緒原博綺 / Ohara Hiroki @Hiroki_PLT 【漫画家/イラストレーター】 漫画:『アイドルマスター シャイニーカラーズ コヒーレントライト』連載中 作品ページ:x.gd/mQWHv ◆Skeb: skeb.jp/@Hiroki_PLT ご依頼はHPのメールフォームからお願い致します plt-works.com 緒原博綺 / Ohara Hiroki @Hiroki_PLT 親友の結婚式にて 親友の同僚「漫画家さんって凄いですね、僕もちょっとコアな漫画とか好きでぇ」 僕「あ、そうなんですか。どんな作品好きなんです?(どうせ京アニあたりの萌え原作やろ)」 親友の同僚「あの…氏賀Y太って言う先生の作品なんですけど」 僕「(やべぇこの人ガチだ…)」
「ツタヤ図書館」計画をめぐる住民投票で、反対多数となった愛知県小牧市は20日、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との契約を解消し、計画をいったん白紙に戻すと発表した。 CCCと連携した図書館計画が各地で進む中、住民の反対による契約解消は全国で初めて。小牧市では4日の住民投票で反対が賛成を上回り、計画を推進してきた山下史守朗(しずお)市長が計画見直しを迫られていた。 市長は20日、朝日新聞の取材に「住民投票の結果を真摯(しんし)に受け止める決断をした限りは当然の結果だ。いったん立ち止まって検証するなら契約を続けることはできない」と話した。 市長は駅前活性化を念頭に、「単なる図書館でにぎわいの創出は難しい。民間活力導入で魅力ある施設を」とし、ツタヤ図書館計画を決定。CCCなどとアドバイザリー業務契約、名古屋の業者と基本設計業務契約を結び、来年度着工、2
映像・動画を軸にした、様々なトピックについての各論者によるアンソロジーとなっている。 序論――「映像」をめぐる新たな言葉の獲得のために 渡邉大輔 第一章 デジタル/ネットワーク映像の「思想」 「可塑性」が駆動するデジタル映像――「生命化」するビジュアルカルチャー 渡邉大輔 第二章 「映画/史」の変貌 世界は情報ではない――濱口竜介試論 冨塚亮平 三脚とは何だったのか――映画・映像入門書の二〇世紀 佐々木友輔 スタジオジブリから「満洲」へ――日本アニメーションの歴史的想像力 渡邉大輔 共同討議1 第三章 社会と切り結ぶ映像/イメージ テレビCMとこれからの広告表現 蔓葉信博 防犯/監視カメラの映画史――風景から環境へ 海老原豊 共同討議2 第四章 ニューメディア/ポストメディウムのその先へ 拡張する「アニメ」――3DCGアニメ論 藤井義允 ピクセル・ガーデンで、お散歩を――インディー・ゲーム
多人数の意見を集約するルールとして、多数決があるが、それ以外にも方法があって、どの方法がいいのかをどういう基準で考えるか、というのが社会的選択理論である、という本。 多数決以外にどういう方法があるかというと、例えば、1位に3点、2位に2点、1位に1点と点数をつけて投票し、点数の多かったものをとるという方法があったりする。 「点数の一番多かったものを選ぶ」という意味で、多数決じゃんと思うかもしれないが、「複数の選択肢の中から一つを選んで投票する」方法と、「複数の選択肢に順に点数をつけて投票する」方法とだと、結果が変わるのである。 また、単に数理的な証明の解説本というのでなく、 よりよい民主主義を行うためにはどうすればいいか ということをテーマに書かれている。 もちろん、本の内容の多くは、社会選択理論における各説の紹介なのだけれど、序文なんかを読むと「結構熱い」と思ったりした。 この研究によっ
カナダのロイヤル・ティレル恐竜博物館、中国の自貢恐竜博物館とともに、世界三大恐竜博物館と称される福井県立恐竜博物館 いつか行ってみたいなあと思っていたのだけど、連休を利用して行ってきた。 福井駅から博物館まで 福井駅前には、フクイサウルス、フクイラプトル、フクイティタンの動くモニュメントの他、駅舎の壁面にも恐竜壁画やトリックアートが描かれている。こちら、今年の3月にお目見えしたもの。モニュメントの方は12月までの公開らしい。 福井で新種として発見された恐竜には、フクイサウルス、フクイラプトル、フクイティタン、コシサウルスがいるが、前者3つはキャラクター化もされており、福井のあちこちでPR活動に使われているのを目にする。 勝山市にある恐竜博物館へは、福井駅からえちぜん鉄道で1時間、さらにバスで15分要する。 福井駅にも恐竜博士がいた。 えちぜん鉄道はまさにローカル鉄道といった風情の電車だが、
本を素材にした独創的な空間作りで評判の「ツタヤ図書館」は、中古本の購入などを批判されながらも、多くの来館者を集めている。図書館はどうあるべきなのか。ツタヤ流の発想からは、まったく違った姿が浮かび上がってくる。 ■イベント評判、「学びの連鎖」ねらう 天井まで届きそうな書架。館内にはジャズが流れ、入り口のそばの書店とカフェでは、学校帰りの中高生らがコーヒーを飲みながら読書や雑談を楽しむ。 神奈川県海老名市で1日に改装オープンした市立中央図書館。レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する。佐賀県の武雄市図書館に続く、全国2番目の「ツタヤ図書館」だ。 2013年に開館した武雄では、年間来館者が改装前の3倍以上に。市が行った利用者アンケートでは、満足との回答が85%を占めるなど「成功例」とされる。だが、CCCの図書館カンパニー社長で、海老名
2015年10月13日、山形大学は「山形大学リポジトリ」(JAIRO Cloud版)の一般公開を開始しました。 山形大学は従来、大学コンソーシアム山形に参加する他機関と共同で、「ゆうキャンパスリポジトリ」(正式名称「学術成果発信システム山形」)を構築・運用していました。2013年から、国立情報学研究所によるJAIRO Cloudへのデータ移行実験に協力を開始し、今回、JAIRO Cloud版への移行を終えたとのことです。 「山形大学リポジトリ」(JAIRO Cloud版)に含まれるのは山形大学のコンテンツのみで、ゆうキャンパスリポジトリに参加している他機関については、今後機関ごとにJAIRO Cloud版のリポジトリを立ち上げるとのことです。各機関の立ち上げ完了後に、「ゆうキャンパスリポジトリ」(JAIRO Cloud版)としても閲覧可能になるとされています。 「山形大学リポジトリ」(JA
6月6日(木曜日、休館日)午前0時から午前11時までシステムメンテナンスのため利用者登録・ネット予約等一部のwebサービスが利用できません。休止直前に利用者登録及びネット予約等を行った場合、受付処理が遅延する場合があります。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
2015年10月19日、米SPARCは学術雑誌の「オープンさ」を数値化し、確認できるサイト”Open Access Spectrum Evaluation Tool”(OAS Evaluation Tool)を公開しました。 このサイトはSPARCとPLOSが資金を提供し、BioMed Central社や英国研究図書館コンソーシアム、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)等の協力の下で構築されたものです。SPARCとPLOSが策定したオープンアクセスの程度を示すガイドブック、“HowOpenIsIt?”に基づき、「読者の権利」、「再利用に係る権利」、「著作権」、「投稿に係る著者の権利」、「自動的な投稿」、「機械可読性」の6つの観点から、各雑誌のオープンさを数値化しています。 公開時点では500誌が採点対象となっていますが、数カ月以内にさらに500誌を追加し、1,000誌について評価結果
