1万5000冊以上の本の装丁を手がけ、ことし3月に亡くなった日本を代表する装丁家、菊地信義さんをしのぶ会が、1日に開かれ、親交のあった人たちが別れを惜しみました。 菊地信義さんは、印象的な書体の文字をタイトルに使うなどした、独自の装丁スタイルを確立し、ことし3月に78歳で亡くなるまでに、1万5000冊以上の装丁を手がけました。 1日、東京 千代田区で開かれたしのぶ会には、作家や出版関係者など、およそ150人が集まり、遺影に花を手向けました。 また、歌人の俵万智さんは、菊地さんが装丁を担当した歌集「サラダ記念日」について「写真を使うと聞いて著者近影に使うのかと思っていたら、表紙に大きく出ていてとても驚きました。無名の新人の短歌の本が多くの人に読んでもらえたのは菊地さんの斬新な装丁のおかげです」と感謝のことばを述べました。 会を主催した1人で、菊地さんから装丁を学んだ装丁家の水戸部功さんは「今