出前の釣り銭をだまし取ろうとして詐欺未遂容疑で逮捕された容疑者の確保に協力したとして、京都府警上京署は、京都市上京区寺町通今出川上るの仕出し店「魚熊」経営・物部九男さん(66)と同、「井上青果店」経営・井上健次さん(68)に感謝状を贈った。 同署によると、物部さんは2月22日、大阪市淀川区、無職冨江昌敏容疑者(64)からすし(2200円分)の出前の注文を受け、近くのアパートに届けた。 1階で待っていた冨江容疑者から「3階にいる妻が1万200円を持っている。ビールを買いに行くので先に釣り8000円をくれ」と言われたが、不審に思い、3階を確認しに行くと、冨江容疑者が逃げ出したため、追いかけた。 トラブルに気づいた井上さんは自転車で追跡し、約200メートル先の路上でヘッドロックや4の字固めで冨江容疑者を確保し、同署員に引き渡した。 プロレスファンの井上さんは、本物のプロレスラーから技の指導を受け