10月5日より各種報道にて、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)について参加各国が大筋合意したとのニュースが流れております。 青空文庫では、これまで著作権保護期間のさらなる延長について反対し、またTPPに関しましても、文化に大きく影響を与えるにもかかわらず、国民不在のまま進められる議論に強く憂慮して、「TPP著作権条項に関する緊急声明」にも賛同するとともに、日々パブリックドメイン作品のデジタルアーカイヴを推進することによって、著作権の失効した本が社会で自由に活用されることの重要性を訴えて参りました。 青空文庫に関わるボランティアは、その多くが作家や作品のファンであり、また少なからぬメンバーが、自分たちの好きな本がいつまでも読み継がれ、世界じゅ うで自由に分かち合われ、これから先も公有財産として大切にされてゆくことを強く願うだけでなく、共有された知や文化が社会に循環され、次の新しい創作物
下記の日程で、第28回の勉強会を開催いたします。 御多忙のところと存じますが、ご参加をお待ちしております。 日時:2015年11月14日(土) 14:00~17:00 会場:京都商工会議所 第二会議室(※3階です) 発表者:西野浩二氏 タイトル: 「天理大学附属図書館と天理教」 要旨: 天理図書館は、天理教の発展と共に設けられ、国内の一級史料を所蔵する施設となった。その施設を作ったのは、天理教二代真柱中山正善である。近代から戦前、戦後と天理教の歴史を追いながら、図書館がどのように変化していったかを考える機会となれば幸いである。 会終了後は、懇親会を予定しております。 おおよその人数を把握したいので、参加ご希望の方は 会合の一週間前までを目安に、 事務局<toshokanshi.kansai @ gmail.com(@は半角)>までご一報ください。 twitterアカウント@k_contex
前回, 定期の処理をこなしてヒト,モノ,カネの流れを押さえればなんとかなると思う. と書いておきながら予算の話がなかったので追記. 「図書費」として配分を受けた予算枠から外国雑誌や出張旅費,果てはプリンタのトナーといった消耗品まで自分の係のあらゆる費用(ただし光熱費は別)をまかなうことになった.国の時代は旅費と資料費と物品購入は別枠で執行していたので,慣れない. それはどういうことなのか. たとえば27インチのディスプレイがほしいと思っても,試験用にサーバ機がほしいと言っても,買ったらその分だけ自分で図書が買えなくなる,ということだ.東京までの出張旅費とトナー代はきっとバーターだ.気づかずに着任早々カラープリンタのトナーと感光体ユニットの契約依頼票出しちゃったぜ.昨年度のうちに補充しろよ.オーマイガー. しかも引き継ぎメモには「予算は足りなくなる.だが心配するな.部長に頼んで追加の配分を受
東寺百合文書さん、世界記憶遺産への登録決定、おめでとうございます。 今年発売された『デジタル・アーカイブとは何か : 理論と実践』(勉誠出版, 2015)に「「誰でも」とは誰か―デジタル・アーカイブのユーザを考える」(江上敏哲)っていう記事を載せていただいたんですが、その中に東寺百合文書について言及した節がありまして、それが”東寺百合文書×デジタル×世界”的な話なので、オリジナル原稿を抜粋して載せておきますね。 デジタル・アーカイブとは何か 理論と実践 - 本編から切り取って文脈が失われた状態で載せたかたちなので、たぶん一部にこいつ何言ってんだ的なところもあると思うんですが、それは本編『デジタル・アーカイブとは何か : 理論と実践』(勉誠出版, 2015)のほうで文脈をご確認いただければと。(っていうか、あたしのよりも古賀先生とか大場さんとか湯浅先生のほうをですね、) ----------
(05/04)テスト (04/04)テスト (03/04)テスト (02/26)2/26 (02/04)テスト (01/05)yesterday’s lunch (01/04)テスト (01/01)today’s osechi & zouni (12/25)today’s lunch (12/18)today’s lunch (12/11)today’s lunch (12/11)today’s lunch (12/07)あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 - wezzy|ウェジー (12/07)あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 - wezzy|ウェジー (12/04)テスト (12/04)テスト (08/16)事務連絡 : egamiday3 終了のお知らせ (07/10)2023年5月・6
長野県短大:学園祭で「和書喫茶」 古書を気軽に楽しんで - 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20151018k0000m040026000c.html 古典籍(以下、和装本、和本、貴重書等いろいろ)を手袋で取り扱うという類の報道写真・映像があとをたたず、時折思い出したように、あれはダメだ、え、ダメなの、ダメだよ、的な話が軽くこんがりします。あるいはその逆(素手じゃん、素手でいいんだよ、え、いいの)も。 私は、古典籍資料の類を取り扱う際に、手袋などせずに素手で(よく洗った上で)取り扱う派です。そしてそれが正しい方法だろうと考えている派です。 まず、そもそも「手袋をしましょう」なんてこと習ったことがないし。 このネタについては8年前、ハーバードに巣くってた頃のブログにひと記事書いてました。 「反論:「手袋、いらんな」」(HVUday) http://hv
0000-0003-0485-8891We were finally able to meet. @jasonpriem @skonkiel pic.twitter.com/RxeEVakdUw — Keita Bando (@KeitaBando) October 7, 2015 So, we finally meet! I've waited so long for this moment. @mfenner @IanMulvany @juancommander #2AMConf pic.twitter.com/GwyFG4mdxw — Keita Bando (@KeitaBando) October 8, 2015 Thanks to our nice encounter. @ValeriaScotti6 @AMEVogler #2AMConf pic.twitter.com/36
http://www.pasteur4oa.eu/ 海外のプロジェクトやら団体やらで発音がよく分からないものがときどきある。MARC21もふだんから「まーくとうぇんてぃーわん」って言ってないと外国人と話すときにも思わず「まーくにじゅーいち」って言いそうになるし、正しい発音に慣れておきたい。 そういうときはYouTubeでセミナーの映像を見たりして発音を確認するんだけど、それほどメジャーなトピックじゃないときには動画が探せなかったりすることもある。 このPASTEUR4OAもそのひとつ。まわりに尋ねてみて「そのまま“パスツール”でいいのでは」と教えてもらったりもしたんだけど、裏が取れないので自信が持てずにいた。ようやっと先日のHORIZON2020国際シンポジウムで、ロドリゲスさんが「ぱすたーふぉーおーえー」と言っているのを聞けた。(なお、Horizon2020は「ほらいぞんとうぇんてぃとう
