すでにチケットがソールド・アウトとなっていたレディー・ガガの“ボーン・ディス・ウェイ・ボール・ツアー”のインドネシアで公演が、イスラム強硬派による脅迫を受けキャンセルに追い込まれる事態となってしまった。 イスラム強硬派は、ガガのセクシー過ぎる衣装と挑発的なダンスの動きが若者たちを“堕落させる”として抗議し、コンサートを開催するなら暴力に訴えるとの脅しをかけていた。言論の自由と民主主義が、穏健なイスラム信仰と見事に融合していると評価されてきたイスラム国家インドネシアにとって、今回の論争はかなりの打撃となった格好だ。 プロモーター側はチケット代の全額払い戻しを約束しているが、ガガのファンたちはコンサート中止の決定に落胆を隠せず、一部には警備上の理由からコンサート開催の許可を出さなかった警察に対して非難を浴びせる者もいた。 6/3に開催予定だったこのインドネシア公演は、当初から開催の是非をめぐっ