EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

IT市場動向から浮かび上がる現状 ITR プリンシパルアナリスト 生熊清司氏 まずはいま、企業IT市場はどうなっているのかを調査結果から紐解いていこう。ITRは長らく「IT投資動向調査」を続けている。IT予算を金額だけで見ると企業規模に影響されるため、企業の売上高に占める比率で経年変化を見ていく。これでITへの投資動向がつかめる。 低下傾向にあるITの新規投資比率 出典:ITR「IT投資動向調査2016」 調査開始年となる2001年度は1.3%。その後2006年度まで増加を続けて3.2%に届いた。以降は多少の変動はあるものの、おおよそ3%前後で推移している。ただし新規投資で見ると低下傾向だ。 将来はどうか。同調査から「次年度に最重要視するIT戦略上のテーマ」を見ると、上位5項目は前年と同じ。1位から順に「売上増大への直接的な貢献」、「業務コストの削減」、「顧客サービスの質的な向上」、「IT
株式会社本田技術研究所(以下、ホンダ)は2015年からFormula One World Championship(以下、F1)に復活した。復活が決定してほぼ同時に今回紹介する解析チームの準備を進めてきたという。 セッションでホンダの取り組みに話題が移ると、最初に登場したのがDavid Hobbs氏。60~70年代にかけてF1のレーシングドライバーとして活躍し、今ではテレビのコメンテーターをしている。またミルウォーキーにて「David Hobbs Honda」というホンダ車販売店を開業しているため、肩書に「カーディーラー」も並んでいる。 David Hobbs, Professional Racing Driver, TV Commentator, Car Dealer 「私がレースに参戦していたころは私がデータだった」とHobbs氏は言う。ドライバーが計器を読み取り、記憶し、処理し、判断
廣濱 今回は、Oracle VMの仮想環境2台、ファイルシステムはACFSで検証しました。ACFSは、Oracle Grid Infrastructureのインストール時に併せてインストールされるので導入しやすいですし、オラクル社のサポート対象になるので便利です。ところで、ファイルシステムもMySQLしか経験がないと戸惑うポイントだと思います。一般的にClusterwareを使うときってファイルシステムは何を使うのですか? 梶山 OCFS2みたいですね。われわれの出しているアーキテクチャの図でもOCFS2が多いです。OVMのテンプレート使った構成だと、OCFS2になるからかと思います。 廣濱 やったことの詳細はホワイトペーパーにまとめたので、ぜひじっくり読んでもらいたいです。 MySQLで高可用性を検討中なら、Oracle Clusterwareを選択してみませんか? MySQL冗長化の決
Oracle Clusterwareは日本企業の中で本当に使いものになるのか。 オラクル 梶山 隆輔さん(左)と、SCSK 廣濱 顕司さん(右) MySQL冗長化の決定版!“Oracle Clusterware + MySQL”検証レポートのダウンロードはこちら 廣濱 今回、MySQLでOracle Clusterware(以下、Clusterware)を検証しました。その結果をホワイトペーパーとしてまとめまして、ようやく公開にこぎ着けたところです。 梶山 すばらしい。お疲れさまでした。ところで検証やドキュメント公開をしようと思ったのはなぜですか? 廣濱 これまでMySQLで高可用性を実現しようとしたとき、手軽にやるならレプリケーション、データ量が少なく軽いトランザクションが大量に発行されるシステムにはMySQL Clusterがありました。しかし、その中間の決定打がなく、各種ベンダーのツ
複雑化するIT運用管理の効率化にも機械学習 ITオペレーション分析というのは、まだ聞き慣れない。これは、ITシステムを運用する際に発生する各種ログデータなどを収集し、そのビッグデータを分析してシステム運用に関わる意思決定を支援するものだ。このITオペレーション分析のところで、機械学習の技術を世界で始めて用いたのがSIOS iQというわけだ。 複雑化するITシステムを人手で効率よく、かつ安定して管理するのはいまやかなり難しい。それでも扱うものが物理環境だけであれば、目の前に対象のシステムがあり対処もしやすいかもしれない。しかしいまは仮想化が当たり前。そのせいで複雑さは大幅に増しており、同じ目の前のハードウェアでも昨日と今日では動いているアプリケーションが異なるなんてことも日常だろう。つまり仮想化技術によりITシステム環境の柔軟性が増したことが、むしろ運用管理の複雑化を招いているという皮肉な状
ベネッセ事件の功 ―名簿屋問題を考える 山本 はい、ということで第3回プライバシーフリークカフェ開催いたします。よろしくお願いします。今回も、この3人、新潟大学の鈴木先生と、技術者の高木浩光先生、そして私、山本一郎でお送りしたいと思います。 さて、今月先月もいろんなことがありました。その中でも一番冴えたものは、ベネッセ事件がだいぶ続報が報じられて状況がわかるようになってきたかなあ、と。 高木 ちょうど前回、第2回の次の週に報じられましたか、ベネッセ事件は。 山本 はい。突然、ベネッセ大爆発という非常に素敵な話が出ましたけども、実際、事件の概要そのものはもうかなり報じられてきています。 高木 なんか今日も、ドコモの記者会見がさっき4時からあったそうで… 山本 ええ。法人のデータが、1,100人分くらい出ましたっていう話で終わるのかどうかっていうのが非常に微妙なところかと思うんですけれども、出
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