http://www.biomedcentral.com/presscenter/pressreleases/20151001b ちょっと前のニュースだけど、BioMed Centralのオープンアクセスオープンデータジャーナル(直訳だけど不思議な単語だ)「GigaScience」が、論文著者の貢献を示すバッヂ(Author Contributorship Badges)をパイロット的に導入したらしい。 この取り組みの背景にあるのは、著者順のような従来の方法では限界があるという問題。 Conventions around author order often mean that key contributors to research are either left off the author list entirely, or given a position that provide
ども。今井です。 図書館総合展まで,あと1ヶ月を切りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて,昨年学生さんのために書いた下記の記事ですが*1,さすがに1年経過したので,ちょっとアップデートしながら再投稿してみたいと思います。 librarius.hatenablog.com 0.何のために行くのか 図書館総合展に興味を持っている学生さんは,何のために図書館総合展に行くの,というかそれ美味しいの?という方は流石にいないと思いますが,行かない周りの友達に何しに行くのかと聞かれた時用のテンプレートをおいておきます。 真面目な話が通じる方向け ブースには図書館や学術情報に関わる企業や団体が沢山出展している。将来の就職活動に向けて,業界研究するため フォーラムを通じて図書館や学術情報に関わる最新の動向がつかめる。自分自身の知識を深めるため 学生向けにはブースを巡る学生ツアーが用意されていて,1人
今井です。 早速ですが,2015年10月18日に行われた日本図書館情報学会2015年度学会賞等授与式におきまして「学会活動貢献賞」を頂戴いたしました。 賞を頂戴したことは,この上ない喜びであり,選考の推薦ならびに選考をしてくださった理事会の皆様に深く深く御礼申し上げたいと思います。 Facebookの方にもご挨拶文を掲示いたしましたが,こちらのブログでは少し補足しつつ,ご挨拶申し上げたいと思います。 ************************** この度は大変素晴らしい賞を頂き,嬉しい限りです。 私事ではありますが,賞というものを生まれて初めて頂きました。 私個人に頂いた賞ですが,皆様のご理解やご支援があって初めて運営が出来ております。 そのことを忘れず引き続き運営に携わって参りたいと思います。 推薦理由のところでも挙げて頂きましたが,今回のウェブサイト等の運営管理について,少しお時
2015年10月6日、文部科学省の科学技術・学術審議会学術分科会第8期学術情報委員会が、「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」(2015年9月11日付け)を公表しました。 この中間まとめは、研究データ等の利活用による研究の加速化や効率化を図ること、及び研究のエビデンスとなるデータを保存・公開する意義とその方策を示すことを意図しており、基本的な考え方として、公的研究資金による研究成果のうち、論文及び論文のエビデンスとしての研究データは、原則公開とすべきであるとしています。 また、次の5点に関して、研究成果の公開についての基本的方策がまとめられています。 ・論文のオープンアクセスについての取組 ・論文のエビデンスとしての研究データの公開 ・研究成果の散逸等の防止 ・研究成果の利活用 ・人材育成の取組 新着情報 最新1か月分の一覧(文部科学省) http://www.mext.go
Bibliotheca社は、同社を支援している投資ファンドのOne Equity Partners (OEP)が、3M社の図書館システム部門3M Library Systems社を買収したと発表しています。3M Library Systems社はBibliotheca社グループに加入することになるようです。 Bibliorheca社は、今後、3M Library Systems社の経営を統合しBibliorhecaブランドに統一するとのことです、 Bibliotheca announces significant expansion (bibliotheca,2015/10/5) http://www.bibliotheca.com/3/index.php/en-us/enews-media/global-press-releases/529-bibliotheca-announces-s
オンラインマガジンShareableで、学校図書館司書のタピア(Alicia Tapia)氏が始めた自転車による移動図書館が紹介されています。 同氏は、2013年に、自転車で牽引する無料の移動図書館“Bibliobicicleta”を開始し、サンフランシスコの公園、ファーマーズマーケット、博物館、海岸をまわっているとのことです。 Bibliobicicletaでは全ての世代・ライフスタイル・趣味に適した約100冊の本を所蔵しているとのことです。 自転車でサンフランシスコの丘を運転するのは楽ではないので、クラウドファンディング “Kickstarter campaign”で電気自動車を購入する資金を調達するとのことです。 Librarian Shares Her Love of Books with a Bike-powered Mobile Library(Shareable) http:
学術出版物の継続的なオープンアクセス(OA)出版を支援するKnowledge Unlatched(KU)が、昨年の学術書のオープンアクセスの試行が成功したのを受けて、その第2ラウンドの開始について発表しています。 少なくとも世界の300の図書館が2016年1月31にまでに誓約すれば、78の新しい人文科学・社会科学の図書がOAで公開されるとのことです。 KUのコレクションは5つの分野(考古学、歴史学、文学、メディア・コミュニケーション・政治学)の78冊の図書で、以下の26の学術出版社から提供されるものとのことです。 ・Amsterdam University Press ・Berghahn Books ・Bloomsbury Academic ・Brandeis University Press ・Brill ・Cambridge University Press ・University P
米国デジタル公共図書館(DPLA)では、Public Library Partnerships Project(PLPP)を通じ、DPLAのサービスハブと共同で、公共図書館員のデジタル技術の研修を、 Digital Commonwealth,、Digital Library of Georgia、Minnesota Digital Library、Montana Memory Project、Mountain West Digital Libraryのトレーナーと連携して行なってきたとのことです。 今回、このプロジェクトの終了にあたって、様々な文化遺産機関のデジタル化業務の初心者向けに、この研修のセルフガイドを公開したとのことです。 各々の科目は、動画、注釈つきのパワーポイント資料、スライドのpdf版から構成されていて、自由に共有、再利用、翻案してよいとのことです。 New Self-Gu
