ブックマーク / toshokan.weblogs.jp (56)

  • 海老名市立中央図書館に行ってきました

    日々記―へっぽこライブラリアンの日常―の中の人と海老名市立中央図書館に行ってきました.館内のようすとかも前後編豪華イラスト入りで紹介されておりますので,併せてご参照ください. CCC及び図書館流通センター(TRC)の共同事業体による指定管理者での運用で2015年10月にリニューアル,すでにメディア等でその分類や選書について議論がある図書館である. 建物のロゴからWebサイトに至るまで統一されたフォント.静かな空間とさりげないBGM.暖色系で統一された照明.そんな空間で飲み物を頂きながら居心地のよい椅子に座って勉学に励み読書をする.公共施設によくある創英角ポップ体で書かれた統一性のない注意書きなど張り物はない.年中無休. それで一体何が悪いのか.夕方の館内に空席は少ない.スターバックスからか,「こんばんは」の声が静かに響く. 確かに採用されているライフスタイル分類はNDCに浸かった頭では一見

    min2-fly
    min2-fly 2015/11/03
    "CCCは図書館で「ライフスタイルの提案」を行う.そこに利用者の選択の余地はおそらくない." それな/後は、「"全国どこにでもある"はずのものがわが町/県/自分の手の届くところにはない」こととの兼ね合い
  • 予算はどこへいった

    前回, 定期の処理をこなしてヒト,モノ,カネの流れを押さえればなんとかなると思う. と書いておきながら予算の話がなかったので追記. 「図書費」として配分を受けた予算枠から外国雑誌や出張旅費,果てはプリンタのトナーといった消耗品まで自分の係のあらゆる費用(ただし光熱費は別)をまかなうことになった.国の時代は旅費と資料費と物品購入は別枠で執行していたので,慣れない. それはどういうことなのか. たとえば27インチのディスプレイがほしいと思っても,試験用にサーバ機がほしいと言っても,買ったらその分だけ自分で図書が買えなくなる,ということだ.東京までの出張旅費とトナー代はきっとバーターだ.気づかずに着任早々カラープリンタのトナーと感光体ユニットの契約依頼票出しちゃったぜ.昨年度のうちに補充しろよ.オーマイガー. しかも引き継ぎメモには「予算は足りなくなる.だが心配するな.部長に頼んで追加の配分を受

  • 着任したての専門図書館員が取り組むべきこと

    2014年4月.着任したての専門図書館員は何をすべきか. 教科書的には 定期(日次,週次,月次)の処理を把握 引き継ぎ資料,業務マニュアルを熟読.特に執行可能な予算を把握. 過去の複写依頼データや購入図書などから利用傾向を把握 問題点を把握して改善に繋げる (良好な人間関係を構築) といったところであろうか.定期の処理をこなしてヒト,モノ,カネの流れを押さえればなんとかなると思う. 「図書館員の専門性」や「図書館は必要か」などのキーワードが頭に浮かぶが,そんなことより目の前の仕事を片付けないと話にならない. マニュアルを見るより早く,会計担当から「NACSIS-CATの料金相殺結果通知書が届いたので明細データを送れ」と言われたので過去のデータを見ながらそれらしいファイルを作成して送付.調達担当からは購入している新聞と雑誌の契約書類(四半期分)を出せというのでデータを入力して印刷して押印して

  • 図書館退屈男の近年の情勢について

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 図書館システムの調達と構築に疲れ果てた図書館退屈男の異動先は,小さな研究所図書室だった. 2014年4月,20余年を過ごしたセンター館から国立研究開発法人に採用.弊社系研究機関職員にはありがちなジョブローテーションの一環で「出向」に近いが,いつ戻るとかどこに戻るとかの予定も計画も何もなく. 組織規程によるところの図書館担当科(課じゃないんです)の業務は以下3つ. (1) 所内ネットワークの運用・管理に関すること。 (2) 公式ホームページのセキュリティ及び運用管理に関すること。 (3) 前各号に掲げるもののほか、図書、情報及びネットワークに関すること。 図書館退屈男の係はこのうち(2)と(3)の「図書」が担当.図書館業務は「前各号に掲げる

