グツグツグツ… 小料理屋三すくみの開店前。 ナメ江さんが好きなイカと里芋の煮っころがしを、お夕食用に作っていました。 「オ芋ガ、ホクホクデ、味ガ染ミテテ、美味シイワヨネ」 「ソウダネ」 ナメ江さん、フロ次さん、スネ文さんがお料理を作りながら、おしゃべりをしています。 「アタシ、オ芋ノ中デ、里芋ガ一番好キカモ、シレナイワ。 後ハおかずニ、なめこノ大根おろし和え。ホカホカご飯二、ピッタリヨネ」 「イイネェ」 「ぽのこ(ポ村のきのこ)ノ、おろしポン酢和えモ、イイワヨネ」 「残念。 今日、なめこモ、ぽのこモ、切ラシテルンダ」 「アラア」 「釜茹でしらすナラ、アルヨ」 「良イネ。しらすノおろし和えモ、お酒ノつまみ二、ピッタリ」 「…」 「オヤ?ナメ江サン?」 釜茹でしらすと聞いた瞬間、ナメ江さんは固まってしまいました。 その時のナメ江さんの、頭の中… “絶賛ナメナメ会議実施中“ 固まりながらも、何や