2015年10月7日、米国議会図書館(LC)は、新聞資料を活用するための教員向けのガイドを公開しました。 LCでは、生徒が、LCが所蔵する歴史的な一次資料のオンラインコレクションを深く分析できるように“primary source analysis tool”を公開していますが、今回は新聞資料についてのものであり、図書館の新聞専門家と連携し、生徒が新聞の以下のような典型的特徴を活用できることを援助するものとのことです。 ・主要なアイデアの見出しとその当時の言語 ・写真、スケッチ、漫画といった視覚的要素 ・関連した事件についてのレポート ・文脈を構築することを助けるデータ また質問に加えて、教員向けガイドでは、生徒が、見出し・レイアウト・時間や場所を超えての様々な視点を考えるのを助ける、複雑な3つのレベルでのフォローアップ活動のアイデアを提供しているとのことです。 Read All Abou
2015年10月7日付のAlaska Dispatch News紙で動物標本の貸出しを行っているアラスカ大学アンカレッジキャンパスのアラスカ資源図書館情報サービス(Alaska Resources Library and Information Services:ARLIS)の紹介がされています。 同サービスでは、毛皮・剥製・頭蓋骨のコレクションを所蔵しており、図書館カードを持っていれば、クズリの毛皮からツノメドリの剥製までの数百もの動物標本を、一般市民は、2週間借りることができるとのことです。 動物標本はARLISのオンラインカタログからも検索可能とのことです。 熊と狼の毛皮の利用が多く、ボーイスカウトのプロモーションで使われるとのことです。また、シロフクロウの剥製はハリーポッターのイベントで使われるとのことです。 Need a wolf fur? A puffin pelt? All
2015年10月8日、世界規模の電子ジャーナルのアーカイブプロジェクトであるCLOCKSSは、ケンブリッジ大学出版局(CUP)と連携したと発表しています。 CUPの電子ジャーナルは、世界の12の主要な研究図書館にある、CLOCKSSの地理的・地政学的に冗長化されたノードの分散化されたネットワークで保存されるとのことです。 Cambridge University Press Preserves with the CLOCKSS Archive(CLOCKSS,2015/10/8) https://www.clockss.org/clockss/News CUP Preserves with the CLOCKSS Archive(CUP,2015/10/8) http://www.cambridge.org/about-us/news/cup-preserves-clockss-archi
2015年10月8日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)が2015年上半期の出版社の売上高速報を発表しました 速報によれば、2014年上半期に比べて売り上げ高が4.1%減少し、55億8千万ドルとなったとのことです。 また2015年の上半期の特徴は、 ○書籍(フィクション/ノンフィクション/宗教)の取り扱いは2014年の上半期に比べて減少しているが、6月から改善が見られる ○電子書籍の取り扱いは2014年から10.3%減少 ・前年比減少の大部分は、児童/ヤングアダルトカテゴリ-から来ており、45.5%減少している ・「アナと雪の女王」「ダイバージェント」シリーズを含めての大ヒット作品による2014年の大きな成長に対して減少している ○ペーパーバックとオーディオブックの取り扱いは2桁成長 ○教育分野の打ち上げは減少 とのことです。 A
2015年10月10日、「舞鶴への生還」と国宝「東寺百合文書」が、ユネスコの記憶遺産として登録が決定されました。 「舞鶴への生還」は、第二次世界大戦の敗戦に伴い、ソ連領に抑留された約60万人から約80万人といわれる日本軍人と民間人たちの抑留生活と日本本国への引き揚げの歴史を伝える資料で、日記、手紙・はがき類、手作りの手帳、絵画、名簿類、証明書類等、570点の資料から構成されます。 「東寺百合文書」は、1,000年以上にわたり、東寺(教王護国寺)に伝来した約2万5千通の文書で、仏教史、寺院史、寺院制度史研究上に貴重であるのみならず、中世社会の全体構造を解明する基本史料として質量ともに最も優れた文書史料群とのことです。平安時代以来の伽藍を中心とした鎮護国家の修法・祈祷などの諸仏事・法会を運営するための文書記録、それらを維持するための寺院運営に関する評定引付、それらの基礎となる教義に関するもの、
公益財団法人図書館振興財団が、2016年度(平成28年度)振興助成事業の募集を開始しています。対象事業は、 (1)「調べる学習」推進活動に対する助成 (2) 公共図書館のICT化推進に対する助成 (3) 学校図書館のICT化推進に対する助成 (4) 特定コレクションに基づく図書館サービスの向上に対する助成 の4つです。募集期間は2015年9月25日から2015年11月9日までとなっています。 振興助成事業(図書館振興財団) http://www.toshokan.or.jp/shinko_josei.php Facebook(図書館振興財団, 2015/9/17) https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1619437068310719&id=1510966872491073 参考: 図書館振興財団、2013年度振興助成事業の募集
ペンシルバニア州立大学パーマー美術館が、Art History’s Visual Resources Centre (VRC)と、大学図書館のPublishing and Curation Servicesの協力を得て、7,000点以上の作品を、同大図書館のデジタルコレクションで公開したと発表しています。 これまで同大学内のみで利用可能であった高精細画像が一般公開されたもので、農業、南北戦争、ペンシルバニア州の地質学と地理学、労働史、ペンシルバニア史をカバーしているとのことです。 デジタルコレクションは、作家の名前、時期、媒体、文化や作品の寄贈者などから検索できるとのことです。 パーマー美術館のコレクションはデジタル化された「レコード」はあるが、画像はないので、デジタルコレクションを追加するための撮影資金が得られた場合に、画像が追加されるとのことです。 Palmer Museum of A
2015年10月8日、De Gruyter社は、オープンアクセス出版物で、雑誌購読料とオープンアクセス出版物そのものに支払われている“double dipping”(二重取り)を防止する新しい価格モデルを導入するとしています。 De Gruyter社のある雑誌論文の5%以上がオープンアクセス論文の場合は、その割合に比例して雑誌価格を値引くということです。コンソーシアム契約の場合も、同社は契約価格からAPCs(論文処理費用)を相殺するとのことです。どちらの値引きも、次年の契約に適用するとのことです。 De Gruyter presents new open access pricing model to prevent “double dipping”(De Gruyter、2015/10/08) http://www.degruyter.com/dg/newsitem/148/de-gru
2015年10月13日、米国・OverDrive社は、100以上の大企業からの提供を受けて、30万タイトルの電子書籍を追加したと発表しています。漫画が原作のテレビ番組や映画が国際的になってきたことから漫画も追加しているとのことです。 これにより、50言語・200万タイトルの電子書籍が、世界30か国の34,000の図書館や学校で利用可能となっているようです。 日本、デンマーク、韓国、イギリス、スイス、南アフリカ、アイルランド、ドイツ、タイ、スウェーデン、トルコ、ルクセンブルク、シンガポール、マレーシア、アイルランドでは新しく参加した図書館・学校があるとのことです。 今年だけで300万の初めての利用者を含む数百万人の利用者によって、2015年の1月から9月までに1億2,000万タイトルが貸し出されており、毎年20%ずつ増えているとのことです。 OverDrive社では増加する要求に対応するため