    図書館退屈男の近年の情勢について
  • 長尾館長、ありがとうございました

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. よく、大きな出来事で「歴史に残る」という表現があります。今回は「(我々が)歴史に残す」と言うべきでしょう。その意志を継ぐ、と言う意味で。 長尾真国立国会図書館長の辞任が2012年3月30日に参議院議院運営委員会で承認されました。後任は大滝則忠東京農業大学教授(元国立国会図書館副館長)とのことです(第180国会参議院公報第49号平成24年3月30日(金)による)。 国立国会図書館長と言えば、2005年3月に国立国会図書館法が改正されるまで「館長の待遇は、国務大臣と同等とする。」とされていた重職。当に雲の上の人で、前任の黒澤館長から2005年8月に感謝状を授与された時には緊張で足が震えました。広義には国立国会図書館支部図書館の分館に勤務する

  • Mendeleyが来た日。

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. Mendeley。いわゆる文献管理ツール。去年の今頃はそう思っていた。ところが。それはとんでもなく違う認識だったとしたら。 話は今年、2011年2月に遡る。Bloomington, IN で開催されたCode4lib ConferenceでのIan Mulvanyさんの発表、"Mendeley's API and University Libraries: Three Examples to Create Value"で語られたのは、「MendeleyからOAuthで認証してリポジトリにアクセス」「MendeleyのMy Libraryから自分の文献をSWORDでリポジトリに投入」というAPIをバリバリ使った実装例の紹介と、APIコンテス

  • 山が動いた(2) - 日本図書館協会はZ旗を掲げた

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 各図書館において、被災地からの要請に積極的に応えることが期待される。 (日図書館協会, "被災者を支援する図書館活動についての協力依頼" http://www.jla.or.jp/earthquake/20110325.html, accessed 2011/03/26) 日図書館協会が全国の図書館に対し、Z旗を掲げました。 日図書館協会からの要請「被災者を支援する図書館活動についての協力依頼」の続報です。思ったより状況は速いスピードで動いており、3/26付け朝日夕刊9面に以下のように掲載がありました。Webでは http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260268.ht

  • 山が動いた - 被災者を支援する図書館活動についての協力依頼

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. (追記)以下は出版社ほか権利をお持ちの方々へのお願いです。 多くの被災地の図書館では、被災者や復旧救援救護に必要な文献や図書が利用できません。被災地向けだけでも、図書館に公衆送信権及び送信可能化権を頂き、事後の電子媒体の廃棄を条件に図書館間の複写をPDFで、メール送信を認めて頂けないでしょうか。 と無理を承知で前回のこのblogで訴えてみたり、Twitterでつぶやいたり、MLで各方面に投げてから約10日。 「まあ、図書館退屈男は言うだけで交渉能力ないし」と思っていたら、思わぬところから動きがありました。3月24日(木)に文化庁で開催された「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」(第6回)にて、常世田委員より「日図書館協会から被

  • 地震に遭いました。被災館からのILL等の支援をお願いします。

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 地震に遭いました。 当館の被害は http://www.flickr.com/photos/tzhaya/sets/72157626122349337/ の通りです。 来週から業務ができるかどうか、ILL/レファレンス担当とも相談する必要があるのですが、できることはしたいと考えています。 OPACは今のところ稼働、サービスを続けています。ただし、研究所間のネットワークは一部不通となっています。 阪神・淡路大震災の時はまだTwttierもなく、今のようにライフラインの情報が集約できることはありがたいことです。 いずれにしても、当面は資料の複写や相互貸借サービスを提供できそうにありません。つくばですらこの有様ですから、東北地区に至っては業務ど

    min2-fly
    min2-fly 2011/03/13
    "ILLなどにご協力をいただける図書館様に置かれましては、被災館からの依頼の受入をお願いできないでしょうか。"/ to出版社 "被災地向けだけでも、......図書館間の複写をPDFで、メール送信を認めて頂けないでしょうか"
  • ちょっとCode4Lib行ってくる。

