会社更生手続き中のバイオ関連企業、「林原」(岡山市北区)の再建を支援するスポンサー候補が、韓国最大の食品関連企業、「CJグループ」(本社・ソウル)など国内外の4社程度に絞り込まれていることが31日、分かった。林原の管財人は7月上旬にもスポンサーを最終決定したい方針。関係者によると、受け皿に名乗りを上げた企業のうち、CJグループが提示した買収額が800億円以上と最も高く、スポンサーの最有力候補となっている。 林原は、菓子の甘味料などに幅広く使われている「トレハロース」の生産を国内でほぼ独占。また、抗がん剤の「インターフェロン」など薬品事業にも強みがある。しかし、前社長ら創業一族による野放図な事業拡大で経営が悪化。不正経理も発覚し、今年2月に東京地裁に会社更生法の適用を申請した。 林原のスポンサー選定には食品企業など70社以上が名乗りを上げたが、5月下旬の2次入札で、CJグループのほか、日本た