2015年11月13日、日本電子出版協会(JEPA) 電子図書館委員会は、飯田橋研究社英語センターで、セミナー「ナショナルアーカイブ構想での国立国会図書館と出版界の役割」が開催されます。 JEPAフェロー、同志社大学大学院 非常勤講師、元国立国会図書館専門調査員・電子情報部長の中山正樹氏が講師で、電子図書館システム・サービスの構築を進めてきた立場から、NDLの電子図書館事業を振り返るとともに、今後の方向性としての国全体のアーカイブ構想とはどんなものか、課題や方策、出版社が知っておかなければならないことについて、扱われるものとのことです。 定員は200名で、会員社は無料、非会員社は会費3,000円とのことです。 一般社団法人日本電子出版協会 11月13日 ナショナルアーカイブ構想での国立国会図書館と出版界の役割(JEPA, 2015/10/13) http://www.jepa.or.jp/
2015年10月13日、Europeanaは、第一次世界大戦に関する、電子書籍(マルチタッチブック:Multi Touch Book)とApple社のオンライン教材サービスである「iTunes U」で“World War I: A Battle of Perspectives”を公開したと発表しています。 iTunesの英語版とオランダ語版で利用可能とのことです。 このプロジェクトは、 European Association of History Educators(EUROCLIO)、Gwen Vergouwen氏、アップル社、ベルギーの歴史の教師によって開発されており、生徒の生活に歴史をもたらすためにデジタルコレクションを利用するというEuropeanaの目的への重要なステップであるとのことです。 Europeana launches Multi-Touch Book and iTu
2015年10月13日、スコットランド国立図書館(NLS)が、著作権が切れたゲール語の著作物をオンラインで公開したと発表しています。 17世紀まで遡るゲール語の著作物が図書館のウェブサイトから利用可能とのことで、約600点の著作物が新しくデジタル化され、図書館のゲール語のコレクションのうち総計1,200点の著作物が閲覧可能となったとのことです。 Hundreds more Gaelic items available online(NLS,2015/10/13) http://www.nls.uk/news/archive/2015/10/gaelic-items-online Rare items in Gaelic(NLS) http://digital.nls.uk/rare-items-in-gaelic/pageturner.cfm?id=97491774 Early Gaeli
2015年10月14日、国立国会図書館(NDL)は、「全国書誌データ提供」のページをリニューアルしました。 全国書誌データの利用を考えている図書館に対してのページをリニューアルしたものですが、収録されている書誌情報は、刊行前や刊行直後のタイミングでの新刊書の予約、選書・発注には使えませんので、民間MARCの利用などをご検討ください。 国立国会図書館新着情報(NDL,2015/10/14) http://www.ndl.go.jp/index.html ※「「全国書誌データ提供」のページをリニューアルしました。全国書誌データの利用をお考えの図書館のみなさまは、ぜひご覧ください。」とあります。 全国書誌データ提供ー全国書誌データの利用を考えている図書館のみなさまへ(NDL) http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/jnb/index.html 全国書
国立国会図書館(NDL)の刊行する『びぶろす』誌(行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌)の70号(2015年10月)で、「地図を読む)」をテーマとする特集が掲載されました。 特集では以下の記事が掲載されています。 ・国立国会図書館地図室について~地図室所管資料の概要、保管及び利用について~ (国立国会図書館 利用者サービス部人文課) ・都市圏活断層図の紹介 ~知ることから防災・減災へ~ (国土交通省国土地理院応用地理部 三谷麻衣) ・海図について ~安全な航海のための必須アイテム~ (海上保安庁海洋情報部航海情報課) ・東京都立中央図書館所蔵江戸図のご紹介 (東京都立中央図書館サービス部情報サービス課 西田美奈子) びぶろす- Biblos http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/index.html バックナンバー http:
さいたま市図書館(埼玉県)が、小学生にもっと本を好きになってもらうために、図書館のキャラクター「としょ丸」を表紙にあしらった、低学年向けの読書手帳を作成したとのことです。 2015年10月21日から、各図書館で配布するとのことです。 面白かった分だけ手裏剣に色を塗れる仕組みとなっているようです。 さいたま市図書館 図書館からのお知らせ http://www.lib.city.saitama.jp/ ※「低学年向けの読書手帳「としょ丸どくしょてちょう」を作成しました(2015.10.14)」とあります。 としょ丸どくしょてちょう(さいたま市図書館) http://www.lib.city.saitama.jp/issue/toshomarudokushotechou/ 参考: CA1841 – 読書通帳の静かなブーム / 和知 剛 カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日 h
2015年10月15日、W3CのWeb Annotation Working Group(WAWG)が、“Web Annotation Data Model”の作業草案を発表しました。 “annotation”は、リソースやリソース間の関係についての情報を伝えるのに使われるもので、ウェブページ・画像・ブログの投稿へのコメントやタグが事例として含まれるそうです。 Web Annotation Data Model Draft Published(W3C,2015/10/15) https://www.w3.org/blog/news/archives/5067?pk_campaign=feed&pk_kwd=web-annotation-data-model-draft-published Web Annotation Data Model W3C Working Draft 15 Octo
2015年10月14日、文部科学省が、同省ホームページに、「科研費改革の実施方針」を掲載しました。審査システムの見直し、研究種目・枠組みの見直し、柔軟かつ適正な研究費使用の促進についての工程表などを掲載しているとのことです。 オープンサイエンスについては、その動向に適切に対応し、研究成果及びそれに係る評価結果を積極的に発信し、その可視化を進め、併せて、他の公的研究費制度との適切な連携に留意するとのことです。 文部科学省公式Twitter(2015/10/14付け) https://twitter.com/mextjapan/status/654224443019935744 科研費改革の実施方針 http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/10/14/1362786_01.
