2010.10.23 修習生の給費制廃止について。 カテゴリ:カテゴリ未分類 この度、司法修習生の給費制が廃止され貸与制になることが事実上確定しました。 しかし、その理由が「司法改革の流れに逆行する」というのが、私にはよく理解できません。 少なくとも法曹人口の多様化、質の向上という面においては「司法改革」は大失敗だったのではないでしょうか。 弁護士数を増やして社会の多くの分野に弁護士資格を持った人材を、過疎地にも弁護士を、というのが司法改革の理念だと朝日新聞で青山先生が書いておられました(少なくとも私はそう理解しました)。 しかし、現実の企業や役所では弁護士受け入れに積極的ではありませんし、過疎地は司法界改革が始まる前から「ゼロ、ワン」地域といって地方弁護士会会員が定期的に赴いたり公設事務所も作られておりました。 ロースクールも「プロセス重視」といいながら、肝心の学生は司法試験対策にいそし
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