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション https://kawasaki.iri-project.org/ 参考: 文化庁、「メディア芸術アーカイブ推進支援事業」(2016年度)の採択結果を公開 Posted 2016年7月8日 http://current.ndl.go.jp/node/32033 「菊陽町図書館少女雑誌コレクショ
米・2018会計年度予算案において、博物館・図書館サービス機構(IMLS)への予算措置が行われず、また、図書館サービス及び技術法(Library Services and Technology Act: LSTA)関連予算が削減されたことを受け、2017年3月29日、Cengage Learning傘下のGale社は、米国図書館協会(ALA)等と協力し、図書館の財源への国会議員の理解を得るために、図書館の教育的・経済的価値に焦点をあてたアドヴォカシー活動を行なうとし、そのためのウェブサイトを立ち上げています。 EMPOWER LIBRARIES(Gale) http://learn.cengage.com/GWP17213297 Twitter(@galecengage,2017/3/29) https://twitter.com/galecengage/status/8471339715
2017年3月30日、アジア/太平洋 米国図書館員協会(APALA)が、米・2018会計年度予算案において、博物館・図書館サービス機構(IMLS)への予算措置が行われなかったことに対し、反対声明を発表しています。 会員に影響を与える事業として、 ・マイノリティの図書館情報学修士号取得等を支援する“Spectrum Scholarship Program” ・有色人種の図書館員の合同カンファレンス“Joint Conference of Librarians of Color” ・ネイティヴ・ハワイアンがリテラシー能力を取得するための活動を行なうNPOや図書館への助成金プログラム“Native Hawaiian Library Services Grants” をあげています。 APALA releases statement opposing proposed cuts to IMLS(A
京都府立京都学・歴彩館が、2017年4月28日にグランドオープンすると発表しています。 前日の4月27日には、同館を会場に、記念シンポジウム「京都の文化―京都学・歴彩館からの発信」が開催されます。 シンポジウムの定員は300名で、参加費は無料ですが事前の申込が必要です(応募多数の場合は抽選)。 グランドオープン記念シンポジウム「京都の文化―京都学・歴彩館からの発信―」のお知らせ(京都府立京都学・歴彩館,2017/4/3) http://www.pref.kyoto.jp/rekisaikan/event/grandopensympo.html 参考: 京都府立京都学・歴彩館、ホームページを開設 Posted 2017年1月16日 http://current.ndl.go.jp/node/33253 京都府立京都学・歴彩館、2016年12月23日に一部オープン Posted 2016年11
2017年4月3日、Library Journal(LJ)誌(オンライン)が、図書館システムの展望についての特集記事“Library Systems Landscape 2017”を公開しました。2014年から続く、4回目の特集です。 掲載されている記事は6本で、図書館システムの様々な企業や製品について近年の動向をまとめた記事、Equinox Open Library Initiative(元・Equinox Software社)に関する記事、The Library Corporation社の共同創業者へのインタビュー記事、SirsiDynix社がコミュニティにおける図書館の価値を住民に説明する際に図書館に利用してもらうことを目的に作成したアニメに関する記事、研究図書館に勤める図書館員156人を対象に実施したオンライン調査に関する記事、図書館システムのベンダーに関するニュースがまとめられて
2017年4月3日、ORCID, Inc.が2016年の年次報告書を公開しました。 ブログ記事において、 ・165の新しいメンバー機関の加入、8つの新しい国/地域のコンソーシアムの結成。 ・300を超すORCID統合の実現。 ・APIとレジストリの99.9%の稼働と、質問の93%の24時間以内での回答。 ・ワークショップ14回、アウトリーチミーティング2回、世界中の会議における60を超す発表の実施。 などの昨年の活動を紹介しています。 Measuring Progress: ORCID 2016 Annual Report(ORCID,2017/4/3) https://orcid.org/blog/2017/04/03/measuring-progress-orcid-2016-annual-report ORCID Annual Report 2016 http://doi.org/1
先月のこの欄でも少し触れたが、3月1日にリードエグジビションジャパンが今年の東京国際ブックフェアの「休止」を発表した。これを報じた文化通信の記事によると「2018年9月の開催をめざす」とあるものの、存続するにしてもその意義を「皇室の来場」に置いているなど意味不明であり、あらたなコンセプトの設定は難しいと思われる。ブックフェアとながらく同時開催されてきた電子出版EXPOも2015年を最後に終了しており、一つの時代が終わった感を強くした。 もっとも、東京国際ブックフェアが開催されなくなったとしても、ここから派生したコンテンツ東京(クリエイターEXPO、コンテンツ・マーケティングEXPO、キャラクター&ブランド・ライセンス展など七つの専門見本市からなる国際総合展)は今年も開催される。東京国際ブックフェアは昨年の時点で、ビジネス見本市から「読者謝恩(ようするに本の割引販売、出版社からみれば在庫処分
東京国際ブックフェア(TIBF)を主催するリードエグジビションジャパン(石積忠夫社長、以下リード社)は3月1日、今年のTIBF開催を休止して、2018年9月の開催を目指すことを発表した。 TIBFはリード社と出版業界団体で構成する東京国際ブックフェア実行委員会(相賀昌宏委員長・小学館)の共催で1994年にスタート。23年目を迎えた昨年、それまでの書店と出版社の商談といったBtoBの性格が強い展示会から、読者謝恩を中心としたBtoCの展示会に転換した。ただ、このところ日本を代表する主要出版社の出展が減少するなどしたこともあって、次回開催について検討してきた。 今回の休止について開催権を持つリード社では、「今まで以上に発展させ、多くの出版社にご出展いただくために準備期間が必要だと判断した。当社はブックフェアに大きな投資をしており、また皇室が来場される展示会として文化的価値も高いと考えている。な
日経サイエンス 2017年 05 月号 [雑誌] 日本経済新聞出版社Amazon NEWS SCAN 冥王星のクジラ模様の謎を解く 冥王星の、クジラ模様のような褐色の領域(クトゥルフ領域)とハート模様の白っぽい領域(トンボ—領域) どのようにしてできたのか→カロンを形成したジャイアント・インパクトによって形成されるという、東大・東工大グループによる仮説 グランドタックによって、太陽系内側と外側とで、ジャイアントインパクトが起きるような軌道の乱れが起きていた可能性 ジュラ紀のタコ化石 メイク・アース・グレート・アゲン 保守派とリベラル派の人々に、どのような情報提示をすれば環境保護の募金をしてくれるのかという実験 保守派には、過去を強調したメッセージを提示した方が、受けれられやすい傾向があることがわかった。 が、ここ最近で、地球温暖化が「イデオロギー化」してしまい、保守派であれば地球温暖化に懐
21世紀末の未来を舞台に、ジャズピアニストのフォギーが、世界的なロボット工学者からVR生前葬でのピアノ演奏を頼まれたことから始まる一大騒動。 VRとして精緻に再現された1960年代の新宿、往年のの名ジャズプレイヤー、棋士、落語家を模したアンドロイドによる夢の競演、高度情報化と貧富の格差が拡大した21世紀末の社会を飛び回りながら、事態は、人類社会を破滅に追いやるコンピュータ・ウイルス禍を引き起こす直前まで突き進んでいく。 ビビビ・ビ・バップ 作者: 奥泉光,川名潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/06/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 奥泉作品は以前、『鳥類学者のファンタジア』、奥泉光『グランド・ミステリー』 - logical cypher scape、奥泉光『石の来歴』 - logical cypher scapeを読んでおり、結構好きな作家ではあ
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