2015年10月13日、米国学術団体評議会(ACLS)は、同会の人文系の学術電子書籍のサイトであるHumanities E-Book (HEB)に371タイトルのコンテンツを追加したと発表しています。現在4,680タイトルを収録しているとのことです。また、追加された書籍のMARCレコードも図書館に所蔵と統合するためにダウンロードできるとのことです。 オックスフォード大学出版局から59冊、プリンストン大学出版局から35冊、ケンブリッジ大学出版局から29冊、カリフォルニア大学出版局から17冊などの電子書籍が追加され、HEBへの推薦は、ACLSの構成委員会(constituent societies)や、Association for Slavic, East European, and Eurasian Studies (ASEEES)から得ているとのことです。 また新しく2つの研究分野、ヒッ
2015年10月19日から25日にかけて、「オープンアクセスウィーク(Open Access Week)」として、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントが予定されています。 オープンアクセスウィークは2007年に開始され、今年で9回目となります。 今年のテーマは”Open for Collaboration”(オープンが生む協同)とのことです。 デジタルリポジトリ連合(DRF)のウェブサイトには特設ページが用意され、OAWのロゴやポスターなどのグッズ、国内で開催されるイベントがまとめられています。 2015年のオープンアクセスウィークは,10月19日(月)~25日(日)!(DRF) http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?oaw2015 参考: 【イベント】第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット20
2015年10月29日、国立情報学研究所にて、CODATA-ICSTIデータサイテーションタスクグループ主催による「CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ」が開催されます。 開催趣旨として、データ引用に関する我が国におけるこれまでの活動、および今後のデータ引用の手続きを実践するための取組み、分野ごとに異なる特性・事情への対応などについて意見交換することで、我が国におけるデータ引用取組の進展をはかることを目指したい、とのことです。 真子博氏(内閣府)、村山泰啓氏(情報通信研究機構、CODATA TGメンバー)、クリスティン・ボーグマン氏(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、林和弘氏(文部科学省科学技術・学術政策研究所)、武田英明氏(国立情報学研究所)等の講演が予定されています。参加費は無料です。 CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ(データサイテーション
2015年10月15日、鳥取県立図書館は、県下の高校図書館、特別支援学校図書館と協力し、高校生を対象とした「鳥取県高校生クイズ~学校図書館で鳥取を知ろうセカンドバージョン~」を開催することを発表しました。 これは、県内高等学校及び特別支援学校図書館を中心に鳥取県に関するクイズを解くイベントを開催するもので、10月から12月のうち、各学校が開催期間を設定し、応募者は、図書館資料等を用いてクイズに回答するものとのことです。 図書資料を活用して解答することで生徒の図書館利用の促進を図りつつ、生徒が鳥取県や自校について関心を深め、自主的に考える機会を提供することで将来の進路等に役立てることを目的とした取り組みとのことです。 また、県立図書館と連携して問題作成を行い、更に県内市町村図書館とも資料収集等で相互協力の充実をはかるものとのことです。 なお、2014年度には「高校生鳥取県クイズ~学校図書館で
米国の著作権団体Authors Guildが、Googleブックスをめぐる著作権侵害訴訟について控訴していた裁判で、2015年10月16日、連邦第二巡回区控訴裁判所は、Googleブックスはフェアユースにあたるとした米国ニューヨーク南地区連邦地方裁判所の判決を支持し、原告側の主張を退けたとのことです。Authors Guildは、米国最高裁判所に上訴する意向を示しているとのことです。 13-4829-cv Authors Guild v. Google, Inc. United States Court of Appeals for the Second Circuit http://www.ca2.uscourts.gov/decisions/isysquery/b3f81bc4-3798-476e-81c0-23db25f3b301/1/doc/13-4829_opn.pdf Seco
2015年10月16日、Zepheira社は、図書館のウェブ上での認知度の向上をはかるプロジェクトLibhub Initiativeや、カリフォルニア大学デービス校図書館との学術図書館でBIBFRAMEを適用する際にテクニカルサービスの業務フロー全体に及ぼす影響を調査する“BIBFLOW”プロジェクトからのフィードバックにより、オープンソースのLinked Dataの変換・編集ツールを更新したと発表しています。 Zepheira Upgrades Open Source Linked Data Editing Toolkit and Training Software(Zepheira,2015/10/16) http://zepheira.com/news/zepheira-upgrades-open-source-linked-data-editing-toolkit-and-trai
2015年10月18日付けのThe Oregonian紙によると、ポートランド州立大学図書館に匿名の者から52年ぶりに図書が返却されたとのことです。 返却されたのは2冊の本“Basic Principles of Speech”“Preface to Critical Reading”で、輪ゴムで括られ、「これらの図書は1963年に高校のスピーチの授業で借りた」「それらの図書は私と一緒に何度も移動した」「これらの図書は返却される時が来た。期限が過ぎている。しかし、私はあなたにこれらの本の運命を決めてもらおう。」と書かれたメモが挟まれていたとのことです。 図書館では最早罰金を科さないけれども、失われた本のために110ドルの交換手数料を請求するとのことです。図書館員は半世紀後半に正しいことをした借り手に共感しているとのことです。 返却された2冊の本には、ペンと鉛筆で下線が引いてあり、ハードカバ
