こんにちは。Toshi@プラントエンジニアのおどりばです。今回は圧縮水素を貯蔵、運搬などで取り扱う上で知っておくべき物性とプラント設計時のポイントについて解説します。水素は「減圧すると温度が上昇する」「臨界温度、圧力が低い」という他のガスではあまり見られない物性を持っています。補足:本記事における「減圧する」というのは、バルブなどを介して膨張する等エンタルピー膨張(ジュールトムソン膨張)を指します。・減圧すると温度が上昇する・臨界温度、圧力が低いそこで、今回の記事ではこれらの水素の物性と水素製造プ... 上記の他に、水素を取り扱う上で無視できない重要な特徴の一つがオルト水素、パラ水素の物性です。これらの水素は極低温領域(-100℃以下)で液化水素を扱うプラントで登場してくる水素です。 クリーンエネルギーとして水素が注目されている時代、水素を効率的に運転・貯蔵するために水素を液化するプラント