3月8日、カナダ議会議事堂内のレストランにアザラシの肉が登場することが明らかに。写真は2009年3月、カナダ東部で捕獲したアザラシをそりに乗せる男性(2010年 ロイター) [オタワ 8日 ロイター] カナダ議会議事堂内のレストランで、10日からアザラシの肉がメニューに登場することになった。欧州連合(EU)が行うアザラシ製品の禁輸措置に反発する動きだという。 カナダでは毎年3─4月、東岸沖でアザラシ猟が行われるが、EUはこれを残酷で非人道的として、昨年7月にアザラシ製品の禁輸に踏み切った。アザラシは銃で撃たれるか、くぎ付きのこん棒で頭を打たれるという。 一方、カナダ政府は、アザラシ猟が地元住民にとって重要な収入となっているとして、EUと争う考えを示している。