2015年10月18日、学校図書館問題研究会が、神戸新聞による村上春樹氏の学校図書館貸出記録の公表に関し見解を公表しています。 これは、作家の村上春樹氏が母校の兵庫県立神戸高等学校図書館で借りた本の図書カード(本についている貸出用のカード)が、2015年10月5日の神戸新聞ネットニュース及び夕刊で公表されたことに関するもので、神戸高校図書館の廃棄図書に残っていた図書カードが、カードに氏名が載っている本人の同意なく神戸新聞に提供されたとのことです。公表されたカードには、村上氏のほかにもその本を借りた当時の生徒の学年、組、氏名、貸出日、返却日が記入されており、それらがはっきりと読み取れる状態の画像が掲載されていたとのことです。 村上春樹氏の学校図書館貸出記録の公表に関し見解を公表しました(学校図書館問題研究会,2015/10/18) http://gakutoken.net/jooxwruc7
2015年10月19日付けの茨城新聞の記事によると、関東・東北豪雨で被災し、臨時休館している常総市立図書館は、隣接する駐車場に仮設図書館を開設することを決めたとのことです。本の重みに耐えられるよう床などの強化が必要として、開館時期は年明けを目指しているとのことです。 仮設図書館はスペースが限られるため、滞在型ではなく、貸し出しのみを予定し、対象は、児童書の日本文学と絵本(2万冊)、大人向けの日本文学と随筆(1万冊)の計3万冊とするそうです。 鬼怒川決壊 常総図書館、仮設で 年明け開館目指す(茨城新聞,2015/10/19付け記事) http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14451660964703 参考: 常総市、「常総市立図書館 臨時休館のお知らせ」と「常総市民が利用できる図書館のご案内」を市のウェブサイトに掲載 Posted 2
2015年10月16日、英国図書館(BL)は、録音資料コレクションの国家規模の調査結果を、レポートとディレクトリーとして公表しています。 今年1月、BLは、国家の音源遺産を保存することを目的とするプログラム“Save our Sounds”を開始し、プログラムを開始するにあたり、国家規模の国内のサウンドコレクションの調査に着手したとのことです。 5か月間にわたり、図書館、公文書館、レコード会社、コレクターに、どのようなコレクションをどのような状態・形態で所蔵しているかを調査し、その結果、英国の音源遺産の過去最大のスナップショット(488の所蔵者の3,015のコレクションにおける190万の音源)を作成することができたとのことです。 ディレクトリーは、所有者が保有する情報を共有することで合意したすべてのコレクションの詳細が含まれているとのことで、また、研究目的にcsvファイルが欲しい場合はレフ
米国の調査機関Pew Research Centerが2015年10月19日に米国人の読書に関するレポート“Slightly fewer Americans are reading print books, new survey finds”を発表しています。 レポートによると、 ・読者層は前年より若干減り、電子書籍の読者は横ばい。 ・72%の米国人は過去1年間に、形態や分量を問わず読書をしているが、2011年の調査結果である79%よりも減少している。 ・過去1年間に冊子体の書籍を読んでいる成人男性は63%で、昨年調査の69%や、2011年調査の71%から減少している。 ・27%の米国人が過去1年間に電子書籍を読んでおり、2011年調査の17%より上昇している。 ・オーディオブックについては12%が利用している。 ・前年に読んだ本の数の平均は12冊で、メジアン(中央値)は4冊。 ・約27%
Google Analyticsの分析によると、2015年度に米国国立公文書館(NARA)のウェブサイトを訪問したのは2,400万人で、8,000万ページを閲覧されており、2014年度の1,900万人・6,900万ページより各々26%・16%増加しているとのことです。 また33.6%のウェブサイトへの接続はモバイルもしくはタブレットからで、前年比18%増で増加傾向とのことで、それに合わせてウェブサイトを改善しないといけないと考えているようです。 また、200人の職員が130のソーシャルメディア(Facebook、Twitter、Tumblr、Instagramなど)のアカウントで活動しており、2015年度にはソーシャルメディアに2億5千万のアクセスがあり、前年の1億4,100万に比べて著しく増加しているとのことで、職員は、ソーシャルメディアの力を意識しているとのことです。 By The N
エリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ:表現の自由はどこまで認められるか』明戸隆浩ほか訳, 明石書店, 2014. 邦題には「ヘイトスピーチ」とあるが、それだけでなくホロコースト否定論、人種差別団体の規制、ヘイトクライムへの刑事罰の強化などについても扱っている。邦題の副題のほうが本書の問題意識をより適切に表しており、欧米各国が「自由」の原則──愚かなことをする自由、レイシストになる自由も含まれる──と差別表現・行為の規制をどう両立させているのかについて比較・考察する内容である。原書はThe Freedom to Be Racist? (Oxford University Press, 2011)で、著者は米国の政治学者である。示唆の多い内容で非常にためになった。 著者によれば、欧州では1960年代からポツポツとヘイトスピーチ規制が行われるようになってきたとのこと。それらは表現の自由の制限とな
10月15日~16日に全国図書館大会があって、出版流通部会の委員として参加した。場所は代々木公演にある国立オリンピック記念青少年総合センター。割り当てられた教室には、天井からぶら下がったプロジェクタが備え付けられていたのだが、壊れていて映写できない。代わりに可動型のプロジェクタが貸与されたのだが、パワポを収めたパソコンを会場中央のプロジェクタ脇に置かなくてはならなくなり、登壇者と距離ができてしまった。主催者側の我々も遠隔操作用の装置を準備していなかったので、パワポ操作を別の人に頼むか、またはステージから降りて登壇者自身で操作しなければならなくなってしまった。このためページめくりがスムーズにゆかないことがあり、進行に時間がかかり、説明を端折らなくてならない場面がたびたび発生した。このためちょっとした事件が発生してしまったのだが、詳しくは書けない。とにかく、登壇者および参加聴衆に対しては非常に
学校図書館プロジェクトSLiiiC “SWC2015”<報告> 学校図書館プロジェクトSLiiiC(スリック)は,学校図書館支援を目的とした任意団体である。ウェブサイトのユーザー登録者数は279 人で,Facebookのスタッフ用グループメンバー数は14人である(2015年9月28日現在)。SLiiiCは,もともと筑波大学大学院で図書館情報学を学ぶ学生たちが2006年に立ち上げた団体で,ウェブサイトでの学校図書館支援に関する各種情報提供や様々なイベントの企画運営を行っている。 SLiiiCのメインイベントは,毎年(2012年のみ不開催)行われているサマー・ワーク・キャンプ(以下SWC)である。SWCは当初はウェブサイトのコンテンツ充実と関係者の交流を目的としていたが,次第にテーマ性を持った研修会へと性質を変えていった。今年開催したSWC2015のテーマは,「学校図書館と生涯教育」とした。学