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. ずいぶんご無沙汰をしていました。 さて、2月7日(月)から10日(木)までアメリカはIndiana州Bloomingtonで開催されるCode4Lib Confereneceに参加すべく、成田空港第1ターミナル南ウイングまで来ました。こちらは後発組で、到着は現地時間6日(日)22:00ごろになりそうです。 発表の予定は特にないのですが、Lightning Talkに当日エントリーするかもしれません。 どんな会議か、というあたりは"How to Hack Code4Lib"に書かれています。Hackしないといけないようです。とりあえず、スーツで参加すると浮きまくる会議な事だけは確かなようです。 現地は大変にさむいようで、今月初めはシカゴ、ニ

  • Code4Lib JAPANへの誘い - デジタル情報の最前線に立つ覚悟はあるか

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 岡崎市立図書館の一件以来、司書のITへの対応力が問われている。 曰く、 図書館業は蔵書の貸し出しであり管理、あるいは子どもへのの読み聞かせ システムに関する知識を個々の職員に求めるのは酷 司書は文系が多いから仕方がない 図書館では専門的な知識を有している人が乏しい これらの発言に悪意は感じないし、仕方のないことだと思う。「が好きだから」司書を目指し、職に就く者は多い。「ITがすきだから」「パソコンが好きだから」図書館で働く,という話は聞いたことがない。 しかし、図書館員はもうITの力なしでは業務はできない。カード式目録と膨大な冊子体の索引誌で文献を探す時代にはもう戻れない。書庫に眠る壁一面のChemical Abstracts(化

  • OPACをクローリングしたら逮捕されるこの国で

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 「図書館から新着図書データを自動で取得するプログラムを開発、実行した結果、図書館のシステムが脆弱だったためサービスが停止。結果、図書館はサイバー攻撃と見なし県警に被害届を提出、プログラム開発者は逮捕拘留の末、不起訴処分となる。このことについて図書館長は「違法性がないことは知っていたが、図書館に了解を求めることなく、繰り返しアクセスしたことが問題だ」と発言。」 これが愛知県岡崎市立図書館で発生した事件の概要。 事件の経過や詳細は、 岡崎図書館HP大量アクセス事件について / さかなの目 岡崎市立中央図書館事件 議論と検証のまとめ / Vipper_The_NEET twitter ハッシュタグ #librahack を参照して頂きたい。 プ

  • 「ず・ぼん」15号電子版を買ってみた

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 理想書店さんから「ず・ぼん」15号電子版を買ってみました。冊子体も持ってはいるのですが。 購入前にはボイジャーストアへの会員登録が必要だったり、買う前にいくつか準備が必要です。支払いはWebMoneyまたはクレジットカードです。記事毎にばら売りもしていますが、まとめて買うと税込み998円。冊子ですと2,000円ですからかなりお得ですね。扱っている書店も少ないですし。 こちらではiPhone用の「理想BookViewer」でダウンロードしてみました。 文を開こうとすると、フォントのダウンロードが始まります。ダウンロードしなくても読めますが、違いは以下の通り。右がフォントダウンロード前、左がダウンロード後です。フォントダウンロード後では、

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  • 図書館総合展(第11回3日目)

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 図書館総合展3日目。この日はサンメディアさん主催のフォーラム「図書館資料を100パーセント有効活用!「OPACを超える瞬間~図書館の現場から」」から。その他、詳しいレポートは以下のblogを併せてどうぞ。 どろぶねMk-II "図書館総合展3日目" システム担当ライブラリアンの日記 "(図書館総合展)OPACを超える瞬間、サンメディア主催. 2009.11.12." 発表は九州大学の片岡さんと慶應義塾大学の田邊さんから。冒頭に「『九大だからできる』『慶應だから』ということではなく、互いに知恵を出し合って、危機を乗り越えることが大事」「いい話を聞いた、だけで終わらず。後につなげていく、続けていくことが大事。」と発表のスタンスが語られた。 ま

  • 図書館総合展(第11回2日目)

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 図書館総合展2日目。雨。予想通り来場者は減りそう。今日は特にフォーラムの予定を入れずポスターセッション会場と口頭発表に専念。 口頭発表は昼時間帯。ちょうどフォーラムの終わりと発表時間がずれる好位置。昨夜急遽作成した高橋メソッドなスライドでポスターの概要紹介を敢行。黒字に大きな白ゴシック文字。聴講者は少ないものの、12インチのディスプレイで伝達するにはちょうどよい規模。そしてややウケ。終了後は、NDLチームほか発表者各位と名刺交換。好感触を得る。 直後に会場へ戻る。ポスターの下に吊っておいた資料が減っている!うれしい!昨日、職場に連絡し資料の増刷を依頼した甲斐があった。来客も様々。直接ポスターを見に来ていただいた方、通りすがった方、そして背

