プライベートクラウド上の仮想マシンでWeb系システムを運用している。CPUがボトルネックになってきたので、仮想マシンに割り当てるCPUを増やそう――。 当たり前の対応のようだが、実際はそう単純ではない。システム構成を変更すると、ソフトウエアのライセンス料も変わってくる。「CPUを一つ増やすだけでライセンス料が2倍になる場合もあるし、変わらない場合もある」(ソフトライセンス関連のコンサルティングを手掛けるライセンシング ソリューションズ チーフコンサルタントの相田雄二氏)。ライセンス体系を理解して構成を変えないと、無駄なコストを支払う羽目になる。 仮想マシン(VM)の登場でソフトウエアのライセンス体系は複雑化した。サーバー仮想化やクラウドの利用が広まるにつれ、ライセンス料を加味したインフラ設計・運用は煩雑になる一方だ。その結果、「ライセンスをきちんと理解してインフラを設計したり、ソフトを購入
1965年生まれ。兵庫県出身。京都大学工学部航空工学科卒。1991年、コーポレートディレクションに入社。新規事業開発支援、全社経営監査、中長期戦略立案などのコンサルティング業務を手掛けた後、グロービスの設立に参加。グループCOOとしてベンチャー経営に携わる。その間、ベンチャーキャピタリストとして様々なベンチャー企業に投資。2004年、サイバード代表取締役社長に就任。経営改革・事業改革の陣頭指揮をとる。2006年、CSKホールディングスの執行役員に就任。CSK-ISの代表取締役副社長、ISAO代表取締役社長を歴任。2010年1月にダン・ドミトリウ(現CEO兼CTO)とミドクラを創業、現在に至る。趣味はスポーツ全般(特にアメフト)、料理、水彩画。(写真:新関 雅士) 一言でいえば、ネットワークの仮想化技術をソフトウエアで提供する会社だ。サーバーやストレージは既に仮想化・ソフト化され、オンデマン
Amazonクラウドは同社の新しい認定資格である「AWS Certified DevOps Engineer - Professional」(AWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナル)のベータ版の試験を開始すると発表しました。 DevOpsとは一般に、ビジネスゴールの達成に向けて関連する部署が協力するための方法論を中心にしたムーブメントと言えます。DevOpsはツールや方法論が具体的に規定されているわけではありませんが、現実的にはクラウドをプラットフォームとし、アジャイル開発と継続的デリバリのような、運用と開発が緊密になって短いサイクルで繰り返し開発を行う方法論が中心となっています。 Amazonクラウドが認定DevOpsエンジニアの試験を開始する背景には、クラウドの普及を背景にDevOpsへの要求が高まっていることがあるとしています。 As cloud computing b
Photo by Robert Tadlock 今回のpaiza開発日誌は片山がお送りします。 SIerに在籍しているエンジニアで、技術(開発)を中心としたキャリアを積んでいくために、SIerからWeb業界(Webサービス提供系)に転向/転職しようと思っている方は近年増えています。そんな方向けに、SI⇒Web転向で「失敗してしまう人の特徴」と、「上手くいく人の特徴」についてまとめてみました。 ■SIからの人材流出は増えているが、Web転向は狭き門 SIer⇒Web業界への転向成功者、失敗者の特徴を見てみる前に、まずはSI業界とWeb業界の採用動向について見ていきましょう。 昨今、特に飲食業界等を中心として人材不足が叫ばれていますが、IT業界も成長産業のため、常に人材が不足していると言われている業界です。2014年9月18日の日経新聞でも「IT分野の派遣『月収100万円』でも集まらず」という
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます イノベーションは従来よりIT業界に限らず市場の急成長を促し、市場のプレーヤー構造に影響を与え、さらなるイノベーションへの連鎖反応を生んできました。クラウドコンピューティング業界はまさにその渦中にいるといえます。 このような業界では、競合に追いつくことを投資の柱に据えてしまうと、市場シェアを守ることさえも難しくなります。従来型のIT資産との連携といったハイブリッドクラウド的な製品やサービスに注力しすぎるのも、一定期間は効果はありますが、永続的なものであるとは言えません。 パブリッククラウドならではのイノベーティブ(革新的)なサービスを生み出し、従来型のIT資産をクラウドに移行するモチベーションを、ユーザー側が自然発生的に持てるようにするこ
関連キーワード アプリケーション | 業務アプリケーション | クラウドERP | クラウド運用管理 | クラウドサービス クラウドアプリを利用するには、ボタンをクリックする。それだけで、アプリケーションはクラウドに展開される。簡単な作業だ。だが、利用に際しては、オンプレミスのシステムと同程度に綿密な設計と計画が必要になる。本稿では、クラウドアプリ導入を計画するに当たって行うべき6つの作業について紹介する。 関連記事 「これじゃなかった……」、クラウド導入成功と失敗の微妙な分かれ目 クラウド導入で失敗 10の“あるある” やむにやまれず使っています――「勝手クラウド」に頼りたくなる現場の言い分 どうしてこうなった? 勘違い企業のクラウド失敗事例集 もう一目ぼれで失敗しない、「スマホ、クラウド、SNSの正しい選び方」 1.従業員、パートナー、顧客による情報へのアクセス方法を評価する
過去の番組をマルチデバイスで視聴できるサービスは多いが、マルチデバイス向けにサイマル(同時)放送するサービスをフジテレビが本格的に始めた。放送局の懸念を技術的にクリアできる環境が整ってきたからだという。 フジテレビは、24時間総合編成のインターネット有料チャンネル「フジテレビNEXTsmart」を10月1日からニコニコチャンネルで配信している。この配信基盤にMicrosoft Azureを採用しており、パブリッククラウドで総合編成の放送をリアルタイムにネット配信するのは、国内でも珍しい取り組みだ。放送事業者の新たな事業モデルになるのか――。 フジテレビNEXTsmartは、同局のCS放送チャンネル「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」の番組をインターネットでも同時配信する月額1200円の有料サービス。テレビだけでなくPCやスマートフォン、タブレット端末からも視聴できる。 2014年3月
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本IBMは11月10日、事業戦略を説明する記者発表会を開催した。IBMが注力するエンタープライズIT業界が変化する中で「Watson」「クラウドコンピューティング」「エンゲージメント」の3つの領域と、全体を支えるセキュリティへの取り組みに、今後IBMが注力していくことを表明した。 また、年内で日本法人の社長職を退き、米本社に戻るMartin Jetter氏は、東京にクラウドデータセンターを今年末に設置すると発表。エネルギー供給、システム復旧のしやすさなどの面で、東京が最適と判断したとしている。 来日した米IBMのシニアバイスプレジデント、コーポレートストラテジー担当のKen Keverian氏は、「業界そのものが変化しており、IBMも
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