あいおいニッセイ同和損害保険とKDDIが共同出資して設立し25日に開業する「au損害保険」(東京都港区)は24日、目玉商品として自転車利用者向け損害保険を発売すると発表した。自転車事故の賠償高額化が進む一方、それに備えた保険は普及しておらず、注目を集めそうだ。 自転車保険は開業記念として8月31日まで月100円の保険料で発売。自転車乗用中に死亡したり後遺障害を負った場合は200万円、人にけがをさせたり物を壊した場合は1000万円を上限に補償する。保険を利用できるのは当面、auの携帯電話やスマートフォンの利用者(約3000万人)。 自転車は車のような強制加入保険がない。以前は損保各社が自転車専用の保険を販売していたが、保険料が安い割に販売経費がかさむなどしたため昨年3月までに個人向けは全て販売中止となった。 au損保は保険契約を携帯電話で行い保険料も携帯使用料と一緒に徴収することで経費を削減