  • 図書館総合展(第11回1日目)

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 朝9時。来場者としては7回目。出展者としては5回目。第11回図書館総合展の自社ブースに立つ。毎年、朝一でブレーカを起して電源を入れていたが、今年は上司に後を任せポスターセッション会場でポスター貼り。はりはり。ポスターも様々だ。一枚物でどん!と見せる物。自分のようにパワーポイントスライド6枚のスタンダードな物(確かA3横x6枚で事務局から指定があったような)。そして通りすがった知人から「字が多いね」と一言。ちょっと凹む。 ポスターの前では一人。そして説明も、対応も一人。自社ブースでの集団-個人のやりとりと異なり、ポスターに興味を持っていただいた方にパンフを渡しご説明差し上げる。タイミング。ここが重要だ。相手との距離、空気感を読み取る。ポスタ

  • 進出ス!(パシフィコ横浜的に)

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 今年もやって参りました図書館総合展。 今回はポスター発表者ということで、いつもの弊社ブースでのデモなどもありますが、個人戦メインの配置となっています。 とりあえず現時点での予定など書いてみます。 不在の際はポスターセッション会場(掲示番号21)に行き先を書いておきますが、弊社ブースと行ったり来たりになりそうです。 11月10日(火) 10:00までにポスターを貼る 10:30-12:00 まちづくり三鷹さんの「Ruby図書館システム」聴講 12:20-12:25 ポスターセッション口頭発表(展示会場内) 12:30-18:00 ポスターセッション会場周辺にいますが、13時を過ぎたらお昼に行きます。 11月11日(水) 10:00-12:0

  • 図書館退屈男: 図書館総合展の歩き方

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 来週はもう図書館総合展ですね。弊社も出展するほか、図書館退屈男はポスター発表も予定しておりますので、皆様のお越しをお待ちしております。 どこからか、「図書館総合展の行き方や過ごし方がわからない」との声をいただいたので、「よくある質問」的なものを作ってみました。項目の追加や事実と異なる点はコメント欄などでお知らせください。 例によって、このページに見ての行動は自己責任でお願いします。 会場はどこですか? 展示会場はパシフィコ横浜ホールB(2Fから入ってエスカレータを降りてすぐ)、セミナー、フォーラム会場はホールBの特設会場とアネックスホール(2Fを奥まで進む)です。 どうやって会場まで行けばいいですか? >> パシフィコ横浜アクセスマップ

  • 図書館サービスもSaaSですってよ、奥さん!ムフフ。

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. あるようでなかったSaaS(Software as a Service)による図書館サービスの提供が、NEC発で行われている、との報がありました。以下はNECのプレスリリースからの抜粋です。 http://www.nec.co.jp/press/ja/0908/2501.html 「国内初、公共図書館向けの複数システムをSaaS型で提供」(2009年8月25日) 「GPRIME 電子図書館サービス」は、(1)Wikiの仕組みを用いて、図書館員や住民が郷土に関連する情報や書籍についてWeb上で事典のように作成・蓄積・閲覧できる「わいわいライブラリー」、(2)複数の図書館をまたがって図書館員・ボランティア等がSNS形式でコミュニケーションでき

  • 【先着100名】全国図書館大会U40プレミアセッション

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 図書館退屈男。U40脱出は目前。 ということで、今日はイベントの告知です。Under40のみなさん、チャンスですよ! 図書館大会はじめ各種イベントの懇親会。 「費用対効果に合わないような気がする」 「若い人が少なくて話が合わない」 「出席したけど知っている人同士が固まっていてさみしかった」 など、寂しい気持ちになりがちですが、今回は 一言物申したい人はライトニングトークで思いのたけを熱く語れる(5分ですが) 若い人が中心なので話しやすい(そのためにはあなたが出席する必要があります) 飲めない人でもお得な参加費設定(飲んだ分だけ払ってください) 業界で有名っぽい人と話ができる(かもしれない) など、ライトな前夜祭を企画しています。 全国図書