ビッグデータ,リトルデータ,ノーデータ<文献紹介> Borgman, Christine L. Big Data, Little Data, No Data: Scholarship in the Networked World. MIT Press, 2015, 400p, ISBN 978-0-262-02856-1. 近年,ビッグデータの活用やオープンサイエンスを支える基盤としてのオープンデータに世界的に注目が集まっている。このような中でカリフォルニア大学ロサンゼルス校のボーグマン(Christine L. Borgman)氏は,データの収集,分析及び利用を扱う「データ・スカラシップ」に関する注目すべき著作を発表した。 本書は次のような問題意識から出発する。「ビッグデータ」は,膨大な発見と洞察の機会を学者に提供するが,適切なデータを持つ方が大量のデータを持つよりも合理的なことが多い。
Code4Lib JAPANカンファレンス2015,東京にて開催<報告> 2015年9月5日から6日にかけて,リクルート本社アカデミーホールにてCode4Lib JAPANカンファレンス2015が開催された。同カンファレンスは,「図書館と技術,Web,ITをむすぶ,図書館員や技術者,その他すべての関係者が集い,アイデアやツールを紹介しあい,先進的な試みを共有し,関係者が出会い,つながるイベント」である(E1486参照)。3度目の開催となる今回は91名が参加し,基調講演1件,通常発表10件,ライトニングトーク21件が行われた。本稿では,今回初めて参加し,発表を行った筆者の視点から,当日の様子および印象に残ったことを中心に報告したい。 基調講演は,小林龍生氏(有限会社スコレックス)による「未来の書物への夢想またはもうひとつのハイパーテキスト論」であった。出版社での編集者としての経験をはじめ,ハ
ウェブサイト・「佛教大学図書館施設ガイド」の構築と公開 佛教大学図書館(以下当館)では,2015年7月1日に「佛教大学図書館施設ガイド」(以下「施設ガイド」)と称するウェブサイトを公開した。「施設ガイド」では,当館内の施設を視覚的に理解できるように,360度のパノラマ画像を用いたバーチャルツアーを提供しているほか,さまざまな当館の機能について,施設画像を通じて理解を深めていけるような工夫を行っている。ここでは「施設ガイド」を構築するに至った背景と構築の過程について,報告しておきたい。 当館の利用者には,多くの大学図書館とは異なる特色がある。それは遠隔地に居住する通信教育課程に属する学生が多数存在するという点である。これらの利用者が,平時に当館を訪れる機会はさほど多くない。しかし,スクーリングが開講されている時期には,学術情報の収集やレポートの執筆を目的として,これら利用者の来館は著しく増加
図書館の自由に関する宣言60周年記念講演会<報告> 2015年8月8日,日本図書館協会(JLA)・図書館の自由委員会(以下委員会)は,松井茂記・ブリティッシュコロンビア大学法学部教授(憲法)を講師に,標記講演会を開催した。松井氏は近著『図書館と表現の自由』で,公共図書館の価値は,国民が多様な情報に接する場であり,国民が図書館を利用することは表現の自由の問題であるとしたうえで,図書館資料の収集・管理と閲覧利用やインターネット・アクセスの場面で生じる利用者,出版者,著者に関わる法的諸問題を論じている。特に蔵書の利用を制限することには憲法的に限界があるとして蔵書の提供制限措置を類型化し,「どのような場合に許されるのか」を考える視点を提供している。委員会は図書館の自由に関する宣言(以下宣言)に関わる新たな問題が起きた時々に法学諸分野の専門家から助言を得てきたが,法学専門家が図書館の自由に関わる問題
お茶の水女子大学「図書館入試」実施に向けたプレゼミナール ◯「新フンボルト入試」とは 本学では,2017年度入学者を選抜する入試から,従来のAO入試を改革した「新フンボルト入試」を開始する。改革の目的は,潜在的な能力,とりわけ大学入学後の学びや社会に出た後に,その能力を大きく伸ばせる「のびしろ」を持った学生の選抜にあり,定員は現AO入試の2倍の20名となる。1810年のベルリン大学創立の立役者であり,潮木によれば「現場密着型の研究と教育の一体化を提唱」した,ヴィルヘルム・フォン・フンボルトに因んで命名された。一次選考を兼ねる文理共通のプレゼミナールと,二次選考(文系「図書館入試」,理系「実験室入試」)の二段構えで,単に知識の多寡を問うのではなく,「課題を探求・発見」し,「必要な資料やデータを活用」し,「オリジナルな解を導き出す」力を測定する。 図 新フンボルト入試全体図 2015年は試行的
10月8日(木)、6限目は「リサーチデザイン」増田知也先生の授業(2回目)でした。 同志社大学 シラバス検索/検索結果/リサーチ・デザイン 増田先生はまだお若いのですが、分かりやすい表現や例を用いて授業をされるのでとても理解しやすいです。同じことを表現を変えて何度か言ってくれるのも、一回でなかなか理解できない私のような者には助かります。 この日は、量的研究と質的研究がテーマで、どっちが優れている、いやそんな争うような問題じゃいだろ、などと研究者が戦わせてきた議論を紹介され、量的研究、質的研究の断絶について受講生とディスカッションを行いました。 一番印象に残ったのは、下の図です。看護学、医学、臨床心理学というものは臨床科学であり、病気を治すなどといった問題解決を目的に研究がされているのに対して、生理学や実験心理学などは因果関係を解明することが主な目的である。私たちが所属している総合政策科学は
10月11日(日)、第6回 OpenGLAM JAPANシンポジウム「オープンガバメント・オープンデータの将来」が開催され、参加してきました。 第6回 OpenGLAM JAPANシンポジウム「オープンガバメント・オープンデータの将来」 #OpenGLAM - Togetterまとめもご参照ください。 今回のイベントは、Web上の百科事典Wikipediaの母体となるウィキメディア財団の事務局長のライラ・トレティコフ氏が来日されることをきっかけに設定されたもので、翌日は「Wikimedia Tokyo meetup with Lila」というイベントも開催されました。私は一日目のみの参加です。 基調講演としてライラさんより、「ウィキメディア財団は何を目指しているのか」「ウィキメディアの図書館やオープンガバメントに関する取り組み」の紹介がありました。 日本は世界で2番目に利用が多く、ライラさ
2015年4月15日の図書館情報学研究入門の授業。佐藤翔先生が「図書館情報学研究のススメ(方)」の話をしてくれました。 その授業で一番印象に残っているのは、『「研究」とそれ以外を意識する』というところで、 図書館情報学の研究論文としては、日本図書館情報学会誌、Library and Information Science(慶応)、情報知識学会誌、図書館界の研究論文、これらについては研究論文であるけれども、図書館雑誌、現代の図書館、情報の科学と技術、カレントアウェアネスなど、原稿依頼をして、著者が自由に書いて、査読もされない(文章表現上のチェックを除く)論文は「研究」ではない。バックグラウンドの情報としては使うことができるが、学会発表や修士論文の書き方の参考にはならない。 と説明されたことです。 大学院に入るまで、図書館に関する論文が掲載された雑誌について「研究とそれ以外」